オーナーが語るCB1100の魅力

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CB1100EX、CB1100コンセプトTYPEⅡなど兄弟車が続々登場

オーナーが語るCB1100の魅力

CB1100EX、CB1100コンセプトTYPEⅡなど兄弟車が続々登場 2016.JUN

2011年の4月に初めて大型バイクの免許を取ってCB1100を購入し、25年ぶりにリターンライダーとなりました。

忘れもしない東日本大震災が起こり、津波の恐ろしさを世界中が知った年です。

あれから早くも5年が過ぎ、今年2016年の4月にはまた熊本地震が日本列島を襲いました。

そんな慌ただしく過ぎていく僅か5年の間にCB1100には次々と後継車が発売されました。

長らく低迷している国内の2輪業界の中でCB1100は久しぶりに明るい話題を提供している稀有な存在だと思います。

この5年間のモデルチェンジをまとめてみました。

CB1100 TYPEⅠ TYPEⅡ】初代CB1100

2010年3月11日に発売されたCB1100は2007年の第40回東京モーターショーで試作車CB1100Fとして参考出品されていました。

馬力や最高速にはこだわらず「散歩をするような感覚でゆったりと走る」をコンセプトに開発されたと歌われています。

はっきり言って30代~50代のいわゆるおじさんライダーがターゲットです。

前後18インチタイヤを装着する車体は完全新設計。

腰下部(トランスミッション)の設計はCB1300シリーズ用SC54E型から流用しています。

よりトルクの大きいCB1300と共通ですので、クラッチやトランスミッション回りの耐久性は余裕だと思います。

CBシリーズ伝統の空冷エンジン」と評されますが、冷却機構の実態は油冷に近いです。

水冷のラジエターと見間違うようなオイルクーラーがついていて、オイル交換には四輪車並みの3.9Lものオイルが必要になります。

ハンドルの差異により2種類のグレードが設定されていました。

Type I:通常のアップハンドルを装着する仕様。同年3月11日発売。

Type II:Type I比較で、幅が40mm狭く、高さが30mm低く、23mm前方に移設したハンドルを装着する仕様。同年6月4日発売。

それぞれオプションでコンパインドABS搭載車が選択可能です。

翌年2011年2月17日にはType I ABSをベースに300台ならびに無限テクニカルショップ限定でCB1100 無限エディションを発売

さらに7月12日にはType I ABSをベースにするCB1100 Type I ABS・Special Editionを発売

やはりオジサンに受けるのは姿勢が楽なアップハンドルなのか、2012年Type IIは製造中止されました。

メーター回りは後に発売されるCB1100EXと比べるとシンプルです。

昔やんちゃなライダーだった方々にぴったりとくるコンセプトだったせいか、発売後1ヵ月半で年間販売計画台数4,000台の3分の2を超える2,700台以上と順調な受注状況となりました。

発売初年度に3382台が売れました。

2011年にも2300台が国内で販売され、小型二輪「401cc以上クラス」で2年連続で国内販売台数1位となりました。

この年のライバルはカワサキのW800で、やはりレトロ調の魅力があります。

2012年は大型バイク全体が不調の年で、NC700X/ABS 3419台が1位で、CB1100は2位の1664台とやや減少しました。

EUでの販売も開始された2013年には1230台です。

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CB1100EX

そんな販売台数が下がり始めた2014年2月20日にCB1100EXが出ました。

最高出力66kW(90PS)/7,500rpm・最大トルク91N・m(9.3kgf・m)/5,500rpm。

燃費(60km/h定地走行テスト値)は31.0km/Lと出力、燃費共にわずかに向上しています。

重量は13㎏増加の257kg(ABSレス車比較)。

個人的に不満を持っていたところが改善されていて「しまった!待てばよかった?」と思いました。

良いと思った変更点

・5速から6速に変更。高速走行ではもう少しハイギアがあれば静かで燃費もいいなと思っていたところです。

ギアポジションインジケーター・燃費表示機能を持つメーターに変更。自分でポジションメーターをつけていたほど便利です。

・左右2本出しマフラー。昔乗っていたCB125Tも2本出しでしたし、シンメトリックな美しさを感じます。

改悪だと思った変更点

・17L専用燃料タンク。容量は14Lでは少なすぎると思っていたので増量は大歓迎なのですが、デザインが・・・・丸みを帯びすぎています。オジサンの膨らんだおなか回りのように見えてしまいます。

その他の変更点

・アルミリム製ワイヤースポークホイールを採用したためチューブタイヤを装着。

・クッションを厚くし20mm高く新デザインの表皮を採用したシート。

・サイドカバー形状。

・シート後部グラブレールを水平に装着。

なお、CB1100は標準車としてそのまま続投です。

さらにCB1100 EX<ABS>特別仕様では標準車と共通のアルミキャストタイプとしチューブレスタイヤを装着。

尚、2018年からは大型バイクのABS化が義務化されます。→国土交通省

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コンセプトCB

2015年10月29日に閉幕した第44回東京モーターショーで伝統の空冷直4エンジンを現代に受け継ぐCB1100 コンセプトモデルが発表されました。

伝統(Tradition)、先進(Advance)、空冷(Air-cooled)」をキーワードに、CB1100を進化させた次世代のコンセプトモデルとのこと。

LEDライトを採用しながらも、伝統的な丸目1眼にこだわったヘッドライト。

そしてショートマフラーの導入や、フランジレス製法による造形美を湛えたフューエルタンク。

フランジレス製法のタンクとはタンクの下の縁に溶接の跡がなく丸みを持った製法です。すっきり見えて好感が持てます。

また、アルミプレスのサイドカバーとメッキパーツが織りなすコンビネーションにこだわるなど、機能性を重視したパーツにもさらなる質感を求め、走りに、存在感に官能的な魅力を追求。大人のライダーを魅了するモデル、としています。

燃料タンクのデザインがいっきに格好良くなりました。

タンク容量は不明ですが、見た感じではCB1100EX並みに思えます。

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Concept CB Type II

2016年3月21日に閉幕した大阪モーターサイクルショーでカフェレーサースタイルの Concept CB Type II が公開されました。

フランジレス製法による造形美にこだわった燃料タンクを備えるボディに前後17インチの足まわりをセットし、ミラーをハンドルにアンダーマウント

ソロシートにはシングルシートカウルがセットされています。

ヘアライン仕上げのスチールタンク、スウェード調のシート、丸みを帯びたシートカウルなどはカフェレーサー調です。

またヘッドライトボディやエアクリーナーボックス、リアフェンダーなどには軽量化の為にカーボンが用いられています。

マフラーはオーヴァーレーシング製の左右2本出し。

コンセプトは「走りの空冷CB]でターゲットは30代後半~40代と少し若返っています。

初代のCB1100にTYPEⅠとTYPEⅡがあったようにConsept CBがアップハンドルのTYPEⅠ、 Concept CB Type II がCB1100TypeⅡのように低いハンドルになっています。

現在のクラッシックなCBに対してスポーティなモデルで前後17インチのホイールになり走りを重視していることが分かります。

二人乗りなんかあり得ない走りをする方向きです。

予想価格は130万円?、17年夏ごろ発売か?

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このようにタンクのデザインで印象はCB1100ともCB1100EXとも全く違っています。

タンク容量を3L増やすために丸っぽくなったEXと違い、Concept CBではずいぶんと精悍なかっこいい形になったと思います。

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オーナーが語るCB1100の魅力

なぜCB1100を購入することに決めたのか。

60回の長期ローンまで組んでも欲しくなったのは何故か?

25年ぶりにバイクに魅了されたリターンライダーがCB1100のどこに惹かれたかを振り返ってみました。

もちろんCB1100が最高だと押しつける気は毛頭ありません。

ひとそれぞれですから・・・

大型免許を取りながら400ccのレンタルをし、大型に限定解除してからCB1100に乗ってみてすぐに「これだ!」と決めました。

【エンジンの美しさ】

何といっても一番の魅力は空冷のフィンです。

シートに跨るとスリムなタンクの横からカムカバーとシリンダーの冷却フィンが少しだけ横に飛び出して上品に主張しています。

チラリズムの美しさ!

エミッション規制の厳しい今の世の中では温度管理の難しい空冷はもう廃れるのかと思っていました。

若いころにバイクに抱いていたイメージが強いためか、水冷エンジンだとシリンダーの外壁が平らでツルッとしているのが寂しく感じます。

でも空冷とは言っても実は油冷

大きなオイルクーラーが付いてます。

エンジンの外観もバランスがとても美しい。

とくに2本のカムシャフトの位置、距離がベストな配置になっていると感じます。

ヘッドからシリンダーを貫くヘッドボルトも空冷フィンに埋まっていますがはっきりとエンジンの構造を示してくれます。

トランスミッションはCB1300を流用しているせいかエンジンに比べるとちょっとでかすぎるかも。

でもきっと余裕があるから耐久性にすぐれているはずと自分を納得させました。

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【ノスタルジックなデザイン】

バイク全体の印象は最近のスポーティなカウルのついたエンジンとは正反対の古めかしい、けど愛着がわくスタイルです。

とくに若い方にはダサイと見えるかもしれませんが、オジサンにとってはこれがいい。

これぞバイクって感じです。

【跨ってみて】

足が地面にべったり届く。

シート高さは765mm です。

ハンドルまでの距離が遠すぎず低すぎず丁度良い位置。

大排気量にもかかわらずまるで750ccまたは400ccに跨ったようなコンパクトで低重心

これなら楽に扱えるという安心感を感じます。

【走って見て】

低速からのトルクが大きく、頻繁なギアチェンジは不要。

最高馬力は88Psしかありません。

でも高速までぐんぐん加速できるポテンシャルは充分にもっています。

バイクに乗るのに一大決心を必要としません。

まるで原付のように近くのコンビニに行くにも気楽に使う気になります。

ホイールベースが意外と短い1490mm

NC700Xが1540mmなので小回りが容易です。

とにかくバイクに乗ってるぞという気負いなく周りの景色を楽しめながら走れる余裕を生んでくれます。

主役はライダー」ってキャッチコピーは実にうまいと思います。

【荷物の搭載性】

純正リアキャリアをつけると充分な搭載性がでます。

キャンプなどで大量の荷物を積めます。

ロープをひっかけるところもアチコチにあります。

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【不満点】

たったひとつだけ不満点があります。

燃料タンクの容量がわずか14Lしかないということ。

残り3.5Lでランプが点滅し始めますので、ガソリンを気にせず走れるのは200Kmにもなりません。

2014年にCB1100EXが出て少し増えましたがまだまだ。

ロングツーリングをするには20Lぐらいは欲しいところです。

デザイン重視、特にタンクの美しさを優先したとの開発者のコメントがありました。

タンクの下には2本の太いフレームが走っていてタンクはその外側だけですので見た目よりも小さい容量です。

ダブルクレードルフレームの宿命でしょうか?

あとはタイヤのサイズが特殊で流通性がわるくて値段が高いことかな。

ダンロップとブリジストンしかありません。

【動画紹介】

検索するとCB1100の動画はインプレッション、開発ストーリーなどたくさん出回っています。

CB1100をうまく表しているなと思うYouTube動画を2本紹介します。

再生したら全画面で流してみるとよいです。

ときどき眺めています。

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【スペック他】

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【ホンダCB1100 CB1300 及び TypeⅠとTypeⅡの比較】

同じCB1100でもTYPEⅠとTYPEⅡではかなり乗った感じが異なります。

身体が硬くなって腹のでたリターンライダーにはもちろんTYPEⅠの方が楽に乗車できます。

TypeⅡとCB1300の乗車姿勢は非常によく似ていることが分かります。