走行中のヘルメットの中に蜂が!
2015年1月からスタートしました。
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つい先日、日光方面に向けて赤城広域農道から吹き割りの滝に向かって走っていたときのこと。
ヘルメットの中にすがすがしい空気を入れようとシールドを全開にしていたら、突然空中を飛んでいたハチがヘルメットの中に入り込んできました。
ご参考→ハゲ予防
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数秒間、左のこめかみの辺りでモゾモゾと動いたあと激痛が走りました。
ヤバイ!と慌てて路肩に停車しヘルメットを取ろうとしたのですが慌てていたためメガネが地面に落ちてしまいました。
そして取り敢えず蜂を地面にたたき落とし、こめかみに刺さったままの針をパッセンジャーに指先でつまんで抜いてもらいました。
ご存じのように針の抜けたミツバチは死んでしまいます。
抜けた針には毒袋が残っています。
1~2時間程度、かなり強い痛みを我慢して走りました。
そして次第に痛みは減っていきましたが、翌日には毒が広がりまぶたが腫れてしまいました。
後で調べたり、人に聞いたりしてわかったことです。
まずは、たかがミツバチと侮ることなかれ!
アレルギーにより2回目に刺されたときに「アナフィラキシーショック」で呼吸困難や意識障害を起こし死亡してしまう場合があるそうです。
抗体ができるかどうかは人により、体内に抗体ができなければ痛みやかゆみや晴れだけで済みます。
養蜂農家を調べたところ88%の方がミツバチのハチ毒の抗体が陽性だったそうです。→ニホンミツバチのQ&A
ハチ毒によるアナフィラキシーショックは、年間20人前後が国内で亡くなっているそうです。
【注意点】
針を抜くときに指でつまみ取ってはいけません。そうすると毒嚢の毒がすべて体内に注入されてしまいます。
必ず、準備したピンセットで根本をつかんで抜きましょう。
次にポイズンリムーバーで毒を吸引します。
同伴者がいれば口で強く吸ってもらうということを聞いたことがありますが、なかなかやってもらえないでしょう。
そしてそのあとで水で洗った後、虫刺され用の軟膏を塗ってからバンドエイドなどで保護します。
抗ヒスタミン軟膏やステロイド剤、タンニン酸水がきくそうです。
アンモニアが良いからおしっこで洗え!と言うのはガセだそうです。
「アナフィラキシーショック」が心配な方はアドレナリン自己注射薬の「アナフィラキシー補助治療剤エピペン」(エピネフリン)という注射液と注射器も携帯しましょう。
ただし、医師の治療を受けるまでの間アナフィラキシー症状の進行を一時的に緩和しショックを防ぐための補助治療剤です。
まあ、なるべくシールドを閉めて走るのが現実的な対応だと思いますが・・・
不運なみなしごハッチさん、成仏してください。
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