【自作工作】超小型(基板型)ビデオカメラをヘルメットに内臓

2015年1月からスタートしました。

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【走行中動画の撮影方法改善】

このページの目次

2016/01/10 ヘルメット内臓スパイカメラ バッテリーの追加と高性能マイクの追加

2015/09/03 改良:ヘルメット内蔵カメラに光ファイバーを追加

関連ページ

ちょんまげ型ウェアラブルカメラの装着・・・3代目のカメラはヘルメットに装着します。スマホで撮影画像をリアルタイムで確認しながら撮影できます。

世界のオモシロヘルメットとヘルメット規格

いままではiPhoneをハンドル左のスマホホルダーに取り付けて走行中の動画を撮影していました。⇒スマホホルダーの装着

使っているうちにヘルメットに内臓できる超小型のビデオカメラは無いかと思っていました。

・走行前方だけではなく左右の風景や気になったものも撮影したい。

・録画しながら生の声を同時に録音したい

からです。

断じて盗撮が目的ではありません。模型の電車やラジコンのヘリコプターに取り付けて楽しむもののようです。

参考ページ

カメラシャッターリモコンコントロールを装着

今回は自作で小型のカメラユニットをヘルメット内部に埋め込んでみました。

出来あがったヘルメットでテスト撮影も行いました。

【動画による説明】

今までのハンドル左に装着したスマホホルダーで撮影したものと今回のヘルメット内臓カメラを比較した動画です。

ウィンドウシールドが映り込むことを忘れていました。

左右の風景を含めて生の音声で説明できてそれなりに自作の効果があったと思います。

【プロの探偵用の隠しカメラ?】

ネットで検索すると隠しカメラの中で基板型というのが使えそうです。

Φ2mmの穴から撮影でき基板本体とリチウムバッテリーと超小型レンズを配線でつないだケースを持たない自作タイプです。

レンズ自体は指先に乗るほど小さいです。記録媒体はmicroSD

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【ノーブランド品】小型カメラ 基板完成実用ユニット スパイカメラ (UT-102α) 720P H.264 動体検知 リモコン操作 振動切替機能

というのをネットで購入しました。

録画時間はSDメモリーが2Hr40min(HD動画 1280×720、30fps)

バッテリー(リチウムポリマー3.7V 600mAh)がおよそ2Hrです。

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【耐久性を上げる為に】

レビューを見るとかなり綺麗に撮影できるがとにかく耐久性が無いらしい。

特にスライド式スイッチがOn/Offの操作で基盤から取れてしまうとかアンテナ線がハンダ付け部から取れる、カメラと基盤本体のコネクター部分が壊れるなど。

また明るい太陽の光でレンズそのものがイカレテしまい色調がおかしくなる。

リモコンの電池接触が悪い、スイッチの反応が悪いなど・・・

そこでヘルメット内部に工作してセットする前に弱いを思われる部分を高強度の接着剤で補強しました。

【レンズと基板本体の取り付け場所】

以前のジェットヘルメットからシステムヘルメットに代えたのでチンガードに内蔵することにしました。

丁度良い空間があるのとレンズの穴も目立たないからです。

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【加工】

①チンガードの内部は空間ではなく発泡スチロールが入っていたのでカメラ基板とバッテリーを配置するためにカッターで切り抜きました。

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②チンガード先端についている唇のような空気取り入れ孔の下にレンズを取り付けました。

上下方向の角度は試行錯誤で決めて接着してあります。

マイクに声が届くようにチンガード内側のプラスチック板に孔を空けます。

④光ファイバーの取り付け

リモコン操作をするとカメラのバイブレーションによって電波が届いたことが分かります。

また待機状態なのか撮影中なのかなど、どの状態にあるかは赤・青・緑の三色のLEDでわかるようになっています。

チンガードの内部に取り付けてもLEDの色が分かるように光ファイバーを使いました。

通信用の高価な光ファイバーではなくアクリル棒の周りをアルミ箔で巻いたものです。

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【出来上がりの外観】

シールドのしたの空気取り入れ孔のすぐ下にレンズがあります。

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スイッチとUSB接続端子はチンガードの下側にあります。

チンガードの最下部のスイッチの横のLED光をチンガードの上淵まで持ってきた様子です。

赤く光っています。

【改良:ヘルメット内蔵カメラに光ファイバーを追加】

内蔵カメラの状態を知る為にアクリル棒を光ファイバーとして使ってみたのですが、暗い時はよくわかっても昼間の太陽の下ではよく見えないことが判明しました。

LEDの光が減衰してしまう為です。

そこでエスカというチョット本格的な光ファイバーに変更してみました。

電装損失とか意味がわかりませんがこんな特性です。

三菱レイヨンが製造する照明用途のプラスチック光ファイバー「エスカ」φ1.0は模型とかにも多用される比較的に安価な光ファイバーです。

アクリル棒とかと違い全反射を狙って屈折率の違う樹脂が表層に被覆された本格的なものです。

パソコン機器の通信にも使われることがあるそうです。

φ0.25~φ3.0まで各種あります。

エスカ、エスカ・・・どっか懐かしい響きの名前です。

英語で書くと「Eska」

そういえば大阪ではレモンスカッシュを「レスカ」、オレンジスカッシュを「オスカ」と呼んでいましたっけ。

アイスコーヒーは「レーコ」(冷コ)です。

ということはエスカは・・・ごめんなさい、わかりません。

閑話休題

写真の下のL字形状がいままで使っていたアクリル棒の光ファイバーで上の3本がエスカです。

φ1の繊維状のファイバーを3本並べて帯状にそろえてあります。

赤、緑、青のそれぞれのLEDに対応しています。

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φ1なので小さな点ですが輝度が高くヘルメットをかぶってもハッキリと見えるようになりました。

(写真上中央の小さな赤い点です)

30mも入手してしまいましたが30cmも使っていないので余っています。

誰か分けて欲しいひといませんか?

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【ヘルメット内臓スパイカメラ バッテリーの追加と高性能マイクの追加】

もともとこのスパイカメラは自作で自由に工作することを前提にしたものですが、カメラレンズの向き、ヘルメットをかぶった状態で現在のモードを知るための光ファイバーなど少しずつ改良してきました。

今回新品の同一品を再度購入したのを機に古い方のバッテリーを追加して電池容量をUPし、マイクの位置が悪かったのを高性能なコンデンサーマイクに取り替えて口のまん前に設置しました。

これで走行中にしゃべった声が同時に録音されると思います。

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ビデオにまとめてみました。

感度が良すぎて雑音を拾いすぎかも知れません。

風きり音が大きいのはビデオカメラレンズの上についている風を取り込む窓が開いていたためでした。

走行動画撮影の本番では空気取り入れ窓を閉めておく必要があります。

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補足

自作した後でAVIファイル形式ならヘルメット用スパイカメラというのが有ることがわかりました。

同じメーカー製です。

目立つのでスパイは使わないとは思いますが・・・

自作が面倒な方はこちらの購入でもいいかもしれません。

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ウェアラブルカメラ(アクションカメラ)を装着するヘルメットサイドマウントもSONYから発売されています。

普通はこれにカメラを取り付けるみたいです。

オプションパーツとしてSONYからヘルメット取り付け器具が販売されていることを見ると世の中には変わった人が多いようです。

Youtubeの中で検索すると一杯出てきます。

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今回の自作品の特徴は目立たないことと安いことでしょうか。

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【日本語取扱説明書】

もしも購入を検討している方がいらっしゃればと思い、商品に同封されていた使用説明書を添付しておきます。