事件の始まりは、上野南署にかかってきた1本のタレコミ電話だった。マンションで発生した小学生の墜落事故が、実は「殺人」だったというのだ。犯人として名指しされた小学生の父親は心臓発作による死を遂げ、残されたのは物言わぬ参考人のみ。真壁仁は48時間の拘留時間内に参考人を「落とせる」ことができるのか。
真壁仁、上野南署時代の記憶。