【大成功】バイクエンジンの熱で缶コーヒーを温める(温度測定)
2015年1月からスタートしました。
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オリジナリティ ★★★★★(自己判断)・・・有りそうで無い缶コーヒーウォーマーを実際に作ってみました。
【関連ページ】 真冬の房総ツーリングの楽しみ方 東京湾フェリーの搭乗員の若者に見つかってしまい、ホームページを紹介しました。
【有りそうで無かった缶コーヒーウォーマー】
ツーリングの途中で温かい缶コーヒーを飲みたくてエンジンの熱で暖める缶コーヒーウォーマーを自作してみました。
有りそうでないのではないかと思っています。
設置場所としてはシリンダー冷却フィンの後ろ側、ミッションケースの上にある空間を利用しました。
空冷(油冷)のCB1100ならではかもしれませんが、真冬の街乗り走行で約30分でホルダーの温度は75℃まで上昇
調理用のバイメタル温度計で測っています。
コーヒー自体はおそらく55℃~60℃。自販機の設定が55±3℃ですので少し暖かめですが大成功!
大きい缶にも小さい缶にも使えます。
アルミ缶、鉄缶だけでなくプラスチックの容器に入った日本茶にも問題無く使用できます。
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温度測定のグラフです。
30分ぐらいでほぼ75℃程度に達し安定して温度を保っていることがわかりました。
※グラフの青線は缶コーヒーを入れない場合。放熱が大きいためかやや低い温度
※60分でエンジンを止めると冷却オイルが流れないせいかヒートソークバックで少し温度が上がりました。
初めにネットで調べたり、缶コーヒーを直接エンジンの上に置いて試してみたけどなかなか温度は上がりませんでした。
【作り方】
接着材は全て150℃耐熱の2液混合エポキシ接着材を使用(商品名:メタルロック)
①アルミ板t0.5を巻いてホルダーを作る
・直径は太めの缶コーヒーに隙間分の紙を巻いてからアルミ板を巻きつける
・熱を受け取る冷却フィン側は熱抵抗を減らす為にアルミを数枚重ねて接着
・接着剤が固まるまではテープと輪ゴムで固定しました。
②ステーを接着
・L字型のステーをホルダーに接着
・ホルダーは缶コーヒーを取り出しやすい向きに傾けて現物合わせで接着
③ホルダーの外側と底に断熱材としてゴム板(耐熱60℃)を巻きつけて接着
④L字型ステーをエンジンの冷却フィンにたっぷりの接着剤で結合
⑤タニタの調理用温度計を接着
・測温部分が先端から4cmぐらい必要なので熱伝導に期待してアルミをグルグルと巻きつけてから先端をホルダーに接着
おそらくエンジンの冷却フィンは120℃ぐらいにはなりそうですが、直接缶を接触させてもほとんど温まりません。
点接触や線接触では熱抵抗が大きすぎる(入熱量が少ない)のと、一方で缶コーヒーの大きな表面積からの放熱が大きいからと思われます。
入熱経路をしっかりと確保することと外部への放熱を極力断熱することがキモと思います。
断熱材にしたスポンジゴムです
タニタの温度計は先端を接着剤で固定して熱が伝わるようにしました。
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