3月7日~3月11日
3月11日(金)
震災について考える1日
今日は私たちにとって、とても意味のある一日です。
職員室では朝から、11年前の3月11日のことについて、あちこちでそれぞれの体験談が話されていました。
11年経っても、あのときのことは鮮明な思い出となっているようです。
各学年では、防災の授業が行われました。
道徳の教科書や県知事メッセージ、「そなえるふくしまノート」などを活用し、担任によって授業形態は様々でしたが、教師自身の生身の体験談を交えながらの授業となりました。
午後2時46分には、町の防災無線に合わせて黙祷を捧げました。
1分間というこの短い時間に、子どもたちは何を思ったのでしょう。
黙祷を終えた教室は、またいつもの賑やかさに戻っていました。
昼休みに、学年入り乱れてサッカーを楽しむ子どもたち。
震災のことなど考えずに芝のグランドで思い切り体を動かしていました。
しかし、途中である男子児童が立ち止まってぽつりと独り言。
「ああ、これってサッカー復興杯だ!!」
それを聞いて何か心地よい気持ちになりました。
子どもたちの心には、大切なことはじっくりと染み込んでいるのだと、心動いた瞬間でした。
防災交流授業(6年)
6年生は神戸市立岩岡小学校との交流をしました。
内容は、防災についてです。
神戸市は阪神淡路大震災、楢葉町は東日本大震災の被災地です。
今日の授業では、防災に関して今年お互いに取り組んできたことや自分たちで考えた「防災宣言」を発表しました。
最後にお互いの方向を向いて、黙祷を捧げました。
この交流活動を通して、子どもたちは防災について自分事として捉え始めることができたのではないかと感じています。
自分の身は自分で守る
自分で考えて行動する
頭ではわかっていても、行動につながらなければただの知識です。
今後、学校や自分たちの住む地域の防災の担い手となってくれることを願っています。
以下に、楢葉南北小学校の防災宣言を紹介します。
宣言1 私たちは、自分の命を守るために自分で考えて行動します。
宣言2 私たちは、地域の避難場所を身近な人と確認します。
宣言3 私たちは、物の準備、心の準備をします。
宣言4 私たちは、災害を忘れないように伝えていきます。
3月10日(木)
今日の授業
My Future, My Dream(6年外国語)
6年生は外国語最後の単元で、中学校でやりたいことや将来なりたい職業についてプレゼンテーションを作っています。
今日はお互いに作った作品を見て、感想やアドバイスを書きました。
良い作品を見ることが刺激になり、さらに自分の作品を改善する児童が何人もいました。
iPadを使った活動だと、自分の席に座ったまま友達の作品を見ることができるので密にもなりません。
いくつか作品を紹介しますので、ご覧ください。
そして来週はいよいよ発表です。
これが、小学校最後の外国語授業での発表活動になります。
いままでの力を存分に出してほしいです。
3月9日(水)
南北対抗ドッジボール(業間運動)
今日は久しぶりに業間運動がありました。
今日の種目は南北小対抗ドッジボールです。
青(南小)と緑(北小)の運動着が着られるのも、あとわずかです。
何十年もの間、2着とも大きくデザインが変わることはありませんでした。
今となっては少し古めかしさも感じられますが、卒業生にとってはいろんな思いの詰まった運動着。
新しい運動着も楽しみですが、少しさみしくなりますね。
ベルマークの支援をいただきました
千葉県市川市に住む方から、たくさんのベルマークを贈っていただきました。
手紙も一緒に添えられており、震災の時のご自身の体験や被災地への想い、私たちへの励ましのお言葉が書かれていました。
ベルマークはJRC委員会が管理し、教育活動に有効に活用させていただきます。
ありがとうございました。
委員会
今日は今年度最後の委員会活動となりました。
活動のまとめや次年度の準備に励んでいました。
集会委員会
豆まき集会で使う上下を作成しました。
園芸委員会
花の水やりをしました。
JRC委員会
古切手の集計と感謝状作成をしました。
保健給食委員会
健康ウォークラリーの採点と賞状作成をしました。
スポーツ委員会
それぞれがふり返りを発表しました。
図書委員会
次年度用の掲示物作成をしました。
今日の授業
総まとめ(2年外国語)
2年生は外国語の時間に、これまで習った単語の復習をしました。
黒板一面に貼られたピクチャーカードを、子どもたちはハエ叩きで勢いよく叩いていました。
子どもたちの反応はとても早く、2年生でこれだけの単語をおぼえられたことには驚きました。
3年生からは週1時間の外国語活動が始まります。
楽しみながら、たくさんの英語に触れてほしいと思います。
3月8日(火)
タイムカプセル(6年)
今日は6年生が、タイムカプセルを埋めるために天神岬まで行ってきました。
成人した自分に宛てて書いた手紙や、大切にしているものを袋に詰め、頑丈な容器に入れました。
このタイムカプセルを次に開けるのは成人式です。
自分に宛てた手紙を読んで、過去の自分と対話できるのも、楽しみですね。
余談ですが、この場所は「みるーる天神」という展望台で、見晴らしがとても良く楢葉町木戸地区の復興の様子も見ることができます。
津波の際の避難場所になっていたり、復興の状況がパネルで紹介されていたりと、楢葉町の防災のシンボルにもなっています。
単なる展望台だと思っていた場所が、楢葉町にとってとても意味のあるところだとわかりました。
11日に交流する神戸市立岩岡小学校との授業で紹介することが増えましたね。
町役場の方から、この場所の説明をしていただきました。
今日の授業
くるくる回して(1年図工)
1年生は図工の時間に、紙コップを切ったり色を塗ったりして、くるくる回るおもちゃを作りました。
できあがったおもちゃをお互いに見せ合う様子が見られました。
プロペラ部分の太さを変化させたり、絵を描いたりきれいな模様を描いたり。
くるくる回ることで、プロペラに塗った色が混ざり合うことにも気づきました。
プロペラの形、空気の力、色の組み合わせ、これらは学校教育で学んでいくことです。
紙コップだけでこんなに熱中する子どもたちからは、「遊び」と「学び」は切っては切り離せないものだと気づかされました。
私たち大人も、この子どもたちのように遊びの感覚をいつまでも大切にしたいものです。
3月7日(月)
全校朝の会
今日の全校朝の会は、校長先生からの震災についてのお話でした。
東日本大震災で奇跡的に助かった岩手県釜石地区のお話や、もし私たちが普段の生活をしているときに大地震が発生したら、どう行動するかについてお話がありました。
「自分の命は自分で守る」
「考えて行動する」
小学生といっても、日頃からこのようなことを考えていれば、きっと良い判断をして行動できると思います。
本校では木戸川など、町内各地での体験学習の機会が多くあります。
また、4月からは徒歩による登下校が始まります。
災害は逸発生するかわかりません。
いつも子どものそばに大人がいるとは限りません。
大人が子どもの安全を確保することは大前提ですが、子どもたち自身でもより良い判断ができるよう、本校では学校教育活動をしてまいります。
ご家庭でもこの機会にお子様と「もしも、、、」の際の話をしていただければと思います。
エプロン作成(5年家庭科)
5年生の家庭科で作成していたエプロンが完成しました。
写真のように、ポケットやアップリケなどに、その子の個性が表れています。
何よりも、ケガすることもなく、自分でエプロンを作成できたということが素晴らしいです!
ぜひ家庭でご飯づくりなど手伝うときには、このエプロンを着けて頑張ってください!