学び方には何種類もある。ベートーヴェンのように、膨大なメモを取ることによって学ぶ人がいる。スローンは会議中にメモをとらなかった。中には、自分が話すのを聞きつつ学ぶ人がいる。あるいは、実際に仕事をしつつ学ぶ人がいる。
得意な学び方はどんなものかと聞けば、ほとんどの人が答えられる。では実際にそうしているかと聞けば、そうしている人はほとんどいない。(p205)
仕事の仕方、コミュニケーションの仕方に続いて、学び方の特徴について触れられた部分です。
ベートーヴェンは、作曲するときに楽譜の断片をたくさん書いたが、それらを見ることはなく、「一度書けば忘れない。だからもう見る必要はない。」といっていたという逸話が紹介されています。
スローンというのはGMを育て上げた人物で、会議中はメモを取らなかったが、会議終了後に出席者に対して手紙を書くことで、忘れないようにしていたとのことです。
書いて学ぶ、話して学ぶ、聞いて学ぶ、行動して学ぶ、いろいろな学び方がありますが、これも自分にあった方法を知りその方法で学ぶことが成果を上げる鍵となるのです。
There are probably half a dozen different ways to learn. There are people who learn by taking copious notes—the way Beethoven did. But Alfred Sloan never took a note in a meeting. There are people who learn by hearing themselves talk. There are people who learn by writing. There are people who learn by doing.
When I ask people, “How do you learn?” most of them know it. But when I then ask, “Do you act on this knowledge?” few do.
2014/9/3