知らないとを損をする任意保険の話

2015年1月からスタートしました。

ご訪問ありがとうございます

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【このページの目次】

バイクに任意保険は要らないと思っている方へ

ナギサさんから聞きました・・裏技の情報源

保険の等級とは

通販型と代理店型・・どっちがいいの?

バイクには人身障害特約が必須かも・・自分を守る保険

人身にいくら掛ければよいのか・・命の価値は年齢で決まる!?

保険を解約する時に忘れてはいけないこと・・中断証明書

保険会社と折り合いが付かない場合の最終手段・・「それを言っちゃおしまいよ!」

携行品損害請求って知ってました

改造車の場合でも任意保険はおりるか・・不安に思っている方へ

4輪保険のファミリーバイク特約とは・・超高い子供の保険を安くする

複数のバイクを任意保険に加入する場合・・・人に付く保険ってないの?

どこで加入するか

民事責任と刑事責任・・交通刑務所の話

うぉぉ~飛んでいる!

これに非常に近い状況を数年前に高速道路を走行中に実際に目の前で見ました。→実際に出会った怖い経験

バイクは危険ですね~?

皆さんご存知かと思いますが有名な芸能人の方も事故に会われています。 →バイク好きの男性芸能人

千原ジュニアさん→11年後にライダーに復帰

萩原流石さん →警察車輌に巻き込まれました。ご冥福をお祈りします

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【バイクに任意保険は要らないと思っている方へ】

三井ダイレクト損保のインターネット調査によれば排気量によらず9割近い方が事故に会いそうになった経験があります。

「三井ダイレクト損保調べ」

にもかかわらず自動車の任意保険の加入率8割程度に対してバイクの任意保険の加入率は3割程度と非常に低い現状があります。

バイクの任意保険の加入率がこんなにも低いのかいくつかの説があります。

①趣味性が高く使用頻度が少ないから

車よりもバイクは休みの日にだけ乗る人が多い。

過失割合が少ない

バイクは車よりも交通弱者であり事故をおこした場合に過失割合はバイクが有利になることが多いという誤解。

③自分の運転技術への過信

リターンライダーや長年バイクに乗っていて過去に大きな事故を起こしたことの無い方にありがち。

経済的な理由

こちらは学生や20代前半に多く経済的にバイクの保険料を払えないという方。自分もかつてはそうでした。

自転車の延長意識

自転車の延長の感覚でバイクに乗っている方。原付の人など。

保険の知識が少ない

知識がないのでバイクの任意保険の必要性も分からず必要ないと思いこんでいる場合

周りを見て

周りのライダーがバイクの任意保険に加入していないから大丈夫だろうと考えてしまう悪循環

しかしよ~く考えてみてください

趣味性が高いからこそ加速を楽しんだり、車ではいけないようなちょっと危ない道に挑んでみたりしませんか?

他の車からの視認性が低くヒヤッとする場面もしばしば経験します。

また細い道へ入ることも容易なので自転車や歩行者との接触事故も実際に多い。

さらにバイクは体がむき出しの状態で乗るので自分や搭乗者が大怪我をする可能性が高い。

自分がいくら安全運転に徹していても無謀運転に巻き込まれることも多い。

任意保険はあなた自身と周りにいる大切な人を守る為のものです。

バイクの任意保険に加入していない方も加入している人ももう一度保険について考えていただけると幸いです。

責任もあり良識のあるリターンライダーなら任意保険に入っているのが当然と思います!

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【ナギサさんから聞きました】

今回はとても硬くて難しい話に挑戦します。

でもなるべく要所をわかりやすくと思いますので是非じっくりと読んでほしい重要な内容です。

今までは任意保険については約款も読んだことがなく会社関係の保険代理店のお姉さんの説明どおりに契約していました。

ほとんどの方はそんなモンではないでしょうか?

ところが定年退職した知り合いの先輩の中にはもらい事故に会うたびに車やバイクがドンドン良くなる方がいました。

いわゆる事故太り・保険太りというのでしょうか?

本名は伏せてシンドバッドが大好きなナギサさんとしておきます。

ナギサさんによれば「脅してはいけないが保険金は保険屋も知らないことまで勉強して勝ち取る当然の権利」だそうです。

話を聞いていると保険屋さんにとってはとってもイヤな客だろうな?と思ったこともありますが勉強の努力には感動しました。

このページで紹介する内容はどしろうとの私が断片的に聞きかじった話を思い出したり調べなおしたりしてまとめています。

したがって全体の中で大切な話が抜けていたり間違った情報である可能性も充分ありますのでそのつもりでお読みください。

少しでもおかしいなと思ったらプロの保険屋さんに聞いてください。

ナギサさん以外にもユーチューバーで有名な東村山市のバイク屋二宮祥平さんも任意保険にたいする執念は凄くてわかりやすく解説しています。→ホワイトベース保険講座

動画を見ているうちに「そうだ!任意保険のことを調べてまとめておこう!」という気になりました。

どんなに安全運転をしていても不幸にももらい事故で大怪我をした場合には数百万円以上となる場合も多く家族にも大きな負担を与えてしまいます。

任意保険に入っていない加害事故は一家離散の家庭崩壊のトリガーになります。

法的に決まっている自賠責保険は確か対象者が1名で120万円が上限だったかと記憶しています。

任意保険なしではわれわれ一般ピープルでは一生を棒に振るようなどうしようも無い状況になります。

見舞金が出るだけなのか、入院治療費だけなのか、業務利益保証は、障害者になった場合の将来の保証は、タンデムの同乗者の分は?、もらい事故なのに相手が任意保険に入ってなかったら?・・・・

これらは全て特約などの契約内容によって全く異なってきます。

またバイクと4輪車と比べてみた場合、対人や対物の加害者になる確率は心がけ次第でまあ同等、建造物を破壊する力はトラックなどにはかないません。

一方些細なことでも転びやすく身を守るガードにも囲まれておらず、シートベルトも無いことから自分自身や搭乗者の怪我の補償に特に注意を払うことが必要ではないかと思います。

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【保険の等級とは】

6等級を基準に1から20までの等級によってかなりの価格の違いが有ります。

保険額は最大の50%割り増しから最小の60%割引きまで変化します。

保険会社も利益を出すために顧客の「事故の起こしやすさ」をもとに保険料に差をつけます。

最初に契約すると6等級から始まり、一年間無事故で保険を使わないと翌年には+1されて7等級になります。

但し14年間無事故を続けて20等級が上限です。

一方事故で保険を使ってしまう-3等級されてしまいます。

些細な事故の場合に保険を使うか自腹で払うかはこの3等級ダウンによる翌年からの保険料の増加とを比較して決定します。

保険業界では11~20等級を優良等級、1~3等級を劣悪等級と呼ぶようです。

基本的に任意保険は人に付くのでバイクを乗り換えても引き継がれます。

ただし、四輪車、原付、125ccまで、中型以上はそれぞれが別の保険として存在し互換性はなく等級は引き継がれません。

例えばそれまで125ccで10等級まで行った場合でも大型バイクに乗り換えると初年度は6等級からスタートします。

それを考えると原付から小型、中型、大型とじょじょに免許を限定解除するよりも最初に大型免許を取ったほうが保険上は有利です。

等級と割引き率の表を見るとある程度等級が上がると保険を使ってー3等級されても割引率が変わらないことがわかります。

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【通販型と代理店型】

どちらがいいかは加入者の金銭的などの事情考え方、保険に対する基礎知識の有無によって異なるので一概には言えませんが・・・

バイク保険格安比較サイト

最近テレビで何とかダイレクト、顧客満足度90何パーセントというコマーシャルをよく目にします。

安さが命の保険ですが注意して聞いてみるとゴールド免許、20等級(最優良等級)、レジャーなどたまにしか乗らない田中さんの場合・・・とか言っています。

24時間365日オペレーターが対応とかもありますが電話をするとほとんどは保険会社の外注のコールセンターのオペレーターと繋がるそうです。

また細かい契約内容はパソコンに向かってカチカチと「はい」を押したり条件を選択して全て自分で決定していきます。

一方で代理店型は保険のプロである担当者からみっちりと説明を受けて特約をつけて自分に適した保険を構築していきます。

したがってお客の立場にたってプロの知識と経験を駆使する担当者の力量が問われます。

あまり知られていないと思いますが代理店には保険会社の付けた格付けがあるそうです。

一番上のプロ代理店の格付けの方に当たるかどうかは運次第のところがあります。

どちらがいいかは人それぞれですが、ざっくり言うと通販型は事故らない高い等級でめったに車やバイクに乗らない人にターゲットを絞って利益を確保して安く抑えてます

それに対して代理店型は等級の上下に関係なく満遍なく扱っているよう思います。

例えば通販型で10等級まで行った人が一度保険を使って7等級まで落ちると次回に契約を更新できなくなることもあるそうです。

幅広く保証し人件費が掛かる分だけ月あたり1000円チョッとは代理店型のほうが高くなってしまいます。

気兼ねなく質問できるかなどの自分との相性の問題もあります。

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【バイクには人身障害特約が必須!かも】

任意保険に入っているほとんどの方が人身障害補償保険に加入しているのでいまさらとも思いますが、二輪ライダーに限ってみると知らない方もいらっしゃるかも知れません。

任意保険の基本は自分が加害者になってしまった場合の相手への保証です。

バイクの場合はついぼぅ~として追突することが多くその場合の過失割合はほぼ間違いなく10:0でバイクが悪いということになります。

車と違ってバイクの場合はチョッとした事故でも自分や搭乗者が大怪我をしてしまうこともまれでは有りません。

搭乗者(傷害)保険というのも有りますが怪我をしたらお見舞金がでる程度です。

タンデムで奥さんや子供を乗せる場合には親族免責となっているので注意が必要です。

同居親族でなくてもです。どこまでが親族なんだろうという疑問が残ります。

調べてみると保険に出てくる「同居の親族」の「親族」とは「6親等内の血族または3親等内の姻族」を意味します。

図でわかるようにかなり広範囲です。(丸の中の数字)

奥さんや子供どころかほとんどの親戚は搭乗者保険では免責なのでタンデムできません

ではタンデムではくて三人乗りの場合(サイドカー)はどうなの?

自賠責保険では対象が一人までで120万円が上限です。

まだ出来て20年は経っていない比較的あたらしい保険として人身障害特約というのが有ります。

これは怪我をすることの多いバイク向き。保険屋さんが積極的に言ってくれるとは限らないので是非自分で調べて検討してみてください。

人身障害特約とは一言でいうと自分と搭乗者に対して幅広くカバーする保険です。

まずは相手の保険が降りる前にすぐに見舞金がでます。搭乗者保険と両方入っていたら重複してもらえます。

怪我が長引いても治療費が出ます。いわゆる通院保証です。

さらに後遺症が残っても一生涯フォローしてくれます。

また仕事が出来なくなった分の給与保証も付きます。

相手が任意保険に入ってない場合でも加害者の場合でも適用されます。

さらに、さらに、何と! 保険を使っても等級が下がらないという利点があります。

これだけの内容なので保険会社によっては初年度は5000万円までしか掛けられないとかの制約があります。

かつて保険金詐欺などに利用されたとの情報もありますが決して悪知恵を働かせてはいけません。

犯罪者になってしまいますから!

さらに自賠責保険の保険金が支払われない無責事故三大要因でも有効です。

事故の被害者になった場合でも相手方の自賠責保険から賠償金が補償されないケースがあります。

それは被害者に100%責任がある事故の場合で無責事故といいます。

よくある無責事故としてあげられるのは無責事故の三大要因と言われる被害車両側が「赤信号無視」「センターラインオーバー」「追突」をした場合です。

このような場合でも過失割合に関係なく補償がされる人身傷害補償保険では補償されます。

保険の対象には大きく物損と人身がありますがバイクには基本的には車輌の保証がなく自分のバイクの修理には車輌保険への加入が必要です。

ただし事故前と同じ状態まで戻すための保険ですが車と違ってバイクの場合の時価評価額がはっきりしていません。

車のように年式と距離だけでは見積もれないレアの価値があるからです。

交渉するときは恐喝といわれて刑事事件に発展しないようにネットなどを駆使して客観的な証拠を準備することと被害者側との信頼関係が大切です。

保険会社は自分の顧客の意見を重視する傾向があるそうです。

トラブルを回避する目的で対物全損時修理費用差額特約というのもあるそうです。

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【人身にいくら掛ければよいのか】

保険業界では必要上命に値段をつけています。

われわれリターンライダーの値打ちは無いということです。

人に対する保険金額は基本は遺失利益を基に決められます。

遺失利益とはその人が今後働いて稼いだであろう額です。

67歳が上限になっていますので20歳の若者は47年分、60歳のリターンライダーの命の価格は7年分です。

したがって若者ほど多額の保険を人身に掛けておくのが本来の姿です。

【保険を解約する時に忘れてはいけないこと】

解約と聞いてすぐにピンとくる方は読まなくてもよいかも知れませんが・・・

とくに等級を育てて優良等級の解約の場合に忘れてはいけないのが自動車保険中断証明書です。

これを出しておかないとせっかくの等級がチャラになってしまい次に乗るときに6等級からのスタートになってしまいます。

等級は自動的には引き継がれないので要注意です。

受理されるためには乗らなくなった正当な理由を証明する必要があります。

例えば廃車したとか盗難にあったとか・・・

一度取ると等級の引継ぎは10年間有効です。

ただし復帰できるのは中型なら中型というように同じ区分の車輌の場合です。

もし忘れていても請求期間は解約から13ヶ月以内であれば猶予されています。

今知った人で該当する人はすぐに保険会社に走ってください。

【裏技紹介】

知っていましたか?とっても不思議なのが同居の親族には譲渡できるということです。

これを使うとっても有利な裏技があります。

ご存知のように20歳以下の子供の保険料は超ウルトラ高い!

こんなときにもしパパじいちゃん優良等級のバイクの保険を解約して譲渡すると18歳の子供でも17等級とか20等級から始めることが出来ます。

友達からは「お前はいくつの時からバイクに乗ってんだ!」と羨ましがられること必須です。

ただし保険の解約には盲点があります。

劣悪等級で解約した場合は13ヶ月の間は強制的に自動的に引き継がれてしまいます。

しかもその間に同居の親族が新規に任意保険に入ろうとすると6等級ではなく引き継いだ劣悪等級からのスタートになってしまいます。

兄ちゃんのせいだ!とかの兄弟げんかの元になる可能性があります。

この13ヶ月の間に同居の親族が劣悪等級を引きつがないためには125cc以下、中型、四輪とか区分の異なる保険に入るしかありません。

優良等級は自己申告劣悪等級は強制的に継続というのは保険屋寄りで何だかな~とは思いますが世の中はそういうものです。

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【保険会社と折り合いが付かない場合の最終手段】

基本的には事故で得することなどありえません。

加害者、被害者、保険会社ともに金銭が絡むのでときには交渉が暗礁に乗り上げることがあるかも知れません。

冒頭でお話したナギサさんの意見ではもらい事故の場合に修理費用額などで相手方の保険会社ともめた時の最終手段は

人身事故に切り替えようかな・・・」の独り言だそうです。

さりげなく、でも相手に聞こえるように言うそうです。

一歩間違えると恐喝事件として訴えられて行政処分を受ける危険があります。

ナギサさん曰く「絶対に書面に残したらいけない」そうです。

もちろん恐喝じみた言い方をしてはいけません!

基本は双方の損失が最小になるように真摯に話し合うことです。

明らかに怪我をして病院に行った場合は別にして、捻挫したとかチョッと首が痛いとか微妙な場合は結構あります。

事故検分に呼んだ警察保険会社も怪我と判断したら人身事故として届けなければいけないという義務があり違反すると罰せられます。

菊の御紋の武装集団さんも本当に小さな捻挫ぐらいの事故でいちいち人身にすんなよ!と心の中では思われているかもしれませn。

聞くところによれば人身扱いは書類の作成が相当大変なんだそうです。

ここまで言って大丈夫かな?と思いながらの独り言です。

余談ですが昔私が子供のころ西の方(大阪)では菊の御紋さんは汚職や婦女暴行などありとあらゆる犯罪に携わっていたし態度も上から目線で非常に怖かったです。

合法的に拳銃を所有しているので逆らうことなど全く考えも及びませんでした。

今では東の方(東京)と同じようにまるで民営化された国鉄や郵便局のように優しい人当たりになっています。

このぐらいのスピード違反見逃してくれよといいたいときもありますが、基本的には皆さん正義感に溢れた立派な方々の集団です。

個人的に知れば知るほど優しい良い方々ばかりです。ハイ!

言い訳がましいかもしれませんが警視庁白バイ隊員の知り合いもいますし気さくでとてもいい方です。

また全国の白バイ隊員が競い合う全国白バイ安全運転競技大会にも応援に行ってきました。

われらを守る菊の御紋万歳

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【携行品損害請求って知ってました?】

もらい事故の時はバイクの修理に頭が行ってしまいますが、忘れてはいけないのが携行品です。

ジャケット、ライディングパンツ、ヘルメット、ライディングシューズ、プロテクター、時計、メガネ・・・・等

結構高額の損害も受けているはずです。

書類にはいつ、いくらでということを記入するのですが注意しなければいけないのはいわゆる時価額で補償されるということです。

どんなに高い自慢のヘルメットでも5年も経てば減価償却によって価値はほとんどなくなっています。

価格は同じものをネットですぐに証明できますが問題はいつ買ったかです。

レシートを全て残していれば簡単ですが普通は記憶に頼るしかありません。

昨日かったとか先週買ったとか明らかにばれるうそはついてはいけません。

正直に(自分の責任で)申告しましょうね。

他にもあまり知られていないものとして弁護士費用負担特約などというものも最近できたようです。

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【改造車の場合でも任意保険はおりるか?】

バイクを自分好みに改良するのは大賛成ですが、もしかすると保険は大丈夫かな?と心配の方がいらっしゃるかも知れません。

気合が入っています

これもナギサさんによれば「大丈夫!車検に通っていれば問題ない」とのことです。

任意保険は保険会社の評判もあるので全く補償しないということはないと思われます。

ただしボアアップなどのエンジンの改造をして車検証に記載されている区分から外れている場合はNGです。

そういう改造をした場合は改造申請を出してエンジン形式を変更しておく必要があります。

ただし事故の過失割合を決めるときに心象が悪く多少は損をしてしまう可能性は否めません。

バイクに対する偏見が残っているのも事実ですから。

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【4輪保険のファミリーバイク特約とは】

成人前の若者がバイクの世界に目覚めるとまずはその任意保険の高額さに驚かされます。

年齢が16~20歳と若い子供の場合任意保険はべらぼうに高額になります。月額9000円前後、年間10万円などになってしまいます。

そんな時に親が入っている自動車保険にファミリーバイク特約を付けることで保険料が任意保険の10分の1にもなりえます!

保険料は年間7000~3万円以下に抑えることができます。

但し「ファミリーバイク特約」とは125cc以下のミニバイク、または原付にのみ有効な特約です。

大前提としてライダー自身、または同居の家族の誰かが任意の自動車保険に加入している必要があります。

ライダーが別居でも、自動車保険の記名被保険者が親なら特約をつけられますが、未婚の子(婚姻歴なし)に限られます。

大学生活で自宅から離れて1人暮らしという場合などにも使えます。

特約で補償はどうなるか?

保険会社によって違いがあると思いますが・・・

■ファミリーバイク特約

対人賠償:無制限

対物賠償:無制限

自損事故:1500万円

無保険車傷害:2億円

搭乗者傷害:補償されません

人身傷害補償:1000万円~

車両保険:付帯不可

※保険金は全て加入中の自動車保険に準じます。

※人身傷害は付帯すると保険料が高くなります。

搭乗者傷害を除けばほぼ補償内容に差がなく補償が受けられます。人身傷害補償もつけられます。

■メリット

保険料が安く済む

主契約の自動車保険に年齢条件があってもファミリーバイク特約制限なし(30歳未満不担保でも17歳も補償範囲)

バイクが何台でも補償可能(125cc以下)

借りたバイクで事故を起こしても補償可能(125cc以下)

特約を使っても等級に影響なし(ノーカウント事故)

■デメリット

自動車保険をやめると特約もなくなる

人身傷害補償付きのタイプだと保険料が高くなる

10年以上バイクを使用するなら不向き。通常の任意バイク保険のほうが安くなることも(等級による割引が期待できない)

125ccより大きなバイクは加入できない

ライダーが別居の未婚の子の場合、結婚してしまうと特約の付帯が不可に

などです。

ご家庭の事情にもよると思いますが個人的にはファミリー特約は有利だと思っています。

ウチも使っています。

一番の注意事項はファミリー保険は家族である人に付くので友達にバイクを貸すのはご法度です!

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【複数のバイクを任意保険に加入する場合】

夢のバイクガレージ

前述の125cc以下に限られるファミリーバイク特約は人に付く保険ですが一般的には任意保険は車輌につけるものなので、一人で2台、3台とバイクを所有したい場合には非常に悩ましい状態になります。

保険会社によって異なるとはおもいますが「複数所有新規割引」(セカンドカー割引)とか「ノンフリート多数割引」を検討する価値はあります。

私の加入している保険会社の場合ですが・・・

セカンドカー割引きとして1台目のバイクが11等級以上の優良等級の場合2台目以降のバイクを7等級スタートしわずか1等級ですがこれで20%の割り引きに相当します。

また26歳以上担保とすると40%の割引きで契約することが出来ます。

ノンフリート多数割引きとは家族がそれぞれ同時に保険に入る場合などに2台目は2%、3~5台目は3%、6台目以上は5%割り引かれるというもので自分自身が所有する場合も含まれます。

家族に適用した場合には1台が事故を起こして等級が下がっても他には影響しないようです。

同居していない親族(たとえば祖父母)などの他人の名義で新しいバイクを登録し既に所有しているバイクの任意保険で「他車運転危険担保特約」をつけるという方法を思いつく方も多いと思います。

しかし常時使用しているのが名義人でなく自分である場合はイザというときに使えない危険性が高いです。

詳しくは保険会社に相談して確認してください。

芸能人ではたくさんのバイクを所有している方も多いです。→バイク好きの男性芸能人バイク好きの美人女優ランキング

一人で複数バイクを所有しても事故が発生する確率は1台と変わらないはずです。

バイクをもっと自由に楽しむために合理的で人にも付けられる任意保険が開発されるといいなと思います。

需要は多いので儲かりますよ!保険屋さん!よろしくお願いします。

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【どこで加入するか】

ご参考までに他の人がどこで任意保険を購入しているかの調査結果です。

バイク屋さんで紹介されるのと通販型をWebで購入するのが最も多いようです。

「三井ダイレクト損保調べ」

【民事責任と刑事責任】

最後は任意保険ではどうしようもない刑事責任についての話です。

不運にも交通事故が起きてしまったとき加害者は行政、刑事、民事と三つの法律上の責任に問われることになります。

刑事責任とは法律を犯した者(犯罪者)に対し国により懲罰などの罰が与えられる責任のことです。

簡単に言えば、刑罰が科されるのが刑事金銭での損害賠償責任が科されるのが民事です。

したがって任意保険でカバーするのは民事のみです。

加害者の過失によって交通事故が起き、被害者が死傷した場合は、自動車運転致死傷罪に問われます。

さらに酒酔い運転救護処置義務違反(ひき逃げ)など道路交通法違反が伴う場合罪はさらに重くなります。

例えば、酒酔い運転をしていて人身事故を起こしてしまった場合は、刑法と道路交通法との併合罪となり、一層重い罪に問われることになります。

死亡および傷害事故の刑事責任には以下のようなものがあります。

自動車運転過失致死傷罪(7年以下の懲役・禁錮または100万円以下の罰金)

危険運転致死傷罪 (負傷:15年以下の懲役、死亡:1年以上の有期懲役(最高20年)

殺人罪 (死刑または無期もしくは5年以上の懲役)

救護処置義務違反(5年以下の懲役または50万円以下の罰金

ひき逃げ:10年以下の懲役または100万円以下の罰金)

無免許運転(1年以下の懲役または30万円以下の罰金)

酒気帯び運転(3年以下の懲役または50万円以下の罰金)

酒酔い運転(5年以下の懲役または100万円以下の罰金)

人身事故が伴わない、物損のみの事故の場合は、刑法上の過失に問われることはありません。

この場合、道路交通法の違反についてのみ問われることになります。

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交通刑務所とは、交通事故や悪質な道路交通法違反などを犯して実刑判決を受けた交通事犯の受刑者を収容するための刑務所です

「市原刑務所」「加古川刑務所」と全国で二ヶ所あります。

千葉県の東の市原刑務所に対比して、兵庫県の加古川刑務所は、西の「交通刑務所」としても知られています。

鉄格子のない刑務所とも言われていますが年に数回見る「つぐないの日々」という受刑者の反省が書かれた小冊子をみると本当に悲惨な状況だとわかります。

たいていの場合は職をなくしたり再就職が出来なくなったり子供などの家族が大きな被害を受けることになります。

任意保険に入っているから大丈夫などとは決して誤解しないようにしましょう。

人に迷惑をかける行為は決して許されることではないです。

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