一世紀前のマネジメントの先駆者たちは正しかった。確かに構造は必要である。企業、政府、大学、病院、協会、軍のそれぞれが、あらゆる生き物と同じように、構造を必要とする。
しかし彼ら先駆者たちは、唯一の正しい構造というものがある(あるいはあるはずである)との前提においては間違っていた。
したがって今日必要とされている者は、それぞれの仕事に合った組織構造の探求であり、発展であり、評価である。(p18)
本章で述べられてきたのは、組織構造にこれが正しいという唯一の答えはなく、一つの組織の中に複数の構造があり、それは状況や場面で使い分ける必要があるということでした。
そして、そこで働く人たちも、同時に異なる組織構造の中で働くことを認識しておかなければならないとしています。
「ころころと組織を変更するトップは何を考えているのか分からない」と嘆くばかりではいけません。もちろん、その変化によって何を成し遂げようとしているのかは組織として共有すべきですが、個々の人たちにも考え続けていくべき責任があるのだと思います。
The pioneers of management a century ago were right. Organizational Structure is needed. The modern enterprise—whether business, civil service, university, hospital, large church or large military—needs organization just as any biological organization beyond the ameba needs structure.
But the pioneers were wrong in their assumption that there is—or should be—one right organization.
So management needs to learn to look for, to develop, to test.
2014/6/6