バス通り
リハビリをするため階段を杖で降りて、いつものように
妻の用意する車椅子に腰をおろす。
「今日はちょっと時間があるから遠くへ」
といって妻が向かったのは団地を通るバス通りの歩道。
幅2メートルのアスファルトの平な道の脇にちょうど杖代わりに右手を添えるバーがある。
向こうのほうにバス亭が見える。
元気な頃毎日のように使ったところ。
私はその20メートル手前で椅子を立って杖とバーを使って歩き始めた。
2020/9/24
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