5-1浚われた人達を救出せよ!

花の国フェンディル。その首都ディクールの王宮に男はいた。

銀色に近い茶髪の素晴らしく容姿の整った男だ。その細身はオーキッドの外套に包まれ、腰には申し訳ばかりの銃が下げられている。右手の中指には魔法の発動体である指輪が嵌められており、左胸には白い鳩の飾りが付けられていた。

その男は、王宮の広間、多くの騎士や家臣が見守る中で二人の王女と対峙していた。じっと頭を下げ、男の十分の一ほどしか生きていない人間の少女の言葉に耳を傾けている。

「「マサミ・ソレイユ=イグリーズ」」

「私たちは、なにもあなたを疑っているわけじゃないわ」

「そう、これは忠告。百年もの間このフェンディルに構えているあなたを失うのは少しだけもったいない、そういう私たちの気持ち」

“双子姫”コークルとラフェンサは互い違いにそう語る。

以前より続いている、フェンディル周辺での蛮族による人族攫い。その原因が少しずつ暴かれている中で男が中心ではないかと疑われているのだ。マサミ・ソレイユ=イグリーズ、“白鳩の商人”であるその男が。

“白鳩の商人”をトップとして活動している白鳩商会は、その構成員の多くがナイトメアや出来損ないの蛮族である。疑われる理由は、十分にあった。

「フェンディルはこの問題を、もっとはっきりと知りたいと思っているの」

「だから、確定できる情報を持ち帰って欲しいの。あなたが犯人ではないという、確かな情報を」

「「期待しているわ、マサミ・ソレイユ=イグリーズ!」」

…………

……………………

………………………………

サツキ:あ、フィールド・プロテクションって5人までしか選べないんだ。今6人パーティだから……あたしを抜けばいいのかな?

カルミン:後衛にも攻撃が飛んでくる可能性があるから、かけないのも不安だけどな……。

オーカ:まぁ、後衛二人はプロテクションかけたところで、技を受けただけで危ないのでいいんじゃないですか?

サツキ:それなんだよねえ。少なくともあたしは絶対倒れちゃ駄目だ……回復役がいなくなる……。

カルミン:ごめん、全然プリーストに成長回せなくて。

マサミ(GM):お、揃ってるな。んじゃ成長をしてもらう……前にやな。いくつかハウスルールを適用するから聞いてくれ。

メル:ハウスルール?

マサミ(GM):今回からファンブルだけではなく、クリティカルでも経験点を獲得できることにする。ファンブルの場合は50点、クリティカルの場合は100点。

ユリカ:成長しやすくなるということですわね。

マサミ(GM):このあたりから経験点が不足しやすくなるからな。この程度は必要やろ。それから、複部位の敵はその部位の数だけ経験点を加算する。

カケル:それは、前回のドゥームにも当てはまるのか?

マサミ(GM):いや、今回からですね。今回から、ドゥームなら50×2部位で100点とか、そういう感じで経験点を数えることにする。それからこれを導入する。2.5とアルケミストワークス(AW)とウィザーズトゥーム(WT)の5冊や。

カルミン:ソードワールド2.5だ!!

サツキ:あれ? 今使っているルルブとは違うものですか? それにその大きい本は?

マサミ(GM):ソードワールド2.5は、今使っている2.0の内容を改訂して、別大陸であるアルフレイム大陸を舞台にしているものや。AWとWTは2.0のサプリメントと言って、2.0を拡張するものになる。これを導入するに当たってのルールはこの通り。

・今回から基本的に2.5を基準にプレイしていく。

・既に取ってある戦闘特技の中で、効果が変わってしまっているものがある場合、ビルドの想定に関わるため2.0と2.5どちらを採用するかを選ぶことが出来る。

・<精密射撃><魔法誘導>は<ターゲッティング>に書き換える。

・プリーストを新たに修得する場合、信仰する神は2.0にあるものに限定する。

・その他、アルフレイム大陸特有のデータは使用しない。

・防御ファンブルは適用しない。

・これ以外でルールを2.0のものを使用するときは都度GMから指示が出る。

※それぞれの本について捕捉

ソードワールド2.5…アルフレイム大陸を舞台とした、2.0のアップデートバージョン。これを買うだけで基本的な遊びができる。全3巻。

アルケミストワークス…2.0新技能アルケミスト(2.5の3巻にも収録)の他、一般技能(ほぼRP用の技能。キャラクターが深まる)などが載っている。2.5では同様の位置のエピックトレジャリーが発売予定。

ウィザーズトゥーム…ウィザードだけが使える深智魔法が載っている他、魔法技能について掘り下げてある本。

マサミ(GM):たとえば、冒険者ギルドについてはアルフレイム特有のものだから、テラスティア大陸が舞台の今キャンペーンでは無関係になる、とかそういうことやな。その他わからないことは適宜聞くように。

カルミン:うわっ、必殺攻撃の内容全然変わってるじゃん!?

オーカ:やったー、深智魔法が使えるようになった! って魔法職、非金属鎧まで制限されてるじゃないですか! どうせ筋力10もないですけど……。あと魔晶石が複数個使えなくなったのも痛いですね、買う点数考えないと。

ユリカ:弓って刃のついた武器扱いなのね。回りにくくなりましたわ。

サツキ:あ、アルケミストだ! こういうの欲しかったんだ-。

メル:一般技能……なにか取れるようなものあったか?

マサミ(GM):ま、色々あるだろうからじっくり確認してくれ。前回の経験点は1250点、報酬は11880Gや。

オーカ:一人1980Gですね。かなりたくさんもらえるようになりました。

カルミン:まぁ、うちファイター多いから金がいくらあっても足りないんだけどな(笑)

<成長報告>

カルミン:それじゃあ俺から。クロムウェル・カーマイン、成長したのは生命力。ファイターを4に上げました。

マサミ(GM):そろそろ器用度低すぎてきついんちゃうか?

カルミン:そうなんだよ! 器用度+2しかないから当てることもきつくなってきた! でも全然伸びないんだよなあ、HPばっか伸びていくよ……知力も低いから魔法に切り替えることもできないし。マギテックでも取ろうかなあ?

それから、買い物で剣を買い換えました。

カケル:当たらないなら威力を上げようと。

カルミン:ま、まぁな。ブロードソードを売ってスティールブレードに上げました。威力表が15から24に上がったからかなりの飛躍。あとは割る用の器用度の指輪を2つ。それから、バンダナを専用化してHPに+2されました。

ユリカ:ああ、私たちもうそんなに名誉点溜まったのね。

サツキ:一人前になったくらいだね。

※名誉点によって冒険者の知名度が測れる。2.0では50点から一人前とされ、その活動地域くらいなら名前が知られている状態になる。

カルミン:一般技能はレイバー(肉体労働者)を2だけ取りました。

サツキ:レイバー? クレリック(聖職者)は?

カルミン:神の声は聞こえても、クロは儀式のやり方なんて知らないんじゃないかな。

マサミ(GM):ま、奔放なル=ロウド神官なら儀式の継承もせずにほっつき歩いてても仕方ないわな。

カルミン:そゆこと。それまでは、簡単な肉体労働で日銭を稼いで生活してたってことで。最後に、必殺攻撃の内容がガラっと変わっていたので2.0の方を選択しました。2.5だと必殺攻撃型はフェンサー向けらしいし、もう少し威力が出せるように考えないと行けないな。目指せ器用度ボーナス3! うーん、目標がしょぼい。

クロムウェル・カーマイン 18歳♂ PL/カルミン

ナイトメア(人間生まれ)/戦士 身長177cm

能力値ダイス:技7 体15 心8 A6 B9 C4 D2 E6 F9

最終能力値:器用度13+1 敏捷度16+2 筋力19 生命力20 知力14 精神力18

生命抵抗力6 精神抵抗力7 HP34 MP21

保有経験点:440

所持名誉点:18

合計名誉点:68

冒険者技能:ファイター4 プリースト/ル=ロウド1 スカウト2 エンハンサー1

一般技能:レイバー2

戦闘特技:必殺攻撃(2.0)、武器習熟A/ソード

修得練技:キャッツアイ

装備:スティールブレード、チェインメイル、ラウンドシールド

アクセサリー:聖印、バンダナ(専用)、疾風の腕輪、巧みの指輪×2

所持品:冒険者セット、スカウト用ツール、保存食(7日分)、ヒーリングポーション×2

所持金:252G

当たらぬなら威力をあげようホトトギス作戦に出たチームリーダー。

しかしそれでも一番火力がなく、能力不足に悩む日々。

サツキ:はい、アザレア・セイレーニア、上がったのは知力。

カルミン:いいなぁ~。

サツキ:えへへ。結構順調に行ってるよ。取った技能はライダーとアルケミストを1ずつ。

メル:……盾?

サツキ:そうなの。技能を騎獣の献身にして、護衛にすることにしました。回復役があたししかいないから、どうしても倒れるわけにはいかないし。リリーはかばうを持ってないからね。

ユリカ:そうね、リリーはあくまで足止め役としてだからかばうまではできないし、ちょうどいいかもしれないわ。

サツキ:あとは来歴に「卵を温めたことがある」があったし、なんかいい感じに話が生えたらいいなーみたいな(笑)

マサミ(GM):言うたな? 本当に生やすぞ。

サツキ:なにが来るのか今から怖くなってきた(笑)それから、神聖魔法には補助が少ないからと思ってアルケミストで取った賦術はパラライズミスト。

カルミン:ありがてぇ~。

サツキ:クロももうちょっと器用度が上がったらいいんだけどねえ。取った一般技能はクレリック3、コック(料理人)2です。

ユリカ:どっかの生臭坊主よりは真面目な様子ね。

カルミン:生臭坊主で悪かったな。

サツキ:あはは……。プリーストも4になって司祭レベルになったから、元々ある程度敬虔な信徒だったんじゃないかな? コックも前に料理が上手いってことになってたから、炊き出しの手伝いで腕を磨いたってことで。

オーカ:純プリーストらしい取り方ですね。

サツキ:買い物は騎乗証、騎獣縮小の札I、馬のレンタルと叡智の腕輪、アルケミーキットと緑のAランクカードを3枚です。知力ボーナスが4になったから、かなり安定してきたね。

オーカ:むむ、専門魔法職として負けられませんね……。そういえば、専用化はしないんですか?

サツキ:うん、聖印を専用化したかったんだけど、2.5から聖印は100必要になっちゃったから。できなかったんだよね。次の目標はそれかな、以上です。

アザレア・セイレーニア 18歳♀ PL/サツキ

人間/神官 身長160cm

能力値ダイス:技4 体8 心9 A12 B7 C4 D6 E10 F7

最終能力値:器用度16+2 敏捷度11 筋力13 生命力14 知力22+2 精神力16

生命抵抗力6 精神抵抗力8 HP26 MP28

保有経験点:680

所持名誉点:68

合計名誉点:68

冒険者技能:プリースト/ル=ロウド4 レンジャー2 ライダー1 アルケミスト1

一般技能:クレリック3、コック2

戦闘特技:魔法拡大/数、ターゲッティング

修得騎芸:騎獣の献身

修得賦術:パラライズミスト

装備:ハードレザー、ラウンドシールド

アクセサリー:聖印、雪結晶の髪飾り、宗匠の腕輪、叡智の腕輪、アルケミーキット

騎獣:サティアン(ホース/残り19回)

所持品:冒険者セット、テント(4人用)、救命草×4、魔香草×5、3点魔晶石×2、騎乗証、騎獣縮小の札I、緑Aランクカード×3

所持金:328G

安定した成長を見せる専門回復役。補助も修得してますます重要になってきた。

チームの要として死なないための対策を固めてきたが功を奏すか?

オーカ:オフィーリア・オークリデア、成長したのは知力です。技能は特に成長させませんでした。というかできません、10点だけ足りなくて……。

メル:でも知力が上がったんだから上々ね。

オーカ:そうですね。これがないとどうしようもないので。あと2上がってくれれば腕輪付けてボーナスブレイクするので、それまでがんばりたいところです。購入したのは10点魔晶石を1つと5点魔晶石を1つ。

カケル:随分買ったなぁ!

オーカ:補助を飛ばしているといくらMPがあっても足りないんですよね。それに魔晶石を点数きっかり使い切らなくてもいいようなのでこの方が楽でしょう。

それから変わったところと言えば、2.5ではスタッフに防護点が+1されるらしく。防護点が3に上がりました。

メル:そうは言っても、一度攻撃受けたら吹き飛ぶのは変わらないわけだが。

オーカ:がんばって戦線外にいるしかありませんね。前回は酷い目に遭いました。さて、一般技能ではスカラー(学生)を3取りました。まだまだ魔法の勉強の道半ばですから。以上です。

オフィーリア・オークリデア 15歳(外見年齢:12歳)♀ PL/オーカ

エルフ/魔術師 身長148cm

能力値ダイス:技10 体3 心13 A3 B9 C1 D4 E5 F9

最終能力値:器用度13 敏捷度20 筋力4 生命力7 知力20 精神力23

生命抵抗力4 精神抵抗力6 HP16 MP35

保有経験点:1490

所持名誉点:68

合計名誉点:68

冒険者技能:ソーサラー1 コンジャラー3 セージ3

一般技能:スカラー3

戦闘特技:ターゲッティング、魔法拡大/数

修得言語:交易共通語(会・読)、エルフ語(会・読)、魔法文明語(会・読)、魔動機文明語(読)、汎用蛮族語(会・読)

装備:メイジスタッフ、クロスアーマー、薔薇のチョーカー

所持品:冒険者セット、食器セット×5、調理器具セット、羽根ペン、インク、羊皮紙、ぬいぐるみ(小)、手鏡、魔晶石(3点)×1、(5点)×1、(10点)×1

所持金:57G

敵も強くなってきて補助が忙しい専門魔法職。

魔晶石も大量に積み出して、お金がかかるようになってきたがまだ余裕がある。

ユリカ:それではリリー・メイデン。生命力が上がりシューターが5になりました。

カルミン:はっや!?

サツキ:Bテーブルメインはいいなぁ~。

ユリカ:スカウトを上げる手もあったのだけれど、足が遅いので上げても先制が取れないの。というわけで、シューターを優先しましたわ。取った特技は鷹の目。これで敵後衛まで弓を飛ばせるようになりました。

マサミ(GM):恐ろしいやっちゃ……。

ユリカ:弓を買い直すにはまだ筋力が足りないので、成長はこれくらいですわ。あと、矢筒では12本しか持ち歩けないことに今更気付きましたので、えびらを買いました。これで36本まで持つことが出来ますわ。

サツキ:今までは入りきらない分生で持ち歩いてたのかな(笑)

ユリカ:ランの馬に乗せていたんでしょう。折ったら罰。

カケル:うわ……。

ユリカ:一般技能はノーブル(貴族)5、それからオーサー(作家)が1。

メル:オーサー?

ユリカ:趣味で日記をつけているのよ。そこから派生してエッセイのようなものを書いたりするの。まぁ……特にそれで活動したりはしていないけれど。以上です。

リリー・メイデン 20歳(外見年齢:10歳)♀ PL/ユリカ

ドワーフ/射手 身長142cm

能力値ダイス:技6 体8 心6 A16 B4 C9 D10 E6 F8

最終能力値:器用度22+2 敏捷度10 筋力18+1 生命力20 知力12 精神力15

生命抵抗力8 精神抵抗力7 HP35 MP15

保有経験点:90

所持名誉点:68

合計名誉点:68

冒険者技能:シューター5 スカウト2 レンジャー2

一般技能:ノーブル5、オーサー1

戦闘特技:ターゲッティング、武器習熟A/ボウ、鷹の目

装備:ヘビーボウ、チェインメイル

アクセサリー:矢筒、ピアス、剛力の指輪、宗匠の腕輪、えびら

所持品:冒険者セット、スカウト用ツール、弓矢(23本)、羽根ペン、インク、白紙の本(日記)、礼服、ランタン、油、火縄壷、保存食(7日分)、ストーン(たくさん)

所持金:2227G

Bテーブルの軽さを生かして安定したダメージディーラーとして成長しつつあるお嬢様。

足の遅さからスカウトの成長を放り、確実に敵をしとめようとしている。

メル:メルクリウス・バーン、上がったのは器用度。技能は特に上げませんでした。エンハンサー使うにもMP低いから。

カルミン:このチームの前衛、火力を安定させるためのMP全然ないよな……。

メル:今のところ困ってないからいい。必要になったら魔法でも取る。今はファイター5になって頑強取る方が先。

マサミ(GM):まだ固くなるかお前

メル:ふふん、いいだろう。買い物は特になし。フォートレスを買う金が貯まる頃には筋力が3上がっているといいが。それから、一般技能はアーマラー(防具職人)とウェポンスミス(武器職人)を1ずつ。武器や防具の手入れをしているうちに身につけた技術だが、あくまで手入れしかできない。他に職を持っているほど器用なやつではないだろう。以上だ。

メルクリウス・バーン 18歳♂ PL/メル

リルドラケン/戦士 身長221cm

能力値ダイス:技5 体14 心6 A6 B2 C10 D14 E5 F5

最終能力値:器用度13 敏捷度7 筋力24 生命力29 知力12 精神力11

生命抵抗力8 精神抵抗力5 HP41 MP11

保有経験点:1890

所持名誉点:68

合計名誉点:68

冒険者技能:ファイター4 エンハンサー2

一般技能:アーマラー1、ウェポンスミス1

戦闘特技:かばう、防具習熟A/金属鎧

修得練技:ビートルスキン、マッスルベアー

装備:ヘビーメイス、チェインメイル、カイトシールド

アクセサリー:ロングマント(フード付き)、韋駄天ブーツ

所持品:冒険者セット、保存食(7日分)、ヒーリングポーション×2

所持金:2252G

前回魔法を受けて少し苦しそうにしていた(?)が今日も沈まぬ我らが要塞。

レベル5になると頑強でHPが59になる予定。

カケル:ランは精神力が上がった。それからマギテックを1取りました。

カルミン:マギテック? 魔力撃でも取るつもり?

カケル:まぁそれは考えたいが……MPがなさすぎてエンハンサーを使う幅がなかったんだよ。精神力が上がったついでに取ったおかげで4もMPが上がったぞ。12もあればキャッツアイだけじゃなくてビートルスキン取っても余裕がでそうだ。

マサミ(GM):そんなに火力出さなくていいぞー

カケル:あと俺は多分、魔力撃より全力攻撃II取った方が火力出せるからその方向で行くかな。ターゲットサイトが使えるようになったしこれで命中が+2確保されたし、随分戦いやすくなったかな。まぁ、MPないし出番はないだろうが。

買ったものはマギスフィア小と前回使った騎獣縮小の札Iを買い直し。もう少し金に余裕があればノーマルランスとかに買えてもいいんだがな。あとは馬のレンタル料払っておしまい。

マサミ(GM):固定値信者め……まだダメージを底上げするか。

カケル:もちろん。ただ、2.5で縦横無尽が生きてたら攻撃回数増やせたのになぁと少し残念だな。で、一般技能はバウンサー(用心棒)5、バトラー(執事)3、コーチマン(御者)2だ。

ユリカ:かつかつね。

マサミ(GM):元は護衛用ルーンフォークだったんやな。

カケル:お嬢を守り、将来的には執事としても活躍するために教育されたんだな。だからわざわざ追いかけてきたわけだ。以上。

ラン 8歳(外見年齢:22歳)♂ PL/カケル

ルーンフォーク/戦士 身長177cm

能力値ダイス:技9 体12 心5 A11 B2 C8 D6 E4 F3

最終能力値:器用度20 敏捷度11 筋力22+2 生命力19 知力9 精神力9

生命抵抗力7 精神抵抗力5 HP31 MP12

保有経験点:340

所持名誉点:68

合計名誉点:68

冒険者技能:ファイター4 ライダー1 エンハンサー1 マギテック1

一般技能:バウンサー5、バトラー3、コーチマン2

戦闘特技:武器習熟A/スピア、全力攻撃

修得騎芸:攻撃指令

修得練技:キャッツアイ

装備:アールシェピース、プレートアーマー、剛力の腕輪

騎獣:リベアル(ホース/残り17回)

所持品:冒険者セット、栄養カプセル×2、騎乗証、騎獣縮小の札I、リペアパッチ、マギスフィア

所持金:1912G

着々と戦うための下地を作っているリリーの従者。

MPも確保して一層の火力アップを狙っている。

<白鳩の商人の来訪>

マサミ(GM):話は前回行った遺跡からフェンディルへ戻ったところから始まる。なので、今回は生活費を減らす必要はないが、代わりに保存食を減らしてくれ。

サツキ:たしか、持ってない人いるよね。

カルミン:持ってるのは俺とリリーとメルだな。二日分ずつ減らすか。

カケル:俺は栄養カプセルがあるからいらないんじゃないか?

カルミン:それは高いから、あまり使わない方がいいよ。食事で補えるならできるだけその方がいい。

カケル:わかった。

マサミ(GM):あとは、睡眠は3時間で交互にしたかと思うから全快はしない。まぁ、この後休めるようにするからここは気にしなくてええで。

オーカ:よかった、完全ガス欠の状態で次も行くことになったら大変なところでした。

サツキ:あ、じゃあ買い物ってこの後の自由時間にしたことになるのか。

ユリカ:そういうことでしょうね。

マサミ(GM):(この後大して変わらない状態に突っ込むんやけどな)では、フェンディルに戻ると白鳩の卵亭にいたアドミランが入ってきたお前たちを視認するだろう。

カルミン/クロ:「あー、つっかれた。結局、前金以外はただ働きだったな」

オーカ/フィー:「そうでもないですよ。歴史資料が多く発見できたので、もらえなかった後金は賄えます」

メル/メル:「しかし、あのディープグレムリンを逃がした以上、今後も似たようなことが続くかもしれんな」

オーカ/フィー:「そうですね。依頼が来るたびセンス・マジックを使うわけにもいきませんし……」

サツキ/アザレア:「そんなことよりお腹空いたよ! 保存食なんかなんの足しにもなりゃしない!」

カルミン/クロ:「わけてもらっておいて……。バクバク食ってると太るぞ!」

サツキ/アザレア:「ふっ、太らないもん!」太らないもん……!!

ユリカ:PLまでダメージ受けないの(笑)

サツキ/アザレア:「ううう……アドミラン! ご飯ー!」

マサミ(GM)/アドミラン:カウンターまで来たアザレアに適当なまかないを出しつつ、アドミランは脈絡なくこう言うぞ。「お前たちに客が来ている。奥の部屋で待っているから、支度が終わり次第行け」

ユリカ/リリー:「客……また蛮族だったりしないだろうな。昨日来た女は蛮族だったぞ」

マサミ(GM)/アドミラン:「それはない。俺のよく知っている相手だ……場合によっては、お前たちも知っているかもな」

サツキ:誰だろ、フィクサーさんかな?

カルミン:それだったら初めからフィクサーだって言うんじゃないか?

オーカ:じゃあ、誰だろうなーって思いながらオフィーリアもパンケーキをもらいます。

メル:食べ終わった頃を見てわたしは一番に中へ入ろう。誰がいる?

マサミ(GM):ああ。奥の部屋は主に応接室だが、普段は滅多に使われない。ほとんどの場合はアドミランの知人が来たときや、あるいは高位の人間が来たとき専用のVIPルームだからだ。お前たちも踏み込んだことはないだろう。その場所に入ると、一人の長身のエルフが上座のソファに座り、その背後に二人のナイトメアが立っている。

カルミン:ナイトメアだって一目でわかるってことは、角を隠してないってことか?

マサミ(GM):そうや、二人のナイトメアは角を隠していない。一人が戦士、もう一人は神官戦士のようだ。身につけているものから、お前たちよりも遙かに上の実力者だろうということが窺える。

ユリカ/リリー:「ナイトメア……」そう呟いてはっきりと不審そうにするでしょう。あまりいい気持ちではないでしょうね。

オーカ:オフィーリアは、実在するんだという気持ちで見ています。

カルミン/クロ:その二人の様子に身を強ばらせながら、座っているエルフに話しかけます。「遅くなりました。代表のクロムウェル・カーマインです。俺たちを指名ということでしたが、間違いないでしょうか」

マサミ(GM):「間違いない。ひとまず座るといい」そう男は促すだろう。そして、全員が座ったのを確認してから名前を名乗る。「俺はマサミ・ソレイユ=イグリーズ。……“白鳩の商人”と名乗った方が、早いか?」

カルミン:ついに出ちゃったー!

マサミ(GM):うるせぇ、便利やねん! ……“白鳩の商人”マサミ・ソレイユ=イグリーズは、フェンディルの辺境の村に居を構えるエルフや。商人として流通の多くを握っているが、その従業員のほとんどが蛮族やナイトメアという変わり者。長年培った信頼によって、白鳩マークの蛮族やナイトメアは信用できると判断してもらっているわけや。

メル:つまり、アドミランはマサミの部下ということ?

マサミ(GM):アドミランは昔、白鳩の商人の元で冒険者をしていたが、引退してこの店を構えている。店を建てる時の費用は商人からもらっており、その関係で現在でも密に情報を流しているんやな。で、今回は商人自らがやってきたというわけや。

サツキ:でもなんでそんな偉い人が、あたしたちに……?

ユリカ/リリー:「お噂は常々伺っております。私はリリー・メイデン、ルキスラのメイデン伯の娘です」

カケル/ラン:「リリーお嬢様の護衛を務めております、ランと申します」

サツキ/アザレア:「アザレア・セイレーニアです……」堂に入った様子のリリーに倣ってなんとか挨拶します。

オーカ/フィー:「オフィーリア・オークリデアです」

メル/メル:「メルクリウス・バーンだ。して、如何様で?」

マサミ(GM):「先日、蛮族たちが拠点としていた倉庫を奪還したのはお前たちだったな」と、全員の名前を聞いたところで商人は話し始めるぞ。

カルミン/クロ:「そうです」お、俺たちの実力を見込んできた?

マサミ(GM):いや。「それにより、蛮族に狙われ始めているとアドミランからも聞いた」

オーカ/フィー:「わたしたちが蛮族に騙されたことをもう……」そっか、カウンターで騒いでたから報告されたんだ。

マサミ(GM):「我が白鳩商会は蛮族やナイトメアを中心に雇っている。しかし、先日の蛮族の倉庫が発覚したことによって、繰り返しフェンディルを襲う蛮族たちの人族攫いの犯人としてうちの冒険者が疑われ始めている」

カルミン/クロ:「……それは、俺たちへの恨み言ですか?」

マサミ(GM):「俺はそんなつまらないことをする暇人ではない。そこでだ。蛮族から恨みを買っているお前たちには早急にフェンディルから出てもらう」

サツキ/アザレア:「え……っ!?」

オーカ/フィー:「ど、どういうことですか!?」

ユリカ/リリー:「目的は?」

マサミ(GM):「蛮族国家ミゲルグの偵察」

全員:「!!」

マサミ(GM):「お前たちの働きでミゲルグまでの地図は手元にある。しかし、内情がわからない状態で攻め入るのも不可能だ。白鳩商会はなんとしてでもあの蛮族国家を潰し、信用を保たねばならない。そうでなければ、俺の大切な配下が一番に処刑されるだろう――目の前に敵がいるにもかかわらずだ! ……そのための一手として、お前たちを使いたい」

カルミン/クロ:「……俺たちのせいで国に無用な被害を招かない、それはわかる。だから受けてもいいが、報酬は?」

マサミ(GM):「前金として5000Gと通話のピアス、それから保存食を一人二週間分」

オーカ:ひえっ

サツキ:20000Gの品を……!?

マサミ(GM):「任務行動中は通話のピアスで一日一回、必ず連絡を取ること。また、勝手に攻め入ることは絶対に許さん。戻ってこない限り後金は支払わない。きちんと内情……そうだな。国家の規模、人族攫いの中心、拠点、蛮族の中心人物などがわかれば上々だろうな。それらを調べてくることが出来れば、20000Gを下限に実力に応じた額を支払おう」

カルミン:それってつまりさぁ……俺ら6、7レベルになるくらいまでこの先色々するってことだよな?

マサミ(GM):さてな。話を整理すると、まぁ蛮族国家の偵察や。期限はないので急ぐ旅ではないが、商会がいつまでも見逃されるとは限らんから早いに越したことはない。道のりとしては歩いて3日ほど。ジャーベル・ウォーキーの森の横を通り、巨鳥の爪痕を越え、オッド山脈にある数多の洞窟のうちの一つこそが、蛮族国家に続いていると思われる。森の先にはに村が一つあって、そこを過ぎると村がなくなる。つまり、それ以降は買い物が困難になるから要注意や。

サツキ:やたら多い前金ってそういうことかぁ。

オーカ:村では制限なく買い物ができるんだよね?

マサミ(GM):できる。その村では白鳩商会が常駐しているからな。ただ、その先は本当に買い物が不可になる。……まぁ、そんないじわるはせんから、ここはそんなに気負わなくて構わんよ。

ユリカ:そうよね……そうよね?

カケル:悪い笑顔してんなぁ、おい。

マサミ(GM):くくく。それから、商人から冒険者の店の印はもらえない。アドミランからもだ。白鳩商会とは一切の無縁を演じてもらいたいからな。

カケル:商会の人間じゃない捨て駒ってことか。なるほどね。

カルミン/クロ:「……わかりました、謹んでお受けします。それでいいよな?」

ユリカ/リリー:「私は元より行くつもりだったのだ。行くに決まっている」

カケル/ラン:「俺はお嬢の言うとおりに」

メル/メル:「仕事ならば行くだろう」

オーカ/フィー:「ええ、わたしも異存ありません」

カルミン/クロ:「アザレアは?」

サツキ/アザレア:「い、行くさ。最後まで付き合うよ」

マサミ(GM):「では、出立は明日にでも。村にいる部下には伝えておく。いい結果を待っているぞ」そう商人は告げると部屋を出て行く。ナイトメアの一人が5000G入った袋を置いていくだろう。

カルミン/クロ:「……はあっ、緊張した~」

サツキ/アザレア:「まさか、有名人に会うとは思わなかったよ……」

オーカ/フィー:「しかし身長の高い人でした。わたしもああなれるでしょうか?」

メル/メル:「なれるのではないだろうか」

ユリカ/リリー:ではせっかくなのでここでひとつ。リリーは確実に商人たちが離れたのを見計らって呟きましょう。「しかし、ナイトメアを連れているとは悪趣味な。穢れを抱えた忌み子のくせに、よくああも堂々と歩けるものだ」

カルミン:うわやば

ユリカ:あら、こういうものをお望みではなかったかしら?(笑)

オーカ/フィー:「そこまで露悪的に言わなくても……。でも、そうですね。ナイトメアだけじゃなくて、蛮族も連れているんですよね? それは確かに国も疑うかもしれません……」

カケル/ラン:「あのナイトメアの鎧、俺らのものよりよほどいいものでした。実力もかなりのもんでしょう。そんな精鋭を揃えている商会ともなれば、軍に匹敵しかねません。恐れられるわけですな」

サツキ/アザレア:「そんな、そんな風に言わなくてもいいじゃないか。悪い人じゃなさそうだったよ?」

メル/メル:「強さの前に穢れなど関係ないだろう。なぁクロよ」

カルミン/クロ:「……さぁな」空気がやべぇ(笑)

サツキ:そういえば、今確認したら2.5では蘇生すると無条件で穢れが増えるんですね。

マサミ(GM):そうやねん。あまり気軽に蘇生できないと今後に差し支えるんで、穢れ表は2.0の方を使おうかと思うで。

カルミン:選択ルールのごとく適当采配していくなあ(笑)

マサミ(GM):さて。これから1日の猶予が与えられたが、前金はどうする?

オーカ:それなんですけど、僕欲しいものがあって。とんがり帽子を買ってくれませんか?

カケル:魔物知識判定に+1ってやつか。

オーカ:ええ。魔晶石を買ったらお金足りなくなっちゃって……。今後どんどん敵のレベルも上がると考えると、早めに欲しいです。

メル:なら、余ったお金をわたしにくれないか? ブラックベルトが欲しいんだ。

マサミ(GM):まだ堅くなるか、いらんやろ。

カルミン:他に欲しいものは?

サツキ:あたし、カードシューターが欲しいなぁ……。

ユリカ:では、こうしましょう。3000Gをとんがり帽子で。1000Gをメルに渡しブラックベルトに。残りの1000Gをアザレアに渡し、足りない200Gをリリーから貸します。

サツキ:ありがとう!

カルミン:前金がこれでチャラだけどそのための前金だからいっか。

カケル:これでやりやすくなるなら万々歳だろ。

オーカ:あ、そうだ。報告用の通話のピアスは誰がつけますか?

カルミン:後方で話せる人間がいいな。オフィーリアでいいんじゃないか?

オーカ:ありがとうございます。羽根ペンとかは持っているので……そうですね、これで報告書でも作りましょう。

マサミ(GM):なら、これで解散かな? おそらく各々家に帰ることだろう。で、オフィーリア。

オーカ:はい? なんでしょう。

マサミ(GM):今日のことを家族に報告したりはする?

オーカ:ああ……多分しますね。ちょっとこのあたりまで行ってくるから、しばらく帰らないよって。

マサミ(GM):ではその場所を聞いて母は少し表情を曇らせる。「確かあそこって、今鳥が……気をつけなさいよ、あんた昔……いいえ、なんでもない」

オーカ:え、え、なんでそんな不穏なんですか。僕になにがあったって言うんですか。

マサミ(GM):そんなところでこの日を終わりにするでー。

オーカ:ええーっ!

<旅立ちの日>

マサミ(GM):それでは翌日。集まって出発するところやな。

サツキ/アザレア:じゃあ後からやってきて「おっはよー」って昨日は連れてなかった馬を連れてくる。

カルミン/クロ:「はっ!? お前、先行っててってそういうことだったのかよ!」

サツキ/アザレア:「だって、一昨日のドゥーム見たでしょ!? もう少し守ってくれるものないと生きていけないよ!」

カルミン/クロ:「うわ、完全に盾にするつもりだ。酷いご主人様だなあ?」

サツキ/アザレア:「なんとでも言ってよね。このパーティ、回復役あたししかいないんだから!」

ユリカ/リリー:「うるさい。さっさと行くぞ」と、リリーはランの馬の後ろに乗っているでしょう。

サツキ/アザレア:「はいはい……フィー、一緒に乗っていくかい?」

オーカ/フィー:「え、いいんですか!? やったー」

カルミン/クロ:「いいなぁ、みんな馬乗って……」

サツキ/アザレア:「がんばって歩いておいで」

メル/メル:「これも鍛錬だ。励め、クロ」

カルミン/クロ:「俺はお前みたいに体力馬鹿じゃないんだぞ!」

マサミ(GM):はい。村までは朝から歩いて夕方くらいには到着する感じやな。ジャーベルウォーキーの森の近くを通った頃に何が出るかD66振って。

カルミン:6と3だな。

マサミ(GM):おっ。じゃあ血のように鮮やかな赤色の花をつけたのが歩いてくる。魔物知識判定を11/14でどうぞ。

オーカ:う。14で弱点も抜きました。炎の技は持っていませんが……ブラッディーペタル、花の数は?

マサミ(GM):4枚。

カルミン:おっけー、ここで経験点がっぽりもらえばいいんだな!? 250点! 先制は……やっべ9しかない

ユリカ:駄目ね、私も8だわ

サツキ:あ、11出た。よし行くぞー!

マサミ(GM):おう、がんばれがんばれ~

■1ラウンド

マサミ(GM):まず今の隊列はどんな感じや?

カケル:俺とリリーが一番前じゃないか?

カルミン:だろうな。その後ろを俺とメルが続いて、最後列に後衛二人だろ。距離は?

マサミ(GM):10m。

オーカ:どうします、この数だと魔法撃ちますか?

カルミン:量が多いだけでそんな強くないからいいんだけど……まぁ時間かけるとダレるもんな。頼んだ。

オーカ:わかりました。とりあえず主動作で馬から降りておきますね。

カケル:さて、先頭に居るんだし俺が行くか。お嬢、降りるか?

ユリカ:乗ったままだと-4の補正でしたわね。固定値が9あるから……補正入っても期待値で当てるわ、大丈夫。

カルミン:つえ~……

カケル:わかった。じゃあこのまま10m前進して胴体に攻撃!

カケル 達成値3(2,1)+7=10 回避!

馬 達成値10(5,5)+3=13 HIT!

ダメージ7(4,3)

カケル:うーん、そろそろライダー上げないと馬の攻撃が当たらねぇな

マサミ(GM):サブ技能おろそかにすると結構響くんでね

ユリカ:では続いて行きましょう。胴体に攻撃。

達成値 10(6,4)+9ー4=15 HIT!

ダメージ 8(4,4)+9=17

マサミ(GM):うわ、補正入ってなんやその達成値。

ユリカ:流鏑馬って気分がいいですわ。

サツキ:ユリカかっこいい~

カルミン:お、俺も負けてられるか。10m前進して胴体に必殺攻撃!

達成値 7(3,4)+6=13 HIT!

ダメージ 3(1,3)+8=11

カルミン:キャッツアイ入れておけばよかった……期待値でも怪しいの怖い。

メル:なら私も行こう、そろそろ胴体は落ちるんじゃないか。

達成値 6(5,1)+7=13 HIT!

ダメージ 5(1,6)+8=13

メル:残りは18か、アザレア行けるか?

サツキ:さすがに一気には落とせないよ~。どうしよ、拡大しちゃおうか。全部に攻撃するとMP20使うけど……まぁ回復すればいいよね。5倍フォース、行くよ!

達成値 6(2,4)+8=14 抵抗!

ダメージ 胴体{3(2,4)+8}/2=6

花1 {2(1,4)+8}/2=5

花2 {2(1,4)+8}/2=5

花3 {5(4,9)+8}/2=7

花4 {3(4,3)+8}/2=6

サツキ:うう、魔力が8あっても抵抗される。

カルミン:ま、まぁまぁ次で終わるだろ、多分。

マサミ(GM):その前にお前たちが終わらんといいな? まずは花1の攻撃、対象は馬やな。

カケル:11か、避けないな。

マサミ(GM):14ダメージどうぞ。

カケル:うわ、もう一回来たら落ちるぞ。

マサミ(GM):花2は……めんどくせぇ、一気に決めるか。2はクロ、3が馬、4も馬!

カケル:待ってくれ~~~~!

メル:あ、かばい忘れた。

カルミン:16で避けたけど……。

カケル:花2が11で避けない、やばい死ぬ。

マサミ(GM):馬落ちたら落馬ダメージ受けたあとランに攻撃行くんで。ダメージは17。

カケル:うわ落ちた。生死判定は成功、死にはしてない、大丈夫。

マサミ(GM):では10m移動したから2mの落下ダメージやな。6点。

カケユリ:防護点で止めた。

マサミ(GM):嫌がらせにもなりゃしねぇ……。ランに攻撃。

カケル:うわ、ピンゾロした

マサミ(GM):では12ダメージどうぞ。

カケル:7点切り捨てて5点か? 馬が落ちたのは痛いな。

マサミ(GM):ではブラッディーペタルは全ての体力を5回復するで。

オーカ:うわ、花がほとんど振り出しに戻った。

■2ラウンド

カルミン:胴体落とすぞ! 必殺攻撃!

達成値 8(6,2)+6=14 HIT!

ダメージ 6(4,3)+8=14

オーカ:これくらいなら僕でも落とせるんじゃないでしょうか? スパークの対象が5なので数もちょうどいいし。行きましょう、スパーク!

達成値 10(4,6)+6=16 抵抗!

ダメージ 胴体{0(1,4)+6}/2=3

花1 {1(5,1)+6}/2=4

花2 {0(3,1)+6}/2=3

花3 {4(6,5)+6}/2=5

花4 {0(2,3)+6}/2=3

オーカ:ううん、やっぱりコンジャラーじゃ火力は出せませんね。早くソーサラーも伸ばさなくては……あと指輪が欲しいです。というかファイアウェポンにした方が早かったのでは? あぁ~……。

サツキ:まぁまぁ。胴体はもう落ちるから……。

ユリカ:そうよ、これくらいなら石でいいわね。(ゴロゴロ)あ、だめだわ3じゃ同値回避される(笑)

カケル:3でも同値なのが羨ましいよ。そんじゃ胴体は俺が狩るか。馬から降りたから2Hだな。

達成値 7(1,6)+7=14 HIT!

ダメージ 10(6,5)+7(5,2)+7=24

マサミ(GM):なんやその火力。胴体は落ちたで。

サツキ:うーん、MPあと10かあ。アウェイクンの分残すからあたしはパスで。

メル:ではわたしが行こう。花1に攻撃。(ゴロゴロ)だめだ、外れたな。クロに庇う。

マサミ(GM):では花の攻撃。1はリリー、2はラン、3はリリー、4がランだな。

カケル:俺6ゾロ出さないと避けらんないんだけど。

ユリカ:私も回避ないですわ。

マサミ(GM):じゃ……(ゴロゴロ)リリーが18と19、ランが12と12それぞれ受けてくれ。それから麻痺毒の生命抵抗目標値を14で2回ずつ。

ユリカ:……多くない? 麻痺は抵抗しましたわ。

カケル:あ、麻痺一回受けた。

■3ラウンド

サツキ:3点魔晶石を2つ潰して2倍キュア・ウーンズ! リリー、ランそれぞれ12回復だよ!

ユリカ:ありがとう。では今度こそ。5m下がって花1に攻撃!

達成値 7(4,3)+9=16 HIT!

ダメージ 6(2,5)+9=15

ユリカ:んー、ギリギリ落ちなかったわね。

メル:まだオフィーリアのMPはあるな。なら全体的に削ってしまおうか。花2に攻撃。

達成値 8(2,6)+7=15 HIT!

ダメージ 6(5,3)+8=14

カルミン:じゃあ俺も花3に攻撃……うーん、当たるかな? 怖いからキャッツアイ入れて必殺攻撃!

達成値 8(4,4)+6+1=15 HIT!

ダメージ 7(2,6)+8=15

カルミン:い、1だけ残った……。

カケル:花4に攻撃するか。命中下げられてるからキャッツアイ……いや、ターゲットサイトのがMP軽いな。よし、行くぞ。

達成値 11(5,6)+7+1ー1=18 HIT!

ダメージ 7(6,1)+9=16

カケル:補正いらなかったな。あとはオフィーリア任せたぞ。

オーカ:はい。これなら抵抗されても行けますね! スパーク!

達成値 7(6,1)+6=13 抵抗!

ダメージ 花1 {3(6,4)+6}/2=5

花2 {3(5,4)+6}/2=5

花3 {2(4,4)+6}/2=4

花4 {0(1,2)+6}/2=3

マサミ(GM):花4だけ1残ったが……もうええよ、そっちの勝ちで。

一同:やったー!

サツキ/アザレア:意外と時間かかったね。ランの馬にアウェイクン。「お疲れ様。馬は起こしておいたよ」

カケル/ラン:「ああ、ありがとう。リベアル、悪いことしたな」

ユリカ/リリー:「アザレア、魔香草を使うから他の回復も頼む」

サツキ/アザレア:「はいよー」

ユリカ:では。20分かけて14点回復したわ。

サツキ:それだけあれば十分かな。とりあえずリベアルだけ回復させるね。(ゴロゴロ)9点。応急手当にはなったかな。

カケル:まぁひとまずはこれでいいだろ。

オーカ/フィー:「森まで来たんですから、村はもう少しですよ! 行きましょう!」

メル:あ、これの戦利品ってどうなるの?

マサミ(GM):ダイスで取れるのは胴体のものってことで、部位分はもらえんぞ。6ならなんも取れんが、花びらが4枚あったから血色の花びらが4枚手に入っていい。

サツキ:480Gかぁ……それ、あたしがカードにしちゃっていい? 緑のAって4枚買うと800Gになるから、作った方がお得なんだよね。

カルミン:いいんじゃないか? パラミスばらまいてくれた方が俺も嬉しいし。

サツキ:ありがとう。それじゃあこれは村に着いたら4枚ともカードにしちゃいます。

<どこにも属さない村 ウッドレスト>

マサミ(GM):ブラッディーペタルを倒した後、さらに2時間ほど歩くと村が見えてくる。低く粗雑な囲いの中には細々と木造の家が建てられており、ほとんど大きくない村であることがわかるだろう。夕刻に染まる村は、どこか寂しく映る。門をくぐってすぐ、少し警戒した様子で村人は近付いてくるだろう。

マサミ(GM)/村人:「ようこそお越しくださいました、旅の方。このような辺境の村に如何様でしょうか」

カルミン/クロ:あー、商人の名前は出せないんだっけ。「俺たちはオッド山脈を目指している者です。今夜はここに宿を取りたいのですが、どちらにあるでしょうか」

マサミ(GM)/???:村人が、それではと案内をしようとしたのを押しのけて、一人の女性が近付いてくる。見た目は麗しく、蛇の下半身を持つ女性だった。「待ってたわ、あなたたちね!」

オーカ/フィー:(ゴロゴロ)…ラミア、ですか? 「ななっ!? 何故ラミアがこんなところに!」

マサミ(GM)/レミリア:そんなオフィーリアの動揺も無視して女性はクロに詰め寄るだろう。「わたしはレミリア、白鳩商会の冒険者よ。楽しみにしていたわ、どんな人が来るのかしらって! 想像以上にいい男だわ、ねぇ血を吸わせてちょっとでいいの――」

サツキ/アザレア:「ちょっと! なんなんだいあんたいきなり!」

マサミ(GM)/レミリア:「やだ、彼女がいたの?」

サツキ/アザレア:「彼女じゃない!」

カルミン/クロ:「あの……何?」

マサミ(GM)/???:まぁ、そんなやりとりをしていると男性が二人近寄ってきて、ナイトメアの方が殴りつける。「レミリア。初対面の男に絡むのはやめろと何度言ったらわかるんだ」「レミリアが失礼しました。俺たちは白鳩商会の者でして、みなさんのサポートをするように旦那様から言付かっています」と、騒ぐラミアとナイトメアを放置してフードをした男――羽根を出したままの――は言うだろう。

オーカ:とんがり帽子買っておいてよかった。ドレイクですね。

マサミ(GM):よくできました。ナイトメアはオシリス、ドレイクはイェルダーとそれぞれ名乗る。レミリアも含め、三人とも白い鳩のバッジを付けている。この村をはじめ、守りの剣がない地域に物を売って回っている行商の三人組や。レベルは7レベル相当。ま、バルバロステイルズがないからデータはないけどな。

ユリカ/リリー:「こんな危険な地域に物を運べる行商人も少ない。妥当なのか?」

カケル/ラン:「お嬢、相手は格上です。穏やかに行きましょう」

マサミ(GM)/イェルダー:「今日は旅で疲れていますでしょう。宿を案内しますよ」

カルミン/クロ:「あ、ああ。ありがとう」

マサミ(GM):イェルダーたちについていけば、小さいがしっかりした宿屋に連れていってもらえる。三人もここに泊まるから、交流したければ好きにしてくれ。馬は馬小屋に繋ぐように。そうそう、この村の上空にはやたら鳥が飛んでいる。魔物知識判定してくれ。

オーカ/フィー:ヴァルチャーですね。弱点は抜けませんでしたが……。「なんだってあんなにヴァルチャーが……。襲ってきたりはしないんですか?」

マサミ(GM)/オシリス:「基本は襲ってこない。俺たちがいるからな。もしも襲ってきても、俺たちで対処できる、気にしなくていい」

カケル/ラン:「用心棒みたいなことをしているんだな」

マサミ(GM)/レミリア:「ジャーベル・ウォーキーの森、巨鳥の爪跡。どちらも他では手に入らないものを入手できるからね。大切な拠点よ、守るのは当然だわ」

ユリカ/リリー:「色に浮かれた蛮族でもその程度の価値判断はできるのか」

カルミン/クロ:「おい、リリー!」

マサミ(GM)/イェルダー:「気にしなくていい。蛮族の扱いなんてそんなものだ。では私たちは警備に戻るので、用があれば来るといい」宿に着くと三人は村の中へと帰って行く。この村――名前を言ってなかったな、ウッドレスト村の住民たちからは、ドレイクもラミアもナイトメアも、恐れられていないように見える。それだけ長くこの村との交流があるのだろう。

オーカ/フィー:「リリーさん、ああいう言い方はどうかと思いますよ?」

ユリカ/リリー:「ふん。やつらが受け入れられているのは白鳩商会の威光のおかげにすぎん。いつ寝首を狩られるかわからんぞ、覚悟しておけ」リリーはさっさと宿の部屋へと向かってしまいましょう。「行くぞラン」

カケル/ラン:「はい、お嬢」

サツキ/アザレア:「まったく、お嬢様ってのは扱いにくくてだめだね。……クロ、あんまり気にしちゃ駄目だよ」

カルミン/クロ:「……気にしてないさ、別に」

マサミ(GM):じゃ、ここで一旦休憩にしようか。

一同:はーい!