「全世界が息を凝らすだろう!」
1941年6月22日、戦争の火蓋は突如として落とされた。ドイツ軍がソヴィエト連邦へと侵攻を開始したのである。ドイツ軍の快速装甲部隊が目指すは、「赤い首都」モスクワ。待ち受けるソ連軍は、「電撃戦」の異名を取るドイツ軍の奇襲を前になす術もなく、無残な敗北を続けた―。