フィードバック分析からは、いくつかの行うべきことも明らかになる。
第一は、明らかになった強みに集中することである。
第二は、その強みを伸ばすことである。
第三は、特に重要なこととして、無知の元凶ともいうべき知的な傲慢を正すことである。
第七は、並の分野での能力の向上に無駄な時間を使うことをやめることである。強みに集中すべきである。無能を並の水準にするためには、一流を超一流にするよりも、はるかに多くのエネルギーを必要とする。
第三に挙げられている知的な傲慢というのは、専門外のことを意図的に軽視するような態度のことを言っています。設計や製造を担当する者が経理のことなど知らなくてよいというような態度をとるといったことです。
第四、第五、第六を飛ばしましたが、実はここにあまり他では見られない「人との接し方」についての記述があります。
人との接し方が悪い(挨拶ができない、お礼が言えないなど)と言ったことで、みすみす成果を上げられなくしている人が若い人に多い、という嘆きに似た表現です。もし、フィードバック分析によって、素晴らしい仕事なのに人の協力を必要とした時点で頓挫するようなことが分かったら、それは礼儀に欠けていたと反省すべきなのかもしれないとしています。
Several action conclusions follow from the feedback analysis.
The first, and most important, conclusion: Concentrate on your strengths.
Second: Work on improving your strengths.
Of particular importance is the third conclusion: the feedback analysis soon identifies the areas where intellectual arrogance causes disabling ignorance.
The final action conclusion is to waste as little effort as possible on improving areas of low competence. Concentration should be on areas of high competence and high skill. It takes far more energy and far more work to improve from incompetence to low mediocrity than it takes to improve from first-rate performance to excellence.
2014/8/31