1/27 【海外サイエンス・実況中継】ノルウェー工科大学(NTNU)医学部

Post date: Jan 30, 2012 6:35:26 PM

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/ _/ 『海外の大学院留学生たちが送る!サイエンス・実況中継』 _/ Jan 2012, Vol. 53, No. 47 _/ カガクシャ・ネットワーク → http://kagakusha.net/ _/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 皆様、明けましておめでとうございます。 今回メルマガ配信を担当させていただくブラウン大学の石井です。 今回はノルウェー工科大学の医学部に在籍中の児玉さんに プログラム紹介をしていただきます。 最近では北米以外のプログラム紹介も増えきており、ぜひ様々なプログラム を見比べて自分にあったプログラムを選択する際に役立てていただきたい と思います。 それでは、どうぞお楽しみください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ノルウェー工科大学(NTNU) 医学部 癌/分子医学部門 博士課程(PhD Programme in Clinical Medicine) 児玉 洋介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <はじめに> 2008年6月よりノルウェー工科大学医学部博士課程(PhD in Clinical Medicine) に在籍している児玉洋介と申します。同じ北欧の国ということで、前回吉田浩子さん にご紹介いただいたデンマークのPhDプログラムと類似する部分が多々ありますが、 今回は私よりノルウェーでの大学院制度をご紹介させていただきたいと思います。 <ノルウェー(トロンハイム)での生活> ノルウェー工科大学のあるトロンハイム市は、首都オスロから北へ500km ほど離れた北極圏に近い北緯63度に位置します。そのため夏は白夜、そ して冬は太陽の昇らない極夜となります。メキシコ湾暖流の恩恵で、北極圏 近くでありながらも比較的暖かいのですが、それでも寒い日には-20℃ほど になります。冬の厳しさがつらいところではありますが、その代わりにオーロラ を見ることができます(オスロでは厳しいようです)。私が滞在してこの 3年間で、3度オーロラを見ることが出来ました。光のカーテンという例えが まさにぴったりで、色や形を変えながら揺らぐ姿にとても感動しました。 トロンハイムは西暦997年にバイキングの王であったオーラヴ王によって ノルウェー王国最初の首都となり、1000年以上もの長い歴史を誇る古都です。 現在は、人口15万人を有するノルウェー第3の都市として発展しています。 また深い歴史と同時に、トロンハイムはノルウェー工科大学を中心にハイテク産業 の研究所も多く集まっている大学都市でもあります。ゆえに、私が学部時代を 過ごした京都にとても似た雰囲気を持っています。 ノルウェーは、電力供給をほぼ100%水力発電でまかなっていることや、環境保全に 伴う厳しい法律からも分かるように、自然をとても大切にしている国です。国民の ほとんどがヒュッテ(Hytte)と呼ばれる山小屋を持ち、週末や長期の休みを自然の中で 存分に過ごすのがノルウェースタイルです。ここトロンハイムも自然が豊富で、 大学からバスでほんの数分で大自然の真っただ中。ここには大学所有の山小屋があり、 クラブ活動や研究室のメンバーが利用します。当学部も毎年この山小屋で 研究セミナーを開きますが、夏はオリエンテーリングやキャンプ、冬は クロスカントリースキーで交遊を深め、同時に真剣に研究発表・ディスカッションに 取り組む姿から、オンとオフの切り替えのうまいノルウェー人の気質を感じ取れます。 ノルウェーといえばやはりスキー!トロンハイムの町から最も近い(ダウンヒル)スキー場は バスでたったの15分。もちろん雪質は抜群で、日本みたいに混雑もなく、コースは すごくすいていてとても快適です。バスは平日の夕方に出る便もあり、大学の帰りに ちょっとスキーなどと気軽な感覚で行けて、研究の合間のとても良い気分転換になります。 電車に2時間ほど乗れば、お隣スウェーデンはオーレ(Åre)というヨーロッパ最大の スキー場をも楽しむことができます。 福祉国家である北欧諸国に共通する問題として、高い税金による物価の高さがあります。 ノルウェーでは物価の高い北欧の中でも飛びぬけてアルコールの値段が高く、 我々学生にはつらい現実をつきつけられています。ですがその高い税金のおかげで、 公立病院の医療費は無料ですし、私たち外国人をも含め、教育費も無料です。学生生活の 柱であるこの二点で安心出来ることは、学びの地としてノルウェーを選ぶことの 最も大きな魅力ではないかと思います。 <ノルウェー工科大学(NTNU)> ノルウェー工科大学はノルウェーにある4つの国立大学の一つで、7学部2万人の 学生を有するノルウェーで二番目に大きな大学です。大学院教育に力を入れ、 毎年輩出する3300人の卒業生のうち3分の2は大学院生です。42のPhDプログラム があり、現在1000人の博士大学院生が在籍しています。さすがに工科大学と いうことだけあって、ノルウェーのエンジニアの実に85%がこの大学の卒業生です。 歴史のある古い校舎は、文学部や芸術学部が使用していますが、工学系や 医学系は比較的建物は新しく、ガラス張りでカラフルさを特徴とした美しい 北欧デザインを取り入れています。これは、冬季の日照時間の短さ、暗さを 補う大変実用的なデザインだと言えます。 大学付属病院である聖オーラヴ病院はノルウェーにおける拠点病院の一つで、 大学と密に連携をとっていて、物理的にも研究棟、医学部、病院などが 空中通路や地下通路で直に連結しています。そのため、医学部はPhDを含め 充実した各種教育プログラムを備えており、基礎研究だけでなく、臨床研究 にも優れた環境を提供しています。 また、ノルウェー工科大学医学部は、石油産業から得られるノルウェーの 豊富な財源を武器にした遺伝子領域の研究に強みがあります。 インターナショナルな大学を目指しているということもあって、大学の 規定に「クラスに一人でも外国人がいれば英語で授業をしなければならない」 と記されており、ノルウェー語がまったく分からなくても、英語が出来れば まったく問題なく学生生活を送ることができます。幸いにも大学内だけで なく、ノルウェー人は皆英語が堪能なので、私生活も英語で不自由なく 暮らすことができます。先ほど述べた在学生2万人のうち、1100人は外国人学生 で、ヨーロッパ圏はもちろんのこと、中東、アジアやアメリカなど実に 国際色豊かな環境で、プライベートでの会話ではそれぞれの文化的背景 の違いから来る多様な考えに刺激を受けます。ちなみに、アメリカ人学生 から聞いたのは、母国に良い大学がありながらノルウェーに来た理由は、 やはり医療費と教育費が無料であることを挙げていました。 <Ph.Dプログラム> PhDプログラムに応募するにあたって、申請書を提出するのですが、 この申請書で大きくウェイトを占めているのが計画書です。研究内容の 詳細はもちろんのことですが、その研究をするために必要な実験スキルの 習得をどのように行うか、そしてどの授業をいつ取るのかということまで 記載しなければなりません。PhDプログラムを始める前に、自分が学ぶこと、 研究することを具体的にプランニングすることが求められます。この 申請書の提出に加えて、指導教官(教授)との面接があります。ここでは、 候補者の能力的な面を評価するのではなく、性格的な面を重要視するそうです。 というのも、ノルウェーの大学は、研究室内のチームワークや、国際的視野も 含めた共同研究を重要と考えているため、協調性やコミュニケーション能力、 そしてモチベーションが問われます。ちなみにPhDプログラムに入学するに あたっての必要条件として、修士課程での成績の平均が、Aを最高とする AからEの五段階評価で、B以上でなければならないという比較的厳しい条件が あります。このB以上という条件は、ノルウェー工科大学に限らず、 ノルウェー国内の大学での一般的な指標のようです。臨床薬剤師を目指す私は、 ノルウェー工科大学にある42のPhDプログラムのうち、Clinical medicineを 専攻しています。このプログラムのユニークなところは、入学要件に 臨床経験(medical background)を求めているところです。 ノルウェーでは、PhD studentは一般的には研究者として認識されており、 実際に給料が出る雇用者として扱われます。PhDプログラムには3年の フルタイムか、もしくは4年で25%のTeaching Assistantを含む二種類があり、 後者であれば4年間の給料が保障されます。また、Masterプログラムと違い、 PhDプログラムにはセメスター(学期)の区切りは適用されず (授業はセメスターごとですが)、それぞれ個人のプランにのっとって、 いつでも都合のよいときにスタートすることができます。 さて、肝心のPhDの卒業要件ですが、以下のように厳しい内容となっております。 30単位の授業の履修 論文3報の掲載または受理(それら3報は、第一著者であること。かつ、 ある程度のインパクトファクターがある国際的に認められた科学雑誌であること。) 博士論文の提出 最終口頭試問(Defense)に合格すること 1)の30単位の履修科目の内、10単位ほどは必須科目となっています。 その科目はPhDプログラムによって様々であり、私が専攻している Clinical medicineでは医療統計学などが必須科目です。授業や試験方法は 様々で、一般的な筆記試験を行っているものもあれば、口頭試問であったり、 レポート提出で評価するものもあります。例えば医療統計学の授業の進め方は グループタスクがメインで、実際の医学的データと評価項目を与えられ、 その評価に対する適切な統計手法をグループでディスカッションして導き出す というものでした。日本の大学で教育を受けてきた私にとって、海外の大学生 の授業への積極性、ディスカッション能力の高さに驚かされました。自分が 出した回答にきちんとした考えや根拠が求められ、納得がいかなかったら質問され、 詳細に説明しなければなりませんでした。まだまだ英語が不慣れな自分に とって彼らについていくのは並大抵ではありませんでしたが、非常に良い経験 となり、改めて大学が“知識”ではなく“考える”ことを学ぶ場なのだという ことに気づかされました。最終試験は教授による口頭試問で、グループタスクを 行った症例のなかから1つがランダム(くじ引きで。北欧スタイル?)で選ばれ、 自分たちがなぜこの統計手法を選んだかに対して細かく質問を受けると いうものでした。ちなみに必須科目以外は、ノルウェー国内に限らず、 ヨーロッパ全域で単位互換が可能です。実際に私は、世界最北の大学である トロムソ大学で受講したり、国外ではイタリアのボローニャ大学で受講をして 単位を得ることが出来ました。トロムソ大学では授業だけでなく、与えられた テーマに関して論文を読み、それをまとめた30分の口頭発表が2つ。さらに コース終了後に、授業から導き出された問題に関して20ページのエッセイを書く など多くの課題がありました。イタリアでは、文化も言葉も異なる環境で新鮮な 気持ちで授業に取り組むことが出来ました(授業は英語です)。講義自体もちろん 有意義なものでしたが、それだけでなく、各国からの優秀な博士課程の学生達( オックスフォード大学、コペンハーゲン大学、バルセロナ大学、モスクワ州立大学など) と共に時間を過ごせたことはとても貴重な経験となりました。 2)の論文数に関しては、3報というのはあくまで学部の基準であって、 指導教員によりこれにプラスで要件が加えられたりもします。当研究室では 5報が求められています。しかしながら、ハイインパクトな雑誌への論文に 関しては考慮されるようで、以前に修了した博士大学院生は2報しか論文が なかったのですが、1報がScienceに掲載されたということで、必要要件を満た したと認められたようです。 3),4)の博士論文と口頭試問の審査委員を構成する3人の審査員ですが、そのうち 少なくとも1名は学外(外国の大学が推奨)(2名の学外審査員が一般的)から 選出することとなってるのですが、ここが男女平等を掲げるノルウェーの おもしろいところで、その審査員は特別な理由がない限り全員同じ性別であっては いけないと規定されています。つまり、審査員の2人が男性であれば、あと 1人は女性でなければなりません。博士論文の審査には最低一カ月かけることと されおり、最終口頭試問は、博士論文が受理されて初めて受けることができます。 最終口頭試問は公開形式で、友人であろうが、家族であろうが誰でも 傍聴することが出来ます。この最終口頭試問はまさに一日がかり。まずは トライアルレクチャーと呼ばれ、自分の研究分野に関するトピックを審査員が 二週間前に学生に与えて、そのトピックを専門家以外にも分かりやすいような 言葉でレクチャーをするというのが90分、そして昼休憩をはさみ博士研究発表 が60分、そしてその後の質疑応答(Defense)が2時間は普通で、長い時で 3,4時間くらいかかるそうです。公開形式とは言え、この最終口頭試問は 終始厳格な雰囲気で、司会進行役である他研究室の教授は、大学の伝統的な 正装に身をつつみジャッジ(custodian)を務めます。そして学生は、opponent と呼ばれる審査員として召集された2名に対して、defenseをしなければ なりません。Opponentは納得がいくまで質問を続けます。そして、この 質疑応答が落ち着くと、「final statment」に入り、opponentが「 学生がdefenseに成功したことを認め、博士の学位を授与することを貴大学に進言します」 と宣言し、ようやく無事終了となります。 <My 研究室> 私の研究室はとても小さい規模で、教授、準教授を含め全部で6名、 うち2名が研究員、残りの自分を含めた2名が博士大学院生です。小さいが ゆえに教員から手厚い指導が受けられ、かつ研究室のメンバー同志の絆が深く、 フットーワークがとてもよい研究室です。メンバーの全員が臨床経験を 持っており(現役も含めて)、医師、看護師、獣医師、薬剤師と職種も 多様、これに加えて、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、中国、 日本と国籍も多様です。テクニシャンはおらず、実質2名の博士大学院生が 実験の実働要員で、それゆえに独立して実験が出来るようにしっかりと 訓練される環境です。 当研究室は消化器医学を専門としており、元外科医である教授の豊富な 手術経験に基づくマイクロ手術の技術と、学内の他の研究室との共同研究 により得られる優れた遺伝子技術をラットやマウスの動物モデルに用いて、 phenotypeからgenotypeまで病態およびその治療を網羅的に捉える研究を 行っています。また、学べる範囲は研究だけでなく、研究室の現役医師研究員 を通じて、大学院生の私でも大学附属病院にて救急医療の現場や、 サテライト中継の公開手術に立ち会うことも出来ました。 修士課程での1年間の臨床実習および卒業後1年間の病院勤務経験から、 医学研究は、研究と医療現場の密な連携が不可欠であること、また今後遺伝子技術 がますます医療現場に還元されることを強く感じていたので、私の学びたいことに 大変マッチした今の環境を幸せに思います。 <動物実験の厳しさ> ヘルシンキ宣言が行われた北欧であるせいか、ここでは動物実験に対する規定が とりわけ厳しいです。動物舎は厳重に管理され、動物を極力苦しめないような 配慮が実験者には義務付けられています。動物実験は研究目的のみであり、 手術練習目的には認められません。したがって、本実験は練習なしの ぶっつけ本番となります。 さらに、動物実験を行う者には免許が必要で、その免許取得に一週間の 集中講義を受けなければなりません。免許取得の条件は ・35時間の講義の受講 ・24時間の自己学習(自習課題あり) ・3日間の実技演習(一週間の集中講義とは別) ・筆記試験 となっています。この免許はFELASA(Federation of Laboratory Animal Science Associations) という機関が発行するもので、ヨーロッパ全域で通用するそうです。ノルウェー だけなのかもしれませんが、講義内容は幅が広く、マウス、ラット、モルモット、 犬、豚などに加えて、魚やあざらしなどの海洋生物も含まれます。 余談ではありますが、実験に使用された動物の数は各国ごとで毎年集計 しなければなりません。そして、魚を用いた研究は1実験につき検体数を多く 使うようで、海洋研究のさかんなノルウェーでは、見かけ上の動物実験数が ダントツになってしまい、体裁が悪いそうです。 <最後に> 博士課程を目指すにあたり、研究室の選択を国内だけに限らず、英語圏以外も 含めた海外にも持つことで、自分に合ったプログラムを探し出せる可能性が 大幅に増えます。その結果国内の博士課程に進学をしたとしても、自分の 選択そして学位に強い自信が持てると思うのです。海外だからと言って臆する ことなく、是非ともチャレンジしていただきたいと思います。 最後になりますが、医療と教育の無料に加えてもう一点ノルウェーの 魅力的なところ。それは、ノルウェーがノーベル平和賞のホスト国で あることからも、とても平和な国であることです。犯罪に過度に怯えること なく、安心感をもって暮らしています。 しかしながら、この度のテロ事件には大変衝撃を受けました。オスロには 何度も訪れたことがあり、見覚えのある風景が木端微塵に吹き飛ばされている 映像がとても信じられませんでした。オスロには友人がたくさんいて、 現場近くに居合わせた彼らの話はリアルで恐ろしく、爆発現場近くのオフィス にいた友人はビル全体で爆発の衝撃を感じたと言い、また現場からほんの 500メートル先にいた友人は帰宅後靴の裏をみたらガラス片がびっしり だったと言います。ここトロンハイム出身の若者の犠牲者も多く、市内の 建物のところどころに写真と花束が飾られているのを見ると心が痛みます。 一方で、ノルウェー国首相は、暴力に対してはより一層の民主主義で応える という力強いコメントを残し、また、人々は人種や宗教を超えて、犠牲者への 追悼および平和への結束で集うなど、平和の国への基盤をより固めるきっかけ となりました。 犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 編集者自己紹介 ─────────────────────────────────── 石井洋平 2007年上智大学物理学科卒業 2007年-現在 Brown University の Materials Science に入学。 イオンビームを用いたself-organized ナノパターンの研究に従事。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 編集後記 ─────────────────────────────────── 去年はアメリカ東海岸では記録的な大雪でプロビデンスにあるブラウン大学も 非常に大変でしたが、今年は非常に暖かく、先週末に雪が降ったのですがもう雨で 溶けてしまいました。今年はとても過ごしやすいです。(石井) ━━━━━━━━━━━━━━━━━ カガクシャ・ネットワーク http://kagakusha.net/ (上記サイトで無料ユーザー登録後、バックナンバー閲覧可) 発行責任者: 山本 智徳 編集責任者: 石井 洋平 メールマガジンの登録と解除: http://www.mag2.com/m/0000220966.html ご連絡はこのメルマガに「返信」または以下のページから: http://kagakusha.net/Mailform/mail.html 友人・お知り合いへの転送は自由ですが、無断転載は禁じます。 転載ご希望の際は必ずご連絡ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━