【実践】疲れないライディングフォーム

2015年1月からスタートしました。

ご訪問ありがとうございます

<(_ _*)>

昔取った杵柄とはいうものの歳と共に体力が衰えているのは事実です。

そんなリターンライダーの大敵は実は体力の衰えよりも自信過剰かと思います。

バイクの出力は昔よりずっと大きくなっていますし、大型車が初めてならなおさらです。

実際ここ数年リターンライダーによる死亡交通事故の増加がニュースになっています。

リターンライダーの死亡事故増加について

安全運転の為にもリターンライダーにとって必要なのは長距離走っても疲れず安全に、そして格好良く早く走れるためのバイクの運転技術の習得ではないでしょうか。

そう考えて一時期は夢中でネットやDVDでライディングテクニックを学びました。

そして気づいたら8万キロほど走っていました。⇒走行距離記録

実際に走りながら確認し今でも習得に鋭意努力中の様々なコツをご紹介したいと思います。

3年半前に大型免許に限定解除して新車のCB1100を購入した直後は一日に300kmも走ると肩、腕、背中、腰、尻といたくて大変でした。

その後少しずつライディングテクニックを気にしながら走ったおかげ?で、総走行距離が8万キロを超えた今では一日に600kmぐらい走ってもどこも痛くなりません。(高速を利用した場合)

まだまだ走れるという感じで楽しかったツーリングの爽快感の余韻を楽しみながら床に着くことが出来ます。

若者たちとのマスツーリングで感じたことなのですが、必ずしも若くて体力があれば疲れずそして早く走れるというものではありません。

疲れない分だけ運転に余裕がでて周囲の状況にも気を配れるので安全運転に直結するはずです。

なので体力・気力の衰えたリターンライダーにこそライディングテクニックの向上が重要だと思います。

リターンライダーになって約3年半かかって身につけたライディングテクニック、教習所では決して教えてもらいない実践的なコツをまとめてみました。

【長距離を走っても疲れないライディングフォーム】

まっすぐ走るときの基本姿勢、 正しいライディングフォームについて世界最大のバイクメーカーであるホンダのホームページではNC750Xに跨るイラストでの説明があります。

ページトップに戻る

確かに礼儀正しく美しくありますが、ちょっとまてよ!と思ったリターンライダーの方が多いのではないでしょうか?

我々がかつて若い時には「猫背で走れ」と言われていたように思います。

調べてみると どうやら2つの流派があるようです。

猫背派(元不良派?)

背中を丸め、腕や手首の力を抜きくるぶしとニーグリップでしっかりホールド、ヘルメットはアゴをひいて少し前傾させ視線だけ上目遣いで正面を見る

どちらかというと昔はそういわれていたような。レーサー上がりの方に多い傾向。空力抵抗を最小にするためなのか?

日本風スタイル

例えばネモケンさんの動画でははっきりと背中を丸めのが疲れない乗り方であると説明しています。

猫背否定派(優等生派)

バイクは腰で乗るもの。背中は伸ばさないがへそを前に突き出し軽く胸を張る。ヘルメットはまっすぐ前を向く

腰痛の防止と猫背のまま頭を正面に向けると首を痛めるため、視線が高くなるので安全性が増すとの理論武装

姿勢の良い美しいフォームに重きをおく。日本二輪車普及安全協会など正統派?の主張

ヨーロピアンスタイル

いつものバイクブロスの白バイのお手本をみると背中を伸ばした猫背否定派であることが分かります。

ところで白バイのライダーのライディングテクニックは決して侮ってはいけません。

違反して逃げようなんて絶対に無理ですから。

違反切符を切るときの妙な優しさが気になりますが・・・

人は体格も体のやわらかさも、腰痛持ちなどの弱点も千差万別

写真のおまわりさんもポチャッとしています。

でもきっと部下が沢山いる偉い人なんだと思います。

例えば身長の小さい人が大きなバイクに跨るとハンドルに手を伸ばして背中を反って前のめりになり首を上げたいわゆる女の子乗り になったりします。

またバイクによってステップのシートに対する前後位置も異なります。

CB1100のようなネイキッドは大体シートの真下にステップがあるけど

レーサータイプはかなり後ろ、アメリカンはずっと前。スクーターは椅子に座るような位置に足を置きます。

ハンドルの低いスーパースポーツでは猫背派、CB1100のようなネイキッドでは猫背否定派

なのかな?と考えていた時期もあります。

ツーリングに行くたびにいろいろと試してみた結果、現在では背中を丸めるかどうかはそれほど大きな問題ではなく状況によって使い分けるようにしています。

疲れないライディング姿勢のポイントは

■体重を腕にかけてしまうのは良くない

セルフステアを阻害してしまうし肩が凝ってきます。

■腕はまっすぐに突っ張らず大きなボールを抱えるように丸くする。

そのためにはハンドルを持つ腕は斜め45度から握る

アゴをひくと疲れにくい、逆に言うと疲れてくると自然にアゴが出る。

空気抵当が大きくなって首の筋力が疲れる気がするのでアゴをひくようにしています。

■足を開いてガニマタにならない

ニーグリップを自然にするには足首を内股にすること

またずっと同じ姿勢だと何処かしらダルくなってくるので 時々姿勢を変えていますが敢えて傾向を言えば

・街中では少しでも視界が高いほうが良いので正統派に近い姿勢を意識します。

・高速走行ではなるべく後ろに乗って猫背にして頭の位置を低くして空気抵抗を少なくしています。

ページトップに戻る

加速時・減速時の姿勢

加速時、減速時はGに逆らった姿勢をあらかじめ準備していくことがスマートなライディングに繋がります。

特に減速時のタンクの締め付けはやりすぎるほど強く締めます。

タンクが変形することは絶対にありません。

加速時は前傾しますが絶対に腕に力をいれないこと。

手はハンドルに添えておくだけに留めます。

BikeBrosより

■以下の動画を参考に練習させていただきました。

生け花にも池坊、小原流、草月流、花芸安達流、龍生派といろいろあるようにバイクのライディングテクニックにもいろいろな考え方があります。

本ページの投稿ではあくまで私個人が実践してみてこれだと思うもののみを解説しています。

ネモケンのらいでぃんぐNAVI 元レーシングライダーの根本健さんの動画(枻出版社)

二宮祥平ホワイトベース バイク屋さんの動画集

週刊バイクTV 千葉テレビで放映中のものを動画で

ツーリングライダーズ タシロセイジさんのDVDを購入しました

“白バイ流”究極の安全運転テクニック BikeBross