▼あらすじ▼
ミリタリー雑誌の記者で戦車道を取材している私は先輩記者に誘われて、1軒のロシア料理店に入る。その店で酒に酔った先輩が語り始めたのは、以前にプラウダ高校に在籍していたある留学生のことだった。己の青春だけではなく、生命も戦車道に捧げようとしたその留学生の姿に私は次第に惹き込まれていくが・・・
▼前書き▼
黒森峰が《ティーガー》を初めて戦車道大会に投入したら、プラウダはさぞかしクルスク戦車戦のようなショックを味わうのではないかという妄想の産物です。この小説の世界線では、まだ各学校とも戦車砲は75(76)ミリ砲が最大の戦車しかなかったという設定です。