「これは全世界への狼煙となるだろう」
1943年7月5日、ヒトラーは戦車・突撃砲3000両、航空機1800機をもって、クルスク突出部に対する「城塞」作戦を発動した。ドイツ軍の装甲師団はクルスク南方のプロホロフカにおいて、ソ連軍の戦車部隊と「史上最大の戦車戦」を繰り広げるも、兵力不足から劣勢に立たされてしまう。防御態勢を立て直したソ連軍は、ただちにドニエプル河西岸への怒濤の進撃を開始する。