バイクで白バイ追尾取り締まりに捕まらない方法(事故に会わない為に)

2015年1月からスタートしました。

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本当にですよねぇ!

せっかくのツーリング中に白バイに停められて、青切符(もしくは赤切符)をもらった日にゃ。

ワクワクする楽しい気分が一瞬にして台無しになってしまいます。

初めに断っておきたいのは決して速度違反を推奨するのが今回の投稿の目的ではありません。

最終的な目的は事故防止事故に出会う確率を減らすことです。

仮に制限速度が時速30kmの一般道路を時速31kmで走行して捕まっても法律上はやむをえません。

しかし事実上の安全を確保するためには状況に見合った速度で走行することが重要で、軽微な速度超過車両常習化している実態はドライバーやライダーなら誰しも知っている周知の事実です。

もし僅かな速度違反まで含めて完璧な取り締まりを行うとしたら今の何十倍もの警官が必要になり書類の手間を含めて莫大な税金を消費することになるのではないでしょうか?

なので運悪く違反を取られて罰金を払うとなると、どうしても不公平感に見舞われてしまいます。

【バイクの交通違反の取り締まり】

リターンライダーになったばかりのころは運転テクニックが未熟であり余裕がなかったせいか何度か白バイに突然サイレンを鳴らされてスピード違反で止められました。

大通りに面する車の来ない交差点や側道に隠れてスピード違反や信号無視を取締るのが白バイ追尾取り締まりです。

白バイは訓練で鍛えたフットワークの良さが自慢です。→第46回全国白バイ安全運転競技大会(2015年)

なので追尾取り締まりではライダーがわき見をした一瞬の隙に死角について神業的な取締りを行います。

数回痛い目に会ったあとで右ミラーに小さな補助ミラーをつけました。

このお蔭で白バイの追尾だけではなく、クセが付くと車線変更の際に死角にいる車も見えるので何度か命拾いしました。

個人的な経験上では、バイクの速度違反は白バイによる追尾取り締まりで捕まることが多いのではないかと思います。

速度違反以外でも違法なすり抜けなどに対しては物理的に4輪のパトカーでは追いかけてくることができませんが白バイならばはるかに上手なテクニックで追尾され捕獲されてしまいます。

【ここがポイント】すり抜けは違法なの?正しいすり抜け方法

そんなことから白バイ追尾取り締まりにについての基礎知識を知って常に周囲に注意を払って運転することで、結果的に安全運転にも繋がるのではないかと思い調べてみました。

【速度超過の区分】

まず超過速度についてですが一般道路では法定速度の30km以上高速道路では40km以上ですと違反点数6点以上の重い非反則行為となり「交通切符告知票」すなわち赤切符を渡されます。

赤切符を渡されると前科が付き、刑事罰である罰金刑となります。

また違反点数が6点以上となるので、過去三年間の前歴がゼロでも一発で免停30日です。

それ以下の速度超過では軽い「反則行為」となり「交通反則告知書」すなわち青切符を渡されます。

青切符であれば通告に従い一定期間中に納付書に書かれた所定の金額(反則金)を郵便局や銀行などから納付すれば前科が付くこともなく全ての処理が終わります。

また超過速度の範囲によって

①20km/h未満、②20以上~25km/h未満、③25以上~30(高速道路は40)km/h未満、④25(高速道路は40)km/h以上~50km/h未満、そして⑤50km/h以上

に区分され違反点数反則金も異なります。→【注意】青切符と赤切符をもらわない為に

【白バイによる追尾取り締まりの方法】

白バイでの速度計測は右手側の一つの3段階スイッチで行うそうです。

1回目でP「赤色灯作動」これで白バイは緊急車両に変身し並走中の白バイ自身の速度違反が免除されるようになります。

赤色灯をつけないと白バイも一般車両となりますので自分自身がスピード違反になってしまいます。

そして2回目でM「速度メーター固定」を使って並走しながら白バイの速度を計測します。

この3段階の手順を踏むので、意外と思われるかも知れませんが必ず赤色灯をつけて、しばらくの間気づきにくい位置で並走します。

規定では追尾は赤灯を回して100m(高速では300m)しなければならないことになっています。

計測が終了したら3回目でS「サイレン」が鳴り違反確定で停止命令を出します。

時々違反者が不満を言ってトラブルになりがちなのはキチンと決められた100mを並走したのか、追い付くために加速中にM「速度メーター固定」スイッチを押したのではないかという疑問でしょう。

そこは証拠が残らないので警官を信用するしか手がないからです。

しかし個人的な想像にしか過ぎませんが、白バイの方も人間ですからトラブルを避けたく思い、違反点数や反則金が上がるギリギリ手前の24km/hオーバーや29km/hオーバーでMスイッチを押してくれているように思います。

白バイのハンドル辺りからジィ~ジィ~と印字されて出てくるレシートのような違反速度を見て「ギリギリでラッキーだった」とつい諦めて罰金を払ってしまうことが度重なるからです。

巷で言われる取締のノルマがあるにしても違反点数の累積ではなく件数なのかも知れません。

蛇足ではありますが、追尾取り締まりで捕まってしまい、けれどどう客観的に見てもおかしいと納得できない場合には

「急いでましたね~何キロ出していたと思われますか?」なんて低姿勢な質問には「すみません。・・・」などとは決して答えずに

即座に「どの地点から何メートル追尾して速度を計測しましたか?」と逆に質問して見ましょう。

初めにこちらが答えてしまうと暗黙に罪を認めた雰囲気になってしまいますし、計測方法を尋ねることは決して違法ではありません。

もしかしたら幸運の女神が舞い降りてお小言だけで許してもらえるかもしれません。

・・・という噂を聞いたことが有ります。

【スピードメーターの針が示す速度】

GPSで位置を測定するレーダー探知機には瞬時の走行速度を表示する機能があり、この値とスピードメーターの針が指す値にはかなりの違いが有ります。

スピードメーターの針の値 > レーダー探知機の値

であり、高速になるほどその差が大きくなります。

私のバイクの場合はスピードメーターが120km/hの時はだいたい110km/hぐらいが本当の速度です。

これはメーカー側が意図的に誤差の方向を高めに安全側に設定していると思われます。

したがって白バイに捕まって言われた速度が、思ったより低い値と感じるのかもしれません。

【バイクの死角について】

教習所で車やトラックにはミラーで見えない後方の死角があることは皆さんご存知だとは思いますが、バイクにだって死角があります。

かなり大きな範囲がミラーでは見えません。

白バイ警官はそのことをよく知っていて、ライダーがちらっとよそ見をしている瞬間を狙って死角に入ります。

死角を減らすには直接首を回して振り向くのが一番ですが、頭をミラーに近づけても見える範囲が拡がります。

普段からそうしたクセがつくと、車線変更などの際の安全性が増加します。

【並走なしの速度計測ができない理由】

真実の程はわかりませんが、パトカーにレーダーを積んで自分自身の速度と相対的なレーダーの速度差分の測定結果から違反車の速度を計算して記録するということが有るそうです。

しかし原理的にはあっても白バイの場合は現実には不可能だと思います。

なぜならレーダーのパラボラアンテナはかなり大きく、そんなものを積んで走っている白バイは見たことがないからです。

【安全運転の為に~事故防止との関連】

冒頭に述べたように今回強調したいのは速度違反を推奨するのが目的ではありません。

速度違反を意識して、見えにくい小道に白バイが潜んでいないかをチェックすることは子供の飛び出しなどを事前に知るために大いに役立ちます。

またバイクの死角に赤色灯を付けた白バイがいないか後方を時々注意して走ることは、クセが付くと走行レーンの変更時などの後続車との接触事故防止につながります。

リターンライダーになりかけのころは軽微な速度違反でよくつかまり、いつも累積点数が6点にならないか、免停にならないかハラハラしていました。

しかし5年が過ぎ、走行距離が10万5千キロを超えた今では走行速度自体はおそらくそれほど変わっていないにも関わらず、ほとんど違反で捕まることはなくなりました。

これは運転中に白バイに限らず周囲の状況を常に気にしながら余裕を持って走れるようになってきたからだと思っています。

それとともにまわりの風景を楽しむことも、メリハリをつけたツーリングを楽しむこともできるようになり、ますますバイクが好きになりました。

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【その他の速度計測方法】

白バイ追尾取り締まりと同じ方法でパトカーや覆面パトカーによる追尾取り締まりもあります。

参考までに他の手段を用いた速度取締についての簡単なまとめです。

■オービス(無人式速度取り締まり機)

オービスとは速度測定を行う機械が道路上に設置してあり、無人で速度超過しいてる車を検知測定しカメラにて証拠を収める方式です。

真偽の程は定かではありませんが、バイクの場合には後部にしかナンバープレートがないので前方から撮影されても捕まることはないということが言われています。

後でナンバーから車の所有者を調べて、郵送で違反した事実が宣告され必要な手続きが書かれています。

しかし車の場合は顔写真をしっかりと取られているので所有者ではなく運転していた人物を特定することができます。

ですので実際に知り合いで起こったことですが、双子の兄弟が運転席と助手席にならんでいた場合は、誰が罰金を払うか特定できません。

そんな時は兄弟そろって二人が「私が運転してました!」と言いましょう。

きっと美談として罰金を逃れることができるはずです。(冗談です)

■ネズミ捕り(有人式一般速度取り締まり)

ネズミ捕り(ねずみ捕り)とは、路上に速度測定器が設置してあり、そのポイントで速度違反が発覚すると、その先の駐車誘導エリア(取り締まり現場)に連絡し検挙する方法です。

このネズミり捕りは大変シビアで取り締まり対象速度は制限速度15km/h超過からと言われています。

以前車でしたが大阪で18kmオーバーで捕まったことが有ります。

とにかく速度取締りの中で最も気をつけなければいけないのがネズミ捕りです。

逆に言うと法定速度に対して15km/h以下の超過であれば、まあ暗黙の了解で見逃してくれるのが実情のようです。

尚、レーダーには四角い形のものと、丸いパラボラアンテナのようなものがあります。

電波のドップラー効果を利用したもので、野球の試合でピッチャーが投げる球の速度が表示されているスピードガンと同じ原理です。

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■ステルス型レーダ取り締まり

ネズミ捕りと同じ電波(Xバンド)を用いて速度を測定します。

大きな違いは走行車両が測定ポイント近郊を通過したときだけ電波を発射するいわゆる狙い撃ち方式であることです

■光電管取り締まり

レーダー探知機では反応しない方法です。

送受光器から対面する反射板間をレーザ光で送信し2点間の通過時間によって速度を計測する方式です。

送受光器と反射板が設置してあるところには一定の距離を置いて赤いパイロンが道の両側に2本設置してあります。

したがって周囲を注意しながら走行している余裕があればすぐにわかります。

それぞれが道路の対面側に設置することから中央分離帯がある道路のみで設置されます。

分離帯のない対面通行の道ではどちらを測定したかわからなくなるからです。

【レーダー探知機の有効な活用】

レーダー探知機は合法的なもので何処のカーショップでもバイクショップでも売られています。

うまくつかうと違反で捕まる確率を減らすことができます。

もちろん捕まらずに速度違反をする為のものではなく、周囲の状況を掴んで安全運転につなげるためのものです。

レーダー探知機の有効性をまとめてみました。

・ネズミ獲り

国内のレーダ式取り締まりはすべて同じ周波数帯域(Xバンド)が用いらているのでXバンド受信可能な市販のレーダ探知機であれば事前に電波をキャッチすることが可能です。

一般的にネズミ獲りを行うのはスピードを出しやすく危険な個所です(といわれている)のでスピードを落とすことは安全につながります。

・ステルス型レーダ取り締まり

現在発売されているレーダ探知機の大半はステルス波対応品であるため、このようなステルス波を受信すると通常の警告音とは違うステルス波の音で知らせてくれます。

しかし自らが先頭車両の場合、事前に電波を受信することができないためレーダ探知機による事前防御策は全く取れないことになります。

100%回避することは難しい取り締まり方法といえます。

・警察無線

警察無線とは文字通り警察が用いる無線(350.1MHz)で主に音声伝達を目的とします。

伝送内容は犯罪捜査上のやり取りだったり、前述した速度交通違反の取締りにおける現認係と停止係との交信にも使われます。

現在は極一部を除きすべてデジタル暗号化されていますので特別な装置を用いない限り通信内容を傍受することはできません。

しかしレーダ探知機では無線の交信内容は受信できないものの、電波を受信すると警告音を発るので近くに警察関係者がいることを認知することができます。

取り締まりだけでなく事故や事件などの場合などもあり、警戒心を高めてスピードを下げるなどした方が無難です。

・カーロケータシステム

カーロケータシステム(通称カーロケ)とは正式名称「無線自動車動態表示システム」といい、警察車両(パトカー)が現在どこを走行しているかの位置情報(GPS)を通信指令本部へ無線(407.7MHz)により通知するシステムです。

無線の内容はデータ信号であるため直接内容を傍受することはできませんが、カーロケ電波を受信することで近くに警察車両がいることが分かります。

最後に一つだけ悲しい出来事を・・・

速度違反や通行禁止区分などでパトカーに検挙されていると、悲しいかなレーダー探知機が警察無線やカーロケの電波を拾って虚しく鳴りだすことが有ります。

冒頭に述べたように警察による速度違反取り締まりは完ぺきなものではなく、ある意味いけにえ的な面が有るかもしれません。

しかし、捕まらないように警戒して走ることは間違いなく事故発生の確率を低減します。

まあ、万一捕まってしまった時は「これからはもっと注意しよう」と自分に言い聞かせてあきらめましょう。

素直な反省がその後の重大事故を防ぐ役に立ちますから。

その他バイクに関する(事故防止を含む)豆知識はこちらにまとめてあります。→ビギナーに教えたい!大型バイクのライディングが10倍楽しくなるコツ

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