自らがどのような仕事の仕方を得意とするかは、特に知識労働者にとっては、強みと同じように重要な問題である。
実際には強みよりも重要かもしれない。ところが驚くほど多くの人たちが、仕事にはいろいろな仕方があることさえ知らない。そのため得意でない仕方で仕事をし、当然成果は上がらないという状況に陥っている。(p199)
人の個性に関係なく仕事の仕方は皆同じだと思い込んでいる一つの原因は、学校での学び方にあるとドラッカーは指摘しています。
学校では一人の先生が30〜40人の生徒を相手に、画一的な授業を行い、生徒はその中で学んでいくのが当然だと思っています。
しかし、現在の社会では、情報技術が一人ひとりにあった学び方を選べるようにしていくことができるだろうと予測されています。
学校を出ても学び続けることが必要な社会になっている現在では、自らの学び方、仕事の仕方にどのような特徴があるのかを理解していないと、強みを発揮するための大きな障害を自ら抱えてしまう事になるので、注意しなくてはなりません。
How Do I Perform? is as important a question—and especially for knowledge workers—as What Are My Strengths?
In fact, it may be an even more important question. Amazingly few people know how they get things done. On the contrary, most of us do not even know that different people work and perform differently. They therefore work in ways that are not their ways—and that almost guarantees nonperformance.
2014/9/1