深田は日本の東北端にある知床の代表として羅臼岳を選んでいる。
知床の山として深田は海別岳、音根別岳、羅臼岳、三ツ峰、サシルイ、オッカパケ、硫黄山、知床岳の八山を挙げているが、私はこのうち音根別岳をのぞく7山に登り(サシルイとオッカパケは頂上を少し巻いたが、深田が指摘しているように登山道のないハイマツの中は辿るのは楽ではない)、更に硫黄山の手前にある知円別岳にも登ったから、知床の山にはずいぶん登っている。ただし深田の頃に比べて登山道は整備されているので、各段に楽だろう。
深田が登った時は霧がたちこめていて眺望を望めず、羅臼山岳会の記事から引用している。私が羅臼岳に登った時は2度とも同じように霧で視界はなかったが、海別岳、三ツ峰、知円別岳、知床岳などの頂上にいたときは晴れていて、そこから羅臼岳を遠望した。
日本百名山に掲載されている写真はたぶん知床五湖のあたりから見たサシルイ、三ツ岳、羅臼岳ではないかと思うが、羅臼町から見上げる羅臼岳(これも深田は見ていないが、立派に違いないと書いている)は確かに見事で、何度も車を止めて眺めた。
「ラウス平から・・・・硫黄山まで近年道が開かれた」とある縦走路も私はたどり、「硫黄山の外輪をなす岩壁」も見た。その外輪の上に縦走路があり、知円別岳もある。霧の縦走路を行くと花が咲いていた。小さなエゾコザクラやアオノツガザクラ、そして大振りのキンバイソウが咲いていた。
スキーで登った知床岳、知円別岳、海別岳も格別の旅で、知床岳と知円別岳から見た国後島とそこに立つ個性ある山々、特に爺爺岳の二重の姿、そして頂上からの滑走は忘れられぬ想い出となっている。
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深田は日本の東北端にある知床の代表として羅臼岳を選んでいる。知床の山として深田は海別岳、音根別岳、羅臼岳、三ツ峰、サシルイ、オッカパケ、硫黄山、知床岳の八山を挙げているが、私はこのうち音根別岳をのぞく7山に登り(サシルイとオッカパケは頂上を少し巻いたが、深田が指摘しているように登山道のないハイマツの中は辿るのは楽ではない)、更に硫黄山の手前にある知円別岳にも登ったから、知床の山にはずいぶん登っている。ただし深田の頃に比べて登山道は整備されているので、各段に楽だろう。
深田が登った時は霧がたちこめていて眺望を望めず、羅臼山岳会の記事から引用していて、私が羅臼岳に登った時は2度とも同じように霧で視界はなかったが、海別岳、三ツ峰、知円別岳、知床岳などの頂上にいたときは晴れていて、そこから羅臼岳を遠望した。日本百名山に掲載されている写真はたぶん知床五湖のあたりから見たサシルイ、三ツ岳、羅臼岳ではないかと思うが、羅臼町から見上げる羅臼岳(これも深田は見ていないが、立派に違いないと書いている)は確かに見事で、何度も車を止めて眺めた。
「ラウス平から・・・・硫黄山まで近年道が開かれた」とある縦走路も私はたどり、「硫黄山の外輪をなす岩壁」も見た。その外輪の上に縦走路があり、知円別岳もある。スキーで登った知床岳、知円別岳、海別岳も格別の旅で、知床岳と知円別岳から見た国後島とそこに立つ個性ある山々、特に爺爺岳の二重の姿、そして頂上からの滑走は忘れられぬ想い出となっている。
p15 誠諦寺(羅臼山の登山道を開いた西井住職の寺)は今も羅臼町の道の駅の裏付近に実在しているようだ。