CB1100自分で行うオイル交換(動画付)

2015年1月からスタートしました。

ご訪問ありがとうございます

<(_ _*)>

車のオイル交換はジャッキアップや床下に潜りこんでの作業など大変ですが、バイクのオイル交換はやる気さえあれば結構簡単です。

まずは動画(約5分)による一連の作業をご覧ください。

今回の投稿の為にオイル交換をしながら撮影し、友人に名前を教えてもらったiMovie(iPhone6では無料)を駆使して作ったビデオです。

動画の編集もずいぶんと簡単になったものです!

オイルレベルの点検についてはこちらをどうぞ ⇒ひとりで出来るオイルレベルの点検

オイルの賢い買い方については⇒バイクのオイル交換は通販で安くをどうぞ。

ページトップに戻る

オイル交換の時期

オイル交換時期は5000kmごととか言われていますが、本来は距離だけではなくエンジンが何回転したかオイルの容量にも依存していると思います。

また全く乗らない場合は走っていなくても時間によって自然に劣化してきます。

またオイルの種類によって劣化特性は大きく変化します。

下のグラフは縦軸の定義がやや不明ですが、一般的な鉱物オイルで5000kmというときの縦軸の値は100%合成オイルでは16000kmぐらいまで延びることが分かります。

巷で言われるように安いオイルを買ってちょくちょく交換するか、高いオイルにして長く持たせるかの根拠を示すグラフです。

今回のオイル交換は今年(2015年)の1月から今日(8/16)まで約7カ月で約11000km走った後です。

走行距離もひとつの目安にはなりますが劣化するとギアがだんだんニュートラルに入りにくくなってくるので交換時期の判断基準にしています。

ページトップに戻る

オイル交換:事前に準備するもの

空冷(油冷?)エンジンであるCB1100では3.8~3.9Lという大量のオイルの交換が必要です。

最近ではコストパフォーマンスの良いホンダウルトラオイルG3(100%化学合成油)を常用しています。定価2323円/1Lを通販で1445円/1Lで購入(62%) ⇒ 4Lで5780円

通販での最安値は1274円/1Lでした。

バイク屋さんやバイク用品店で買うよりも通販が圧倒的に安いです。

廃油処理箱

4.5L用

410円程度

今回は近所の2りん館で購入しました。

オイルドレンワッシャー

φ14,t1.5~t2.0

172円

毎回取り替える必要はないかと思いますが、2~3度使うとだんだん薄くなり内径も小さくなってボルトから外れなくなってしまいます。

使用した工具類は

17のメガネ

ドレンボルトもオイルフィルターレンチもサイズは17です。

普段あまりボルト締めをしない方にとっては特にドレンボルトのように天地逆転している場合にどちらに回すか迷う場合があると思います。

そんな時にボルトを回す方向は右手をグーにして親指をたて、締めたり、緩めたりする時にボルトが移動する方向に親指を向けます。

そして残りの4本の指が示す方向に回すと覚えておけば良いかと思います。

フレミングの右手の法則よりも便利な法則です。

親指下向きがドレンを外すとき(左回転)、上向きが締める時(右回転)の回転方向を表しています。

-

ボルト締めの右手の法則

オイルフィルターレンチです

今回はオイルフィルターは交換しませんでしたが、古いオイルを少しでも排出させるために外してオイルを出しました。

オイルフィルターは外径φ65mm 高さ63mm ネジM20×P1.5

高さは多少なら大きくても大丈夫ですがあまり大きいとエキマニにぶつかってしまいます。

ネジピッチはメーカーによってはユニファイ規格のも有りますので間違わないように注意します。

ホンダ純正品のフィルターとフィルターレンチのセットを以前購入した時のものを利用しています。

-

CB1100のパーツリストメンテナンスのトップページの巻末にPdfを添付してありますのでご利用ください。

ページトップに戻る

オイル交換の手順(覚えておくこと)

エンジンを暖機しセンタースタンドを立てます。

暖機するのはオイルの粘性を下げて排出しやすくする為です。

冷えた状態なら数分間アイドリングするか近所を走ってきます。

ただし熱すぎるとオイルで火傷する危険があるので熱すぎないように冷えるのを待ちます。

センタースタンドを立てるコツは⇒【コツ】センタースタンドの立て方・外し方(動画追加)をどうぞ。

廃油処理箱を購入しておきます。

処理できる容量が決まっていますのでCB1100なら4.5Lが丁度良いサイズです。

吸い込ませたオイルは燃えるゴミとしてゴミの日に回収してもらえます。

ドレンプラグを外した瞬間にドバッと出てくるのでなるべく手にかからないようにします。

体質的にオイルがダメな方はゴムまたは手術用の手袋をお使いください。

しばらく時間をかけてオイルが完全に排出するのを待ちます。

もしセンタースタンドがなくバイクが傾いているならば左右にゆっくりと揺らしてなるべくオイルを出します。

オイルフィルター2回のオイル交換に一回新品に交換するのが標準のようです。

フィルターを交換しなくても外すことで古いオイルを少しでも排出出来ます。

新品のオイルフィルターを取り付ける場合はOリング部分に指でオイルを塗ります。

これは締め付け時にOリングを傷めないためでサービスマニュアルにも記載されています。

2~3度に一回はドレンボルトワッシャーも新品に交換します。

あまり使い回しをするとシール性が落ちるだけではなく、薄くなって内径も小さくなりボルトから取れなくなってしまいます。

ドレンボルトM14は規定トルク1.8kgf・mで締め付けます。まぁ手感でも大丈夫です。

投入するオイル量は規定値より少なく留めておきます。

これは足りなくて追加するのは簡単だけど、入れすぎると抜くのが大変だからです。

あとで平らなところで少しずつ加えて調整します。

最悪入れすぎてしまったときはキャップの穴から燃料ホースを突っ込んで吸い出す方法もあります。

注射器などが便利です。

オイルレベルの確認方法については→ひとりで出来るオイルレベルの点検

作業中にキャップのOリングを無くさないように注意しましょう。

溝側に残る場合とキャップにくっついている場合があります。

廃油処理箱のを結束バンドでしっかり締めてゴミとして処分します。

決してどぶや川に流さないように。

少し走ってエンジンの内部油路やフィルターの中までオイルで満たしてからさらに数分間待った後で、少しずつオイルを足していきます。

覗き窓から見える油面がアッパーラインとロウアーラインの間に来るように微調整します。

もちろんセンタースタンドを立てるなどしてバイクを垂直にしておきます。

ページトップに戻る