ブーツカバーとグローブカバーの選び方

2015年1月からスタートしました。

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やっと梅雨が過ぎ去ったと思ったのも束の間、今度は台風の季節です。

他のライダーと比べるとあまり雨を気にせずに走りに出かける方ですが、特に自宅をでる時が雨というのは嫌なものです。

また、たとえ晴れの天気予報であっても山岳地帯の林道などでは直ぐに天気が変わって雨に打たれることもしばしば経験します。

防水手袋もいろいろなタイプを経験してきましたが、なかなか完全防水の手袋は見当たりません

1万円程度する高価なものは最初こそ完璧な防水性を実感できますが、数カ月も経つとジワジワと水が入ってきます。

今日はいざというときの予備やたまに載せるタンデムのパッセンジャーの為のブーツカバーとグローブカバーを新調しましたので、購入を考えている方の参考になればと思います。

普段のグローブやブーツの上から装着するカバータイプの防水具に求められる機能は

・常用ではなく非常事態を想定するので、とにかく小さく軽く収納性がよいこと。

急な雨に素早く対応できるように簡単に装着できること

・もちろん完全に防水できること(数カ月に1回は防水スプレーが有効です)

また常用には適さないと思われる欠点としては

ハンドルが滑ってしまい運転しずらい

・ブーツカバーを履くと歩きにくい

・シフトレバーが滑るなどしてシフトチェンジに違和感を感じる

ことでしょうか。

今までは少しタイプの異なる形状の防水カバーを使ってきましたので、それと比較しながら後で後悔しない為の着眼点を紹介します。

【ブーツカバー】

今まで使っていたの最も安価なタイプで踵(かかと)を覆わないものでした。

わかりやすく説明するために靴を脱いで裸足ではこんな風になります。

要するにつま先だけ靴を覆って踵は底が抜けていて、足首から上はマジックテープで止めるものです。

弱い雨ならこれでも大丈夫なのですが、雨が強くなったり水たまりを乗り越えていくような林道では余り良い防水性を発揮しません。

第一の理由は踵の開いた部分から下からの水が浸入してきます。

また第二には高速で走ったりすると前方からの強風を伴う雨水は踵からふくらはぎまでのマジックテープをすり抜けて中に入ってくるからです。

また使用勝手としては結構履くのが大変で、レインコートを着た状態ではぴったりと装着するには練習が必要でした。

さらにつま先の底は滑る素材であったので、とにかく歩きにくいし歩くと底がすり減って摩耗してすぐに破れてしまいます。

布製のガムテープで何度も靴底を補修して使っていました。

ただし値段も安いので、あくまでも小雨に対応したものと割り切ることが必要だと思います。

雨の中の遠出はしないという方はこれでも満足できるかと思います。

今回購入したのはKIJIMAというメーカーのもので、価格もまあまあ真ん中あたりのタイプです。

選んだ理由は

靴底全体をソールが覆っていて下からの水の挿入を防ぐとともに地面も歩きやすい。

②踵からふくらはぎまでは真後ろに1個のチャックで下から上まで一気に閉めることができ、全開にすればスリッパを履くように簡単に装着できるし強い風の中でも雨水が浸入しない。

③靴底のソールごと小さく丸めて収納でき場所をとらない。

からです。

最初のタイプと比較して弱点を敢えて上げればフリーサイズではなく靴にある程度サイズを合わせて購入することぐらいだと思います。

【グローブカバー】

今まで使っていたのは3本指の豚の手のようなものです。

真ん中の指には人差し指一本を入れて中指~小指までの3本は少し広いところに入れることを前提に設計されたようです。

わたしの場合はブレーキやクラッチのレバーを2本掛けが癖になっているので人差し指と中指を一緒に真ん中に入れるとすこし窮屈でした。

またおそらく水漏れの原因となる縫製箇所が少ない点は良いのですが、しばらくすると縫い目から水が浸入するようになり、裏返して縫製部に接着剤を塗って使っていました。

今回購入しなおしたのがこちらの野球のグローブのような5本指タイプです。

お店でぶら下がっていたサンプル品の裏側をみると、縫製部が二重になっていてしかも接着材で覆われたような特殊な糸で縫われていました。

ただしやはりハンドルを握ると滑るので運転の操作性は悪化してしまいます。

防水スプレーを塗布するとなおさら滑ると思います。

こちらも偶然ですがシューズ(ブーツ)カバーと同じKIJIMA製でした。

きっと防水カバーを設計した方が私と同じような悩みを経験したのではないかと思います。

【濡れてもいいじゃないか!】

雨の中を走るのは絶対にイヤ!というライダーも結構たくさんいらっしゃいます。

でもウィンドサーフィン水泳など海水や真水に濡れながら楽しむスポーツだってあります。

何が言いたいかというと、水に濡れること自体は人間にとっては決して害がないということです。

若いころはよく西湖(さいこ)や本栖湖(もとすこ)で遊びました。

レインウェアを着れば濡れてイヤなのは手と足です。

そして手や足が水に濡れて本当に困るのは寒い冬だけです。

冷たい水で濡れると手がかじかんでレバー操作がやりにくくなるからです。

春から秋にかけては多少濡れたところで事実上は運転に支障をきたすことはありません。

ただ少し気持ち悪いだけです。

ここはひとつ「濡れると気持ちい~い!」と割り切りましょう。

最近では手袋に関しては「手は濡れるもの!」と割り切って雨が降っても普段の手袋で走ることも多くなりました。

ツーリング中に天気がコロコロ変わる場合には、休憩時に手袋をエンジンのヘッドカバーの上に置いて乾かすことにしています。

空冷のCB1100の温度が高いせいか、夏用の薄い手袋ですと軽く手袋を絞ってからエンジンに載せるとたばこを2本ぐらい吸う間にある程度乾いてしまいます。

なので防水手袋を使うのは寒い冬だけっていうのもアリだと思います。

細かいことにこだわっていたら肝心のライディングを楽しむチャンスが減ってしまいますから!

男の場合は運転に支障がでるほど不快なのは股間部ですが、それはレインパンツの問題です。

タンクが受けた雨はほとんどが股間に溜りますのでレインパンツが古くなると縫い目からしみ込みまるでオシッコを漏らしたようになります。

ここだけの話ですが股間など濡れたらいやなところにタオルや新聞紙を入れると濡れても快適に過ごせます。

介護用のパンパースを履くのもリターンライダーぽくってよいかもです。(嘘です)

ブーツに関しては最近購入したガエルネFUGAが完全防水なので全く気にならなくなりました。→登山靴兼バイクブーツ(GAERNE FUGA/ガエルネ フーガ)を購入

夏場は熱いのが欠点ですが。

蛇足かもしれませんが普通の靴で出かけて急に雨に打たれた場合には靴下の上にコンビニ袋を履いてから靴を履くと靴がびしょびしょに濡れても足は冷えませんよ。

どこでも手に入るコンビニ袋はライディングに限らず万一の場合には登山などでも役立つのではないかと思います。

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