バイクチェーンとスプロケットの交換

2015年1月からスタートしました。

ご訪問ありがとうございます

<(_ _*)>

【関連ページ】

チェーンとドライブスプロケットの交換(2回目)動画付き)

オイシイナさんのリクエストでチェーン・スプロケットの交換方法に追加投稿(チェーンカッターの説明)しました。

先輩のオイシイナさんのあだ名はタノシイナさんでもありカナシイナさんでもあり・・・

7万キロぐらい走行したころから低速で加速したときに足元の方から時々ゴロゴロと異音が聞こえるようになりました。

チェーンを張り直すとしばらくは収まるのですがまた異音が始まるという状況。

スプロケットも同時に交換すると2万5千円ぐらいとの見積もりに自分でやろうと決断しました。

ネットでパーツをそろえると1万2千円ぐらい。

チェーンの交換とスプロケットの交換は同時に行った方が良いです。

チェーンもスプロケットも同時に摩耗します。

なので摩耗して伸びたチェーンと新品のスプロケットではピッチが違うし

摩耗したスプロケットと新品のチェーンも同じくピッチが違うので片方だけ変えても新品の摩耗が早く進みます。

自宅の玄関前で後輪を外して作業していると近所の人がジロジロと見ていきます。

タイヤをはずすとメンテナンスやった感があって満足できます。

スプロケットの摩耗状況です。

片減りして先がとがってきていました。


ネットで購入したゴールドのチェーン。

交換前と比較して長く伸びている感じはありませんでした。


チェーンの張り調整です。

新しくチェーンカッター(赤い箱に入っている)を購入しました。

チェーンの構造はこのようになっています。

よくチェーンが伸びると言いますが金属が塑性変形して伸びるのではなくてピンとブッシュやブッシュとローラーの隙間が摩耗で拡がることです。

一箇所あたりの隙間が0.1mm以下の僅かでも100段以上もつながっていると全体としてcm単位で長くなるというわけです。

同じように誤解していたのはチェーンを切るチェーンカッター。

これも刃物で切るのではなくピンを抜くことでした。

チェーン交換のやり方はネットで調べるといろいろ出てきますが私が参考にしたチェーン交換のやり方の動画サイトです。

チェーンカッターは今回紹介するものとは異なりますがチェーン交換のやり方がよくわかります。

D.I.Dチェーンの交換の仕方動画ページへ

ネットで購入したチェーンは純正品と同じリンク数110のものです。

チェーンの摺動部分の潤滑オイルをO-リングでシールしているシールチェーンがCB1100の純正です。

長めのを購入してカットしても使えますがたまたま同じリンク数のものが売られていました。

リンク数はいろいろ取り揃えて売られていますので純正の減速比でいいならピッタリのものを購入します。

チェーンのメーカーとしてはRK、DID、江沼チェーンなどがよく知られています。

CB1100の純正品も実はDID(大同工業)製だったりするので品質は心配する必要はないと思います。

チェーンカッターはカシメを外す工具です。

「MINIMOTOチェーンカッター&カシメ工具セットNO2614」をネットで3660円で購入しました。

使い方は画像をクリックすると動画のページに移動します。

見たところでは、PROTOOLS、STRAIGHT、Garage.comといったメーカーのセットと同じです。OEM?

MINIMOTO チェーンカッターの使い方動画サイトへ

リーズナブルなチェーンカッターながら、様々なチェーンサイズに対応できます。 更にカシメ工具もセットです。<適合サイズ>

適応チェーンサイズ 420、425、428、520、525、530、630、カムチェーン

<セット内容>

ハンドル・・・1個

本体・・・1個

アライメントボルト・・・1個

プッシュボルト・・・1個

アッパーガイド・・・1個

アンビル(ラージ),アンビル(スモール),アンビル(ロアーガイド)・・・各1個

ブレイキングピン(2.2mmピン,2.9mmピン,3.8mmピン)リベット、ピン、スプリング・・・各1個

穴あきプレスプレートとハンドル、穴なしプレスプレート・・・各1枚

スプロケットの交換作業としてはまずカバーをはずします。

カバーを外して驚いたことはフロントスプロケットの回りに土のようなゴミが大量に固まっていました。

そこでまずはマイナスドライバーを使って掃除しました。

スプロケットの取り外しはちょっと苦労しました。

特にFR側の中央1本のドライブスプロケットボルトが固着してなかなか緩みません。

緩めようとトルクをかけると空回りしてしまいます。

最初は後輪をずらしてチェーンを外してからボルトを外そうとしたのですが、緩めようとトルクをかけるとスプロケットごと軸が回ってしまいます。

ギアを1速にいれて抵抗を増やしてみたりしたのですがどうしても空回りしました。

強力なインパクトレンチでもあれば何とか外れたかもしれません。

そこで再びチェーンをかけて後輪を取り付け、リアタイヤを車体と固定することにしました。

チェーンを介してスプロケットの回転を固定する作戦です。

タイヤホイールのスポークとスポークの間に野球のバットぐらいの木の棒を横から串刺しにして車体フレームに固定しました。

この方法でスプロケットを固定した結果固着していた真ん中のスプロケットボルトに気合いと共にトルクを掛けて外すことができました。

取り付け時も同様にチェーンを掛けた状態で後輪を仮止めしてからボルトを締めました。

最後にチェーンの緩みを調整します。

自分で出来るバイクの調整にチェーンの張り調整を載せましたのでご参考に。

参考までにパーツリストで調べた構造とサービスマニュアルで調べた締め付けトルクです。

リアアクスルナット締め付けトルク113N・m(11.5kgf・m)

ドライブ(FR)スプロケットボルト(1本) 54Nm(5.5kgf・m)

ドリブン(RR)スプロケットボルト(5本) 108Nm(11.0kgf・m)

リアブレーキキャリパー 44Nm(4.5kgf・m)

最初は自分でできるか心配でしたがやってみると思っていたよりも簡単に出来ました。

ページトップに戻る