登山靴兼バイクブーツ(GAERNE FUGA/ガエルネ フーガ)を購入
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【このページの目次】
2016/09/11 ガエルネFUGAで登った初めての本格的登山・燕岳
2016/07/26 ガエルネFUGAの慣らし進捗と長すぎる靴ひもの便利な使い方
2016/06/14 登山靴兼バイクブーツを購入
【ガエルネFUGAで登った初めての本格的登山・燕岳】 2016/09/11
バイク用ブーツ兼用登山靴の慣らしも3カ月かけて終了し、念願の燕岳(つばくろだけ)に登ってきました。
メンバーは会社のOBを中心とした7名です。
前夜は安曇野の宿に泊まり、2日目の早朝から燕岳を目指しました。
登頂後は燕山荘(えんざんそう)に泊まり3日目に下山という時間的にかなり余裕のある工程です。
山と高原地図より
燕岳(つばくろだけ)は長野県の北アルプスにあり縦走路の入口にあります。
標高は2762mで2500mより上は森林限界と言われて高い木が無くなり笹や岩地になります。
登山家にとっては初心者向けの山といわれていますが、私のような初心者にとってはおよそ40年ぶりの本格的な登山となりました。
前泊した「山のたこ平」は値段も手ごろで大きな露天風呂もある立派な宿でした。
早朝の5時半に宿を出発し登山道入口の中房(なかぼう)温泉の無料駐車場を目指しましたが、120台もある3つの駐車場はすでに満車でやむなく坂道を下って広い場所で路上駐車です。
ほとんどの登山客は車の中で寝ていたようです。
しかたなく500mぐらい道を下っていきましたが途中はびっしりと路駐の車で埋まっていました。
まずはその登山者の数の多さにびっくりです。
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中房(なかぼう)温泉の登山道入口からは第一ベンチ→第二ベンチ→第三ベンチ→富士見ベンチとおよそ1時間程度ごとに休憩所があります。
この区間は結構急な登山道が続きますが途中槍ヶ岳なども遠くに見ることができる景色の良いところもあります。
気温は高度が100m上がると0.6℃下がるといわれていますので登るにつれて涼しくなってきます。
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富士見ベンチの次が合戦小屋で食事もできるしスイカが有名な休憩所です。
スイカの時期は終わったかと心配していましたがまだありました。
とっても甘いスイカです。
小屋まではロープウェイで運んでいます。
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登るにつれて高い木が無くなり、ところどころに秋の気配がしてきました。
紅葉シーズンはこれからですが、徐々に山をくだってくるのでかなり長い期間紅葉を楽しめそうです。
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燕山荘のオーナーの赤沼建至さんに頼んで、友人の山岳写真家大野氏の個展のDMを受け付け前に置いていただきました。
大野氏と赤沼さんは以前からの友人だそうです。
写真展は日本のあちこちで開かれますので山岳写真に興味のある方は是非ご訪問ください。
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4ロットに分けて食べる食事の時に燕山荘オーナーの赤沼さんが話してくれたことが印象的です。
「山に来る人はいい人ばかりだ。
美しい風景に感動できる人だから
そのなかでも勇気と行動力のある人だけがここに来てくれる」
なるほど!と納得しました。
また燕山荘は80年前に人の手で材料を運び上げて作られたことにも驚きました。
現在はヘリコプターだそうです。
山小屋で一泊した翌日の早朝です。
雲海の上に上っていく朝日がとてもきれいです。
雲海の下には安曇野市が広がっています。
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燕山荘から見た景色を3分ほどの動画にしてみました。
登山客の多さにと山並みの美しさにおどろくことと思います
下山は時間的にも余裕があるので大天井岳を目指していったん南下し、景色のきれいな「大下りの頭」に立ちよりました。
途中にはイルカ岩など不思議な形の岩が有ります。
もしかしたらライチョウかもしれない鳥が2羽前方を横切って飛んでいきました。
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大下りの頭で雄大な風景を楽しんだあと再び燕山荘でトイレ休憩をしてから下山です。
途中で麓から合戦小屋まで荷物を運ぶロープウェイのゴンドラを見ることができました。
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山を下りて高速の安曇野ICに向かう途中に猿の群れとカモシカに出会いました。
猿は合計で20匹ぐらいいたと思います。
子供の猿や赤ん坊を片手で抱きかかえたお母さん猿なども目の前を横切って右手の山の方へ登って行きました。
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さて、肝心のガエルネFUGAの件ですが、下山の最後の方でやはり足が前に移動するためか両足の小指に少し痛みを感じました。
3カ月前に購入して毎日のように慣らしをしておいて良かったと思います。
本革靴はなかなか手ごわいですが、燕岳を登れたのでそんじょそこらの山ならぜんぜん大丈夫という自信が付きました。
【ガエルネFUGAの慣らし進捗と長すぎる靴ひもの便利な使い方】 2016/07/26
登山靴兼バイクブーツのガエルネFUGAを購入して1か月半が経ちました。
メーカーがホームページで推奨している慣らし期間3カ月の約半分が経過しましたので、慣らしの進捗と途中で気が付いた長すぎる靴ひもの便利な使い方などを紹介します。
とくに皮の登山靴は初めてでしたので慣らしは思っていたより大変だということがよ~くわかりました。
いろいろ工夫した結果、今では一日中歩き続けるのでなければ特にどこかが痛くなるようなことは無くなってきました。
これから本格的な登山靴の購入や慣らしを考えている方のご参考になれば幸いです。
【革登山靴の慣らし】
メーカーによれば慣らし途中は乾燥が大切なので週に1~2日だけ履いて乾燥時間を設ければ、3カ月ほどで自分の足にピッタリとフィットすると言っています。
固い皮が自分の足の形に馴染み、靴底のコルクのようなものが足指に合わせて変形して沈んでくるからだそうです。
別のブログによれば痛くなく歩けるようになるまでにはだいたい30km、自分の足に完全にフィットするには90km程度履いて歩く必要があるとの情報も有りました。
また慣らしは平地だけでなくまた階段だけではなく斜面の登り降りでも行うようにとのことです。
私の場合、毎朝のジャックの散歩と通勤(バイク)にほぼ毎日40分~1時間ほど歩き、会社では別の靴に履き替えてロッカーの中で乾燥させるスタイルを取りました。
梅雨時ですので雨の日が続きロッカーの中では完全に乾ききらない日もありましたが、おおむね履いては乾燥の繰り返しを行いました。
また斜面の歩行には低山の軽いハイキングとして登り1~2時間程度の檜原村滝めぐりを4回ほど行いました。
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全部合わせると20~30kmぐらいは慣らしで歩いたことになります。
もちろん防水と皮を柔らかくする為にハイキングの後や週に一回程度はミンクオイルで磨いています。
最初の滝めぐりで行った東京都檜原村の天狗滝、綾滝のハイキングでは右足踵の大きな水ぶくれと左右両足の小指の皮剝けと左小指は僅かですが出血しました。
このときは普通の木綿の靴下を履いてたので汗で足がふやけていたかもしれません。
小指に関しては1000円ちょっとの木製シューズストレッチャーを購入し拡げた状態で1日キープ、これを左右それぞれ微妙に場所を変えて数回繰り返すことで局所的に当たる個所は消滅しました。
【インナーソールで踵の形状合わせ】
次に踵の水ぶくれについては踵が少し厚いインナーソールに交換することで解決しました。
登山靴はトレッキングシューズと異なり靴底に固いシャンクが入っていて容易に曲がりません。
このため足指に体重をかけて上に反るように曲げて後ろ足で蹴りだす時に踵の部分で靴と足とが浮き上がって踵が滑ってしまいます。
踵は骨で固いですが意外に盛り上がった形状をしています。
この形状が靴側の踵の形状と合っていないと歩くたびに踵が滑ってしまい水ぶくれができると考えられます。
踵部分が厚めのインナーソールを間に挟むことで踵が靴のなかで若干持ち上がり、靴の形状とピッタリ合うような位置になって上下に擦れて動くことが無くなりました。
ただしインナーソールで踵部分の足と靴の上下の位置関係を変更してうまくいったのはたまたま私の足の場合ですので、インナーソールは万能というわけではありません。
【靴ひもを結ぶ練習】
下山時に靴の中で足が前に動かないように甲の部分を靴ひもでしっかり締めるのが原則ですが、締めすぎると足に血が通わずに痺れてきます。
足指などの足の先の方の痛みに関して重要なのは靴ひもを結ぶときの引っ張り荷重の微妙なさじ加減だということが次第にわかってきました。
まずは3段の穴を通っている靴ひもを、一気に引かずに先端から順番に締めていくこと。
そして最後に甲を締め付ける為に両方の靴ひもを伸ばした先端を力を入れて上に引いたあと、ほんの少し4~5mmだけ緩めてから上段のフックに掛けることが重要だとわかりました。
この思いっきり引っ張ってから少しだけ戻すという微妙な緩め具合が重要で、繰り返しの練習とどの程度緩めると痛くならないかどうかの確認が必要です。
靴ひもの張力が強すぎても弱すぎてもどこかが痛くなりました。
念のためですが靴ひもを締める時は座った状態で踵でコンコンと地面をたたいて足を踵側にピッタリと密着させ、また足首の角度は直角にして動かさないようにします。
これは甲と靴の間に隙間を作らずに下山時に靴の中で足が前に移動しないようにするためです。
【靴底の固さについて】
ところで最初に登山靴を履いたときはにあまりにも靴底が固くて曲がらないので非常に歩きにくく感じると思います。
縦走するときのような重たい荷物もなく、ガレ場でもない登山では案外軽くて柔らかい靴底の方が適しているかもしれません。
どのくらいの重さでどのくらいの靴底の固さが良いのかは個人差も大きく関係すると思います。
かつて裸足で走ったアベベという選手がいましたが人其々ではないかと思います。
それとビブラムソールという登山専用ソールは意外と濡れ場で滑ることがあるともわかりました。
固くて変形しないので濡れた石との接触面積が小さいからだと思います。
適材適所が一番いいのでしょうが、どんな条件でも使える靴底としてはバランスが取れていると思います。
【登山用靴下について】
靴下の選択も結構重要です。
木綿の靴下は汗で濡れて足の皮膚をふやかすので向かないと言われています。
化繊の厚手ならよかろうと初めのうちはスキー用の厚手の靴下を履いていましたが、登山専用の靴下は全く違います。
蒸れないし、ふわふわと足を包むような感じです。
登山靴の慣らし中も本番と同じ靴下を履くのが基本でます。
【長すぎる靴ひもの便利な使い方】
ガエルネFUGAの購入者のインプレッションを見てみると「靴ひもが長すぎるので切った」というのが何件かあります。
確かに大きな蝶結びになり、それを専用のスナップボタンで留めるようにできています。
靴ひもを止めるスナップボタン
こうした靴ひもで結ぶ本格的な登山靴では靴ひもを結ぶのが結構面倒くさいです。
特に登山の休憩中やバイクで出かけてテントを張るような場合に何度も靴を脱いだり履いたりしたい時がありいちいち正式に結ぶのは大変です。
座る場所が無く立ったまま靴ひもを結ぶには前屈姿勢を保って作業する必要があり息が苦しく血圧が上がります。
そこで普通の靴のように靴ひもを解いたり結んだりすることなく、サンダルのように気軽に履いたり脱いだりできたらいいな~と思っていました。
とごろがなんと! FUGAの長い靴ひもではそれができることを発見しました。
一度靴を開いて足を入れ、紐をゆるゆるの状態で靴の上から足首のところを一周ぐるりと回して前で蝶結びをすると自由に脱いだり履いたりできます。
長すぎる靴ひもが丁度良い長さなんです。
もちろんこの状態では登山は出来ませんが、脱ぎ履きが簡単に出来てトイレにいったりその辺を普通に歩くには全く問題ない丁度いいゆるゆる靴になります。
長い靴ひもをダランと引きずったままだと逆の足で靴ひもを踏んづけたりして転びそうになることが有りますがそれも防止できます。
ガエルネさんもそうした使い方ができることをホームページで積極的にお知らせしたら、もっと愛用者が増えるのではないでしょうか?
登山靴と兼用のバイクブーツとして有名なガエルネFUGAです。
購入した色はグリーンです。
緑といっても黒に近いダークグリーンです。
特にミンクオイルを塗ってより黒っぽくなったように思います。
ガエルネはイタリアの靴メーカーで、元々は軍靴や登山靴を作っていた老舗の登山靴メーカーです。
バイクブーツにも進出しフーガという製品は10年以上のロングセラーとなっています。
すっきりしたデザインが気に入ったのと一生使えそうです。
なにしろ老い先短いリターンライダーですから。
【登山靴購入のきっかけ】
切っ掛けはバイクで出かけるハイキングで先週の日曜日に神奈川県の丹沢山を塔の岳まで登ったことです。
9月に燕岳(つばくろだけ)に一泊登山する予行演習として斜度や距離が近い丹沢山が選ばれました。
高低差約1100mの少しキツイコースです。
4時間半も急な階段やガレの続く坂を上り続け、再び降りてきた時には膝がガクガクするほどでした。
ハイキング用のトレッキングシューズで登ったのですが、リーダーから本格的な登山靴を早く買って本番の燕岳の前に慣らしをしておくようにとのアドバイスをもらいました。
翌日ライダーの友人(アリさん)に良い登山靴を知らないか?と聞いたところガエルネFUGAを紹介してくれました。
帰宅してネットで調べてみるとデザインも良く、欲しくなってAmazonでポチっと購入しました。
【ライダーブーツとしての登山靴】
くるぶしまでしっかりとホールドするハイカットの本格的な登山靴でありながらバイクブーツとして最適化されています。
プラスチックを一切使わない本格的な皮ブーツで余計な飾り物がなく、シンプルでおしゃれなデザインです。
丁度ライダーブーツも雨水が浸入するように痛んできており、この機能とデザインなら一石二鳥で使えるので思い切って購入しました。
特徴は
・バイクのシフトペダルの当たる部分に当て革がついていて耐久性を増している。
・くるぶしがしっかりと保護されているのでバイクの転倒時でも安心。
・靴ひもがセンターではなく外向きに配置され、靴ひもを巻き込みにくくする配置でオシャレ。
・余った靴ひもを留めることが出来るホルダーが付いている。
・防水性が高く大雨でも浸水しない。
・底が信頼できるものを使用しているため滑りにくく頑丈である。
・靴底の修理交換も可能
などです。
ソール(靴底)はイタリアのビブラム社製のVIBRAM#100。
岩場やゴツゴツした路面でのグリップ力に優れ、耐摩耗性も高いという特徴があります。。
厚みがあるので、武骨なブーツとの相性は抜群と言われています。
ラグソールは本底とカカト部分が個別のパーツとして取り付けられている事により、踵のみがすり減った場合に“踵部分だけを交換出来る”というメリットがあります。
登山家であるイタリア人、ヴィターレ・ブラマーニ(Vitale Bramani)氏は、1935年にアルプス遠征隊の登山仲間を亡くしたことをきっかけに、従来の革と釘でできた靴底から、様々な地表面において優れたグリップ力と安全性のあるゴム製の靴底の開発に挑みました。
そして1937年、世界で始めて加硫ゴムを用いて作った靴底「CARRARMATO」の誕生とともにVibram社は設立されました。
【通販での購入について】
登山靴はサイズだけで決めずに、実際に履き比べてみて自分の足に合うものを選ぶべきと言われます。
しかしフーガは珍しいタイプの登山靴なので好日山荘などの一般的な登山用品店でもなかなか現物が売られていません。
そのかわりにネット上で自分で測った3か所の足のサイズから最適な靴のサイズを計算することができます。
また1回に限り無料で交換が可能とも書かれています。
私の靴は普段は25cmでボウリングシューズなどは高得点を出す為にぴったりの24.5cmを履く小足です。
しかしネット上のプログラムが計算する最適サイズはなんと26cm.
そんなはずは無いと0.5cm小さく入力してみてもやはり推奨サイズは変わりません。
ちょっと心配になってネット上で調べてみると普段履きのワンサイズ上ぐらいがよさそうでしたので25.5cmを選択しました。
普段靴と計算推奨値の真ん中のサイズです。
皮なのでプラスチックと違い少しは伸びるだろうということと、インソール(中敷き)で少しは調整できると考えたからです。
初めて履いた感想はやはりちょっとキツイかなという印象です。
【FUGAの慣らし】
メーカーのホームページによると、本皮のブーツなので慣らしが必要とのことです。
週に1~2回履いておよそ3か月で慣らしが終わり足になじむと言っています。
なんでも人は一日に両足でコップ1杯ほどの汗をかくので連続して履かずに乾燥させながらが慣らすことが重要らしいです。
エンジンの慣らし運転は知っていましたが登山靴の慣らしは初めてなので足に馴染んでいく変化が楽しみです。
まずは皮ジャン用のミンクオイルで磨きました。
ミンクオイルを塗るとグリーンがダークグリーンに変化しました。
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小指のあたる痛い部分にダボをつけて拡げているところです。
ドライヤーで温めて皮を柔らかくしました。
一晩おいてみたところ殆どあたらなくなりました。
後は慣らし履きで何とかなりそうです。
-「バイクのお役立ち情報」以外にバイク(CB1100)を愛する方へ-
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