この作品は1992年6月のロシア、サンクトペテルブルクを舞台にした警察小説である。本作に登場するホテルやレストランの名前は、すべて作者の想像である。また、ロシアの警察組織-民警についても、作者の想像が多分に含まれていることを留意していただきたい。
この作品の核となる部分を書くことにある時期、悩んだこともあった。しかし、この作品を読むことによって、なにがしかの思いや考えを感じてもらえたら、幸いである。