この山へは今は八幡平アスピーテライン、樹海ラインという二つの立派な舗装路があり、見返坂Pから1時間もかからずに、観光客姿で楽に登ることができる。霧ヶ峰(車山)と共に一番楽な百名山だろう。
深田の文章を改めて読んでみて、記憶に残っていなかった点をいくつも発見した。「八幡平の平をタイラではなくタイと読むのは八甲田山などに多い「岱」と同義語・・・・タイとは山上の湿地帯の意で、あるいは古語の「田井」から来たのかもしれない。
そして最後に書かれている深田の最初の八幡平というのがものすごい。なにしろ秋田側の鹿角八幡平から馬橇に乗り、たぶん今のアスピーテライン起点あたりからシールで登り、蒸ノ湯(5時間かかったという)から八幡平を横断して松尾鉱山側に下ったのだが、厳冬の1月で猛吹雪に襲われたという。
私の八幡平縦走はいくつかあるが、3月に松尾鉱山跡付近から茶臼岳を越え、八幡平を目指したときは、吹雪いてきたので源太森までで引き返した。5月に畚岳から諸桧岳まで行った時の起点は見返坂Pで、八幡平頂上にも帰りに寄っている。
深田の書いていない畚岳から南に伸びて大深岳、三ツ石山を経て西岩手に至る南縦走路、茶臼岳・松尾鉱山跡から大黒森を経て前森山、安比スキー場に至る東縦走路はまだ何ヶ所か歩き残している。この広大な山をスキーで歩き通したい。
大黒森の「八幡平」の標識:大黒森は私が登った最初期の山の一つ。今はもう閉鎖している八幡平スキー場のリフト・トップから人登りで大黒森頂上に達すると、鐘のある素敵な八幡平の標識が立っていた。もう20年前。今はどうだろう。
茶臼岳から見る八幡平の広大な森と雪原の世界。八幡平・本峰は中央左奥付近、中央の小ピークが源太森、そして右端に傾いた杣角山。
畚岳:八幡平アスピーテ・ラインを車で走ると、行く手に印象的な丸いドームが見えてくる。それが畚岳。
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この山へは今は八幡平アスピーテライン、樹海ラインという二つの立派な舗装路があり、見返坂Pから1時間もかからずに、観光客姿で楽に登ることができる。霧ヶ峰(車山)と共に一番楽な百名山だろう。
深田の文章を改めて読んでみて、記憶に残っていなかった点をいくつも発見した。「八幡平の平をタイラではなくタイと読むのは八甲田山などに多い「岱」と同義語・・・・タイとは山上の湿地帯の意で、あるいは古語の「田井」から来たのかもしれない。東北地方では山上の湿地を御田とかタンボとか呼ぶ例が多い」というのはおぼろげに覚えていたが、八幡平の諸峰として「茶臼、安比、畚」はいいが、「杣角」というのは知らなかった。1,495mというのは安比より高く、目立つ鋭鋒なのかもしれない(茶臼岳から見た姿は傾いた平たいトライアングル)。後生掛温泉の近くの蒸ノ湯(ふけのゆ)にも行ったことはない。
そして最後に書かれている深田の最初の八幡平というのがものすごい。なにしろ秋田側の鹿角八幡平から馬橇に乗り、たぶん今のアスピーテライン起点あたりからシールで登り、蒸ノ湯(5時間かかったという)から八幡平を横断して松尾鉱山側に下ったのだが、厳冬の1月で猛吹雪に襲われたという。私の八幡平縦走はいくつかあるが、3月に松尾鉱山跡付近から茶臼岳を越え、八幡平を目指したときは、吹雪いてきたので源太森までで引き返した。5月に畚岳から諸桧岳まで行った時の起点は見返坂Pで、八幡平頂上にも帰りに寄っている。深田の書いていない畚岳から南に伸びて大深岳、三ツ石山を経て西岩手に至る南縦走路、茶臼岳・松尾鉱山跡から大黒森を経て前森山、安比スキー場に至る東縦走路はまだ何ヶ所か歩き残している。この広大な山をスキーで歩き通したい。
大黒森の「八幡平」の標識:大黒森は私が登った最初期の山の一つ。今はもう閉鎖している八幡平スキー場のリフト・トップから人登りで大黒森頂上に達すると、鐘のある素敵な八幡平の標識が立っていた。もう20年前。今はどうだろう。
茶臼岳から見る八幡平の広大な森と雪原の世界。八幡平・本峰は中央左奥付近、中央の小ピークが源太森、そして右端に傾いた杣角山。
畚岳:八幡平アスピーテ・ラインを車で走ると、行く手に印象的な丸いドームが見えてくる。それが畚岳。
ニッコウキスゲ: 黒谷地に着くと、黒谷地湿原はニッコウキスゲの黄色に満ちていた。こいつはすごい。黄色でいっぱいの夢世界をしばらくふらふらと彷徨う。