【動画付】自分で行うバイクのFR・RRブレーキパッド交換と長持ちの秘訣

2015年1月からスタートしました。

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リアブレーキパッドの交換

タイヤ、オイル交換の次に頻度の高いのがブレーキパッドの交換です。

ブレーキが効かないと大変ですので時々はパッドの残厚をチェックするクセを付けた方がよいです。

ブレーキオイルを抜いてキャリパーのピストンを掃除したりブレーキオイルを交換しての本格的なものはたまに(車検の時など)プロに任せることにして

パッドの交換のみは簡単なので自分でやっています。

2015/09/27 Youtubeに動画を投稿しました。

自分で行うCB1100のリアブレーキパッドの交換です。

【摩耗量の確認】

ブレーキパッドは金属製の厚さ5mmぐらいの板の上にディスクと接触して摩耗するパットが貼りついています。

昔、金属の板がパッドだと誤解していて金属板がディスクと接触してしまいブレーキが利かないばかりかディスク表面も傷つけてしまったことがあります。

横から見るとスリットが入っていますのでスリットが無くなるほど摩耗したら交換です。

純正でないものの場合はスリットが入っていないものも有ります。

ツーリングに出かける前にはときどき確認しましょう。

ロングツーリングの前にはぎりぎりまで使わずに少し余裕を持って交換しておく方が安全です。

摩耗量の確認のコツは・・・

リア

真後ろからパッドピン(後述の図でトルク1.7kgf・mと書かれているボルト)を目印にキャリパーの中のディスクと金属の板の隙間を目測します。

明るい時はパッドそのものの残厚がはっきりとわかります。

夕暮れ時など暗くなるとパッドそのものの色が黒いので見にくくなりますからディスクと金属板との距離で判断しています。

フロント

マニュアルには前方から地面に這いつくばるように頭の位置を下げるようにして確認すると書かれているかもしれません。

コツとしてはハンドルを切って後ろから見ると楽です。

写真のようにハンドルを右に切って左側の後方からみるとキャリパーの縁にディスクと金属板の間を簡単に見ることが出来ます。

パッドそのものはこの角度からは見えませんがパッドピンが貫通している金属板と後ろのブレーキディスクの間の距離がパッドの残厚になります。

残りが1mm程度と僅かで心配ならばここで頭を地面近くまで下げるとパッドそのものの残厚を確認することも出来ます。

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【パッドの購入】

純正品でなくてもデイトナから出ているパッドの方が選択肢が多く寿命の長いものを選ぶことができます。

CB1100ABSの場合はDAYTONAから上に示すような特性違いが準備されていて、普段はゴールデンを通販で安く購入しています。

パッドの材質の違いによってグラフのような特徴があります。

ゴールデンはコントロール性がやや低いですが摩擦係数が高くて効きが良く、ディスクの攻撃性が低く、パッドの摩耗が少なくて耐久性が優れています。

リアは1セット(2枚)ですが、フロントは2セットの購入が必要です。

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【交換方法】

交換の仕方は意外と簡単です。

メガネレンチ1本とマイナスドライバーで作業できます。

・黄色のボルト(パッドピン)を外すとパッドだけ取り外せます。

・奥に板状のスプリングが潜んでいるので無くさないように

・新しいパッドはそのままでは入らないのでマイナスドライバーを隙間に差し込んでからゆっくりとこじって隙間を広げておきます。

パッドを取り外してしまう前に隙間にドライバーを突っ込んでドライバーを回すようにして隙間を予め拡げておくのが楽です。

・念の為、緩み止めのロックタイト(中強度)を1滴ボルトのネジ部に付けてから装着してます

・トルクレンチをお持ちならば正規のトルクで締め付けることをお奨めしますが、持っていない場合は外す時のトルクを覚えておきます。

一般的には手締めだと規定値より強く締めてしまう傾向があるようですので、くれぐれもネジをバカにするほど強いトルクを掛けないように。

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【注意点】

CB1100のブレーキは片押し構造になっていて油圧によりせり出してくるピストンは片側のみです。

フロントブレーキのピストンが出てこない固定側にはパンチングメタルで出来たプレートが挟まった状態で組まれています。

このプレートは再利用しますので誤って捨てないように注意します。

ブレーキパッドは写真のような板ばねで押しつけて位置を決める構造になっています。うまくパッドを外せば板ばねはそのままで良いですが、大概の場合は板ばねもパッドと同時に外れてしまいます。

組む時にどちらの向きかを間違えないように覚えておきます。

忘れたからといって特に困ることはありませんが、初期のブレーキの泣きを防止するために新品のパッドのエッジ(角)をやすりで軽く面取りをしておくことをお奨めします。

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【ブレーキパッドを長持ちさせるコツ】

減速の時にきちんとシフトダウンさせてエンジンブレーキをぎりぎりまで利用すると驚くほどパッドは長持ちします。

乗り始めたころはエンジンブレーキをほとんど使わずにいたのですが5000kmぐらいでパッド交換の時期が来ました。

街中、林道を含めて2速までしっかりとエンジンブレーキで減速すると12000kmぐらいは使えるようになりました。

トランスミッションのギアは充分な耐久性をもっているはずと思います。

それと前後ブレーキをバランス良く使うことでより長持ちするようです。

【ブレーキオイルが減ったように見える現象】

当たり前ですがパッドがすり減るとそれに伴ってブレーキオイルが減ったように見えます。

フロントでしたらハンドルの右上側についているブレーキオイルのリザーブタンクの横の覗き窓からブレーキオイル量をチェックすることで、ある程度はパッドの減りがわかります。

オイルが減ったら追加するよりまずパッドの摩耗を確認しています。

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