【極意】バイク2人乗りのコツ(注意点など)
2015年1月からスタートしました。
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最近特に高速道路で目に着くようになったのがツーリングの新しい形として広まりつつあるバイクの2人乗り(タンデムツーリング)です。
タンデムツーリングは2005 年 4 月1日法改正により高速道路でもバイクの2人乗りができるようになったことで増加したと言われています。
カップルや親子で一心同体となって走るタンデムツーリングでは気軽に遠出できるところが魅力です。
同じ景色を見て同じ風を感じ走れば、カップルならその仲はより親密に、男同士や親子ならより絆を深めることができるのではないでしょうか。
二人乗りということもあり、荷物はそれほど多く持っていけません。
なのでタンデムツーリングでは「主に高速道路を使った長距離日帰りツーリング」が定番でしょうか。
実践シリーズ(ライテク)
疲れないライディングテクニック
安全に早く走るためのライディングテクニック
【関連ページ】
タンデム用おんぶ紐 安心印のTANDEM G! ←タンデムで後席で寝られると手も足もでません。命にかかわります。
【2人乗りできる条件】
2005 年 4 月1日から高速道路でも2人乗りが出来るようになりました。
ただし排気量125cc越え実際には250cc(クウォーターバイク)以上、運転できるのは二輪免許歴3年以上で20歳以上の者です。
JAMA日本自動車工業会パンフレットより
もし知らずに違反して運転した場合には、10万円以下の罰金が科されます。
反則金は1万2,000円、点数は2点となりかなりの痛手ですし、捕まったら二人乗りで帰ることも出来なくなります。
【2人乗りの注意点】
リターンライダーは時々タンデムで日帰りツーリングに出かけます。
実践で学んだタンデムの時のちょっとしたコツをご紹介します。
■乗り降りの際の立ちごけを避ける
一番危ないのが乗り下りの時だと思います。
大けがはしませんが注意しないと立ちごけしてしまいます。
もし相手が初心者なら事前に乗り下りの方法をしっかりと説明しておきましょう。
・まずヘルメットを被っているいる間にでもリアのステップをしっかりと出しておきます。
・ライダーが両足をしっかり地面につけてハンドルをまっすぐにしフロントブレーキをしっかり握ります。
・心の準備が出来たら「(乗って)いいよ」と声をかけます。
・後ろに乗る人は左側に立ち左足をリアステップに乗せてバイクを揺らさないように体重移動に気を付けながら左足で身体を持ち上げて一気にまたがります。
このときライダーの肩に手をかけるのが良いでしょう。
またライダーは身体をやや前に倒してヘルメットが当たらず乗りやすくなるよう心がけます。
こうしたちょっとした心づかいが相手との信頼感を生むので大切です。
JAMA日本自動車工業会パンフレットより
■相手の腕のまわし方
急ブレーキ、急加速は避けるべきですが、万一の時の為に軽く腕を腰に回してもらうのがお奨めです。
ラブラブのアベックが身体を密着させて抱きついているのをタマに見かけますが、非常に運転しずらくなり危険です。
またずっと肩に手を掛けられるとそのうち肩が凝ってきます。
座席横や後ろのバーを握る方法もありますがバイクでは横Gは無く前後の加減速に対してはあまり有効ではないような気がしています。
初めて2人乗りする人にはわからないことですので事前に伝えておくとよいでしょう。
だんだん相手が2人乗りに慣れてくると別にどこも持たずに大丈夫になることが多いです。
それはそれでよいと思っています。
■走行中の姿勢
一心同体となることが理想ですが、相手が初心者の場合などでは慣れるまではうまくいかないかもしれません。
自転車でも重たい荷物を積んでいる時に安定性が失われることがあるように、人ひとりが乗ると操縦性が多少変わってきます。
しかも荷物と違って人は動くのでその分余計に厄介です。
たとえば右折でライダーが右に身体を傾けているときに相手が不安を感じて反対の左に身体を傾けてしまうと曲がることが出来なくなり危険です。
後ろの人には予め「お地蔵さんになっていて!」と伝えておくとうまくいきます。
慣れてくれば自然にライダーと同じ方向に身体を傾けるようになってきます。
■ブレーキの効き
2人乗りでは人一人分重くなるのでいつもとは違うブレーキ感覚になります。
どうしても制動距離が伸びることを考えて強めのブレーキングとより慎重な運転をする必要があります。
一般社団法人 日本二輪車安全普及協会調べ
■ヘルメットがコツンとぶつからない運転を
バイク乗りには有名な話です。 ドリカムの「未来予想図Ⅱ」という歌に車のテールランプが 5 回点滅するのを見て「ア・イ・シ・テ・ル」 のサインというのがあります。
車に乗れるようになるまではこの二人はバイクで走っていてヘルメットを 5 回 ぶつけて同じように気持ちを確かめ合ったとのこと。
しかし悪用はやめましょう!
わざとぶつけようとライダーが頭を後ろにそらすと、たいていの場合には彼女は4回ぶつけた後は身体を後ろにそらしてぶつかるのを絶対に避けようとします。
結果的に2人とも後ろに身体を反らせて走ることになり滑稽でもあり、危険です。
尚、恥ずかしくて愛を告白できない場合はヘルメットを軽くコツッと5回ぶつけてみましょう。「アイシテル」…だそうです♪
何かが起こるかも・・(笑)
冗談を置いておくと急発進、急ブレーキをせずにいつもよりも安全運転に注意を払うことが重要です。
万一事故でも起こせば自分だけでなく相手にも怪我をさせてしまうかもしれませんから。
3分40秒後の歌詞に注目
■余裕をもったツーリング計画を
ソロと違ってタンデムでツーリングに行くときは長距離を走るのはあきらめましょう。
理由1:
走行中は普通はあまり喋れませんので頻繁にトイレ休憩をはさんだほうが良いです。
のどが渇くペースも人それぞれその時により変わります。
もちろん肩をたたくとかの相図を予め決めておくといいですが、相手が女性の場合など遠慮してしまう可能性があるのでちょこちょこ休憩しましょう。
休憩すればトイレも何気なく利用できます。
休憩所に入るとお土産やがあったり珍しい特産品を見つけたりして思わぬ時が流れます。
そうした時間を楽しめるのもタンデムツーリングの良いところです。
理由2:
相手との関係にもよりますが綺麗な風景の中で話をすることもタンデムツーリングの大きな楽しみです。
大自然の中などいつもと状況が異なると普段とは違う深い話になる可能性もあります。
いちばん大切なのは相手の気持ちを最優先させることだと思います。
急に体調が悪くなったり、雨が降り出すこともあります。
そんな時は思い切ってツーリングの計画を破棄するのが紳士たるリターンライダーの務めです。
もう二度とこの人とはツイーリングに行きたくないと思われないようにも相手を楽しませることに注力しましょう。
■パッセンジャーの居眠りは命取り
長距離のタンデムツーリングの復路では、時により後部座席のパッセンジャーが居眠りを始めることが有ります。
本当に眠りに入ってしまうとドライバーは手も足も出せません。
最悪シートから路上に転がり落ちて後続の車に轢かれてしまう危険もあります。
なので、だいぶ長く走ったなと思ったら常に後ろに注意を向けることが必要です。
ヘルメットがぶつかってきたり、バックミラーに眠そうな顔が映ったらまずは休憩です。
年齢にもよりますがコンビニで購入できる眠眠打破なども有効です。
ご参考までですが、大人も子供も使えるおんぶ紐をもって行くと安心です。
特に大人のパッセンジャーにアルコールが入った場合などは必需品です。→タンデム用おんぶ紐 安心印のTANDEM G!
■GIVIなどのリアケースは背もたれになり安全性が増します
専用のパッドが付いているとパッセンジャーが後ろに転がり落ちることもなく安心感が増します。
■パッセンジャーが女性の場合は服装にも注意
パッセンジャーが女性の場合には特に初めての場合などは念のため服装の注意を告げておいた方が良いかもしれません。
ひらひらのスカートは周りの車の運転手にとっては目の保養となるでしょうが、手で押さえている余裕なんてありませんのでデニムやパンツやジーパンです。
また走行風が当たると意外と寒いので上着も少し厚めがいいかも。
軍手でもよいから手袋も忘れずに。
腕の日焼け防止の為にも長袖が良いかと思います。
さらに、恋人だからといってあまり密着してしがみつかれるとライダーは腕に力が入ってしまい運転操作に支障をきたします。
あぁ、背中にボインが!お尻に恥骨が!
胸部や股間部に全神経が集中してしまい、なおさら危なくなる人もいるかもしれませんしネ・・・・それって私のこと?
■リアサスのプリロードの調整とリアタイヤの空気圧
いちおう40~50kg以上の荷物を載せるので、リアサスも少し固めに、また空気圧の高めにと言われますが、大型バイクではそれほど気にしなくても大丈夫と思います。
■タンデム用品
通販サイトにもシーシーバー、タンデムベルト、バックレストなどのタンデム用品をまとめたサイトが有ります。
気になる方は除いてみてください。→Amazonタンデム用品、Yahooタンデム用品
■万一の時にパッセンジャーに必要な保険
保険は基本的には自分が加害者になった場合に相手に支払われるものと思った方が良いです。
頻繁にタンデムを楽しむ方は自分自身やパッセンジャーの為に任意保険に人身傷害特約を付けておくと安心です。
人身障害特約とは一言でいうと自分と搭乗者に対して幅広くカバーする保険です。
バイクの事故では車よりも大きな怪我となる確率が高いです。
搭乗者(傷害)保険というのも有りますが怪我をしたらお見舞金がでる程度です。
またタンデムで奥さんや子供を乗せる場合には親族免責となっているので要注意です。→バイクには人身障害特約が必須かも
【首都高2人乗り禁止区間】
タンデムする方は首都高の2人乗り禁止区間には気を付けましょう。
首都高の約35パーセントが二人乗り禁止区間です。
知らずにタンデム走行すると反則金は12,000円、点数は2点です。
【インカムの利用】
タンデムの時にどうしても走りながら会話したい場合はバイク用のブルートゥースのインカムが便利です。
ただしどうしても必要というものではありません。
2個セットで売られていました。
ヘルメットにスピーカーを仕込んでおいて本体はヘルメット外部の横にセットします。
名前の通ったブランド品は非常に高価ですがネットを調べると案外安いものが売られています。
2台のバイクでツーリングにいく場合も重宝します。
ビルとかがない北海道のようなところではかなり遠距離でもはっきりと会話出来ました。
音質もかなり良いので高性能な小型トランシーバーだと思えばよいです。
あえて難点を上げると
・高速で走ると風の音がうるさい(安いものだからかもしれません)
・充電するのが面倒なので普段は使わずに遠方ツーリングのときだけ持っていくか考えます。
・当り外れがあります。(雨で濡れるとすぐに壊れたり、ペアリングができなくなったり)
2名の友人に紹介して購入してもらったのですが修理不能でもう1セット購入したそうです。
タンデムの相手に聞いてから購入すれば決めればよいと思います。
-「バイクのお役立ち情報」以外にバイク(CB1100)を愛する方へ-
【ツーリングの楽しみ】 > ★バイクで楽しむ奥多摩周遊道路 / ★バイクで楽しむ奥武蔵グリーンライン・定峰峠 / ★バイクで出かける動物園・公園など
【バイクのメンテナンスを楽しむ】 > 自分で出来るバイクの調整 / 【お奨め】新品バイクタイヤの皮むき
【便利グッズ】 > ニーグリップパッドの自作 / バイクメーター回り:ゴテゴテの電装品
【CB1100のプチ改造】 > 【大成功】ヘッドライトHIDグレア対策 / 【大成功】バイクエンジンの熱で缶コーヒーを温める(温度測定) / 【便利】自作CB1100サイドバッグステー
などもご参考に!
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