3ー1捕らわれた人族を解放せよ!
<オープニング>
マサミ(GM):うーん、なかなか来んなぁ。
サツキ:なんかあったのかな。
ぴんぽーん
マサミ(GM):お。やっと来た。はいはーい。
メル:こんにちはー。
マサミ(GM):おー、やっと来たか……そちらさんは?
カケル:ども。メルがお世話になってるみたいで……送迎なんで、すぐ帰ります。
マサミ(GM):(お兄さんか?)あぁ、それはどうも。マサミといいます。妹さんは大切にお預かりさせていただきます。
カケル:ん、いや兄ってわけじゃ……。
メル:ねえ、カケルさんも一緒にやって行きましょうよ。
マサカケ:はぁ?
カケル:いや、俺なにしてんのか知らないぞ。今日は送りに来ただけだし、帰るって。
メル:でも帰りも来るんでしょ。ならここに居て一緒に遊んだ方が時間が無駄にならないわ。
カケル:あのなぁ……。
マサミ(GM):えーと……どないします? 他の子たちにも説明がいりますし……。
カケル:あのー……。
メル:ほら、早く。
カケル:ええー。
サツキ:あっ、メル来た……ん!?
ユリカ:ああーっ、あなたは!!
オーカ:カケルさん!
カルミン:カケルお兄ちゃん!
マサミ(GM):あれ、みんな知り合いなん? なんかメルちゃんが混ぜたい言うてるんやけど、このお兄さんのこと。
メル:送り迎えのためにわざわざ来るのは大変でしょう? だから、カケルさんも一緒にやってもらいたいの。だめかしら?
サツキ:あ、あたしはぜんぜん! メルがそうしたいなら!
カルミン:異議なーし。
オーカ:はい、カケルさんも一緒に遊べるなんてうれしいです!
サツキ:ユリカは……。
ユリカ:…………。
カケル:(なんか睨まれてる)
ユリカ:ま、遊びくらいは私怨を混ぜないでおきましょう。
メル:ありがとう。
マサミ(GM):(意見ガン無視ですけどええんです?)
カケル:(こういうとき俺の意見通ったことないんで……)
マサミ(GM):(お互い子供にゃ勝てませんなぁ……)……そんじゃ、成長させてってもらおうか。
カルミン:よしっ、今度は死なないように成長するぞ!
マサミ(GM):あ、そうそう。教会の方から1500Gもらえるから、それも一緒に分配してくれる?
ユリカ:教会から?
マサミ(GM):石化した像がたくさんあったやろ。あれを発見したお礼として、1500G。それだけあれば、一応適正額渡したことになるはずやけど。
オーカ:そうだね、一人1010G。
サツキ:よしっ、成長成長!
マサミ(GM):カケルさんはちょっとこっち来てくれませんか。一通り説明するんで。
カケル:はぁ。これなにするんですか?
マサミ(GM):端的に言えばママゴトですねぇ。
カケル:ほーん……?
~成長始め~
メル:ねぇ誰か1000G貸して。
オーカ:あ、僕お金余るんでいいですよー。
カルミン:やべーこれ生活費足りるかな。
サツキ:あたしもきつーい。
マサミ(GM):ユリカちゃーん、ちょっと来てくれるー?
ユリカ:? はーい。
~成長終了~
一同:できたー!
カルミン:それじゃ俺から。クロムウェル・カーマイン。成長したのは生命力。これでボーナスがブレイク。ファイターを上げて武器習熟/ソードを取った。買い物は疾風の腕輪で敏捷ボーナスを3に底上げ。以上!
サツキ:鎧買い換えたらよかったのに! プリーストも上げなよそしたらラックであんなことにはならなかったのに!
カルミン:鎧買っても魔法回ったらどうしようもないんだよ!!! ラック欲しいのは思う!!!
<成長報告>
クロムウェル・カーマイン 18歳♂ PL/カルミン
ナイトメア(人間生まれ)/戦士 身長177cm
能力値ダイス:技7 体15 心8 A6 B9 C4 D2 E6 F9
最終能力値:器用度13 敏捷度16+2 筋力19 生命力18 知力14 精神力18
生命抵抗力5 精神抵抗力6 HP27 MP21
保有経験点:50
所持名誉点:29
合計名誉点:29
冒険者技能:ファイター3 プリースト/ル=ロウド1 スカウト1 エンハンサー1
戦闘特技:必殺攻撃、武器習熟/ソード
修得練技:キャッツアイ
装備:ブロードソード、ハードレザー、ラウンドシールド
アクセサリー:聖印、バンダナ、疾風の腕輪
所持品:冒険者セット、スカウト用ツール、保存食(7日分)
所持金:92G
前回ハプニングで死亡し蘇生した主人公候補。
アザレアとの関係が進みそうで進まなかったが、どうなることやら。
サツキ:じゃあ、あたしね。アザレア・セイレーニア。上がったのは知力。レンジャーを上げて、さらに宗匠の腕輪で器用度ボーナスをブレイク。これでかなり魔香草のコスパが上がったはず!
マサミ(GM):徹底して回復特化やな。
サツキ:だって、回復しないと死んじゃう人もいるし。
カルミン:だーからあれは事故だって! ひっぱるな!
サツキ:こっちは気が気じゃなかったんだよ! アザレアが!!
アザレア・セイレーニア 18歳♀ PL/サツキ
人間/神官 身長160cm
能力値ダイス:技4 体8 心9 A12 B7 C4 D6 E10 F7
最終能力値:器用度16+2 敏捷度11 筋力13 生命力14 知力20 精神力16
生命抵抗力5 精神抵抗力5 HP23 MP25
保有経験点:290
所持名誉点:29
合計名誉点:29
冒険者技能:プリースト/ル=ロウド3 レンジャー2
戦闘特技:魔法拡大/数、魔法誘導
装備:ハードレザー、ラウンドシールド
アクセサリー:聖印、雪結晶の髪飾り、宗匠の腕輪
所持品:冒険者セット、テント(4人用)、救命草×4、魔香草×5
所持金:38G
回復に命をかけるお姉さん。
前回はフィクサーにひっそりと想いを寄せられたり、クロの死に取り乱したりと色々あったが、果たして素直になれる日は来るか?
オーカ:はい、オフィーリア・オークリデア、コンジャラーが3になりました! これで魔法拡大/数を取得。ターン数に余裕が持てるようになってきました。成長したのは精神力。ボーナスブレイクまであと1ですね。買い物は特にしませんでした。僕からは以上です。
カルミン:コンジャラー3ってことは、オークとか作れるようになったのか。
オーカ:そうですね。まぁそのときになったら考えますよ。使い勝手も悪いですし。
オフィーリア・オークリデア 15歳(外見年齢:12歳)♀ PL/オーカ
エルフ/魔術師 身長148cm
能力値ダイス:技10 体3 心13 A3 B9 C1 D4 E5 F9
最終能力値:器用度13 敏捷度19 筋力4 生命力7 知力19 精神力23
生命抵抗力4 精神抵抗力6 HP16 MP35
保有経験点:550
所持名誉点:29
合計名誉点:29
冒険者技能:ソーサラー1 コンジャラー3 セージ1
戦闘特技:魔法誘導、魔法拡大/数
修得言語:魔動機文明語
装備:メイジスタッフ、クロスアーマー
所持品:冒険者セット、食器セット×5、調理器具セット、羽根ペン、インク、羊皮紙、ぬいぐるみ(小)、手鏡、魔晶石(3点)×3
所持金:417G
順当に補助の手はずを整えてきた未来の大ウィザード。
本当に目指すのはソーサラー4で取れるファミリア。
ユリカ:リリー・メイデン。成長は精神力。いらないのですが……。それから、レンジャーを一気にレベル2にして、宗匠の腕輪を買って器用度のボーナスを4に上げました。
カルミン:わーい、絶対攻撃当てるマン。
サツキ:それ、あたしが魔香草使うより回復するじゃん……。
ユリカ:二人で一気にやった方が時間かからないでしょ? いつも一時間くらいかかるものね。
サツキ:うん、ありがとうユリカ。でも、魔香草5個って足りるかなぁ……。
リリー・メイデン 20歳(外見年齢:10歳)♀ PL/ユリカ
ドワーフ/射手 身長142cm
能力値ダイス:技6 体8 心6 A16 B4 C9 D10 E6 F8
最終能力値:器用度22+2 敏捷度10 筋力17+1 生命力19 知力12 精神力15
生命抵抗力6 精神抵抗力5 HP28 MP15
保有経験点:150
所持名誉点:29
合計名誉点:29
冒険者技能:シューター3 スカウト2 レンジャー2
戦闘特技:精密射撃、武器習熟/ボウ
装備:ヘビーボウ、ハードレザー
アクセサリー:矢筒、ピアス、剛力の指輪、宗匠の腕輪
所持品:冒険者セット、スカウト用ツール、弓矢(17本)、羽根ペン、インク、白紙の本(日記)、礼服、ランタン、油、火縄壷、保存食(7日分)、ストーン(たくさん)
所持金:77G
ファンブル王の汚名を返上し、クリティカルを出しまくってた頼れる後衛。
恋人の行方は掴めるか。
メル:最後、わたし。メルクリウス・バーン。成長したのは生命力。
マサミ(GM):まだ伸びるか。
メル:ファイターを4に上げたわ。
カルミン:早ッ
メル:特に欲しい練技もないからね。さっさと上げて頑強が欲しいわ。
マサミ(GM):こいつどうしたら倒せるんや~~。
メル:で、オフィーリアに1000G借りて買ったのは韋駄天ブーツ。いつも乱戦エリアに入れなくて困っていたから。これで最低限12mが移動できるようになったし、もう少しスタートが早くできるわ。
サツキ:どんどん頼りになっていくなぁ。
メルクリウス・バーン 18歳♂ PL/メル
リルドラケン/戦士 身長221cm
能力値ダイス:技5 体14 心6 A6 B2 C10 D14 E5 F5
最終能力値:器用度11 敏捷度7 筋力24 生命力29 知力12 精神力11
生命抵抗力8 精神抵抗力5 HP41 MP11
保有経験点:0
所持名誉点:29
合計名誉点:29
冒険者技能:ファイター4 エンハンサー1
戦闘特技:かばう、防具習熟/金属鎧
修得練技:ビートルスキン
装備:ヘビーメイス、チェインメイル、カイトシールド
アクセサリー:ロングマント(フード付き)、韋駄天ブーツ
所持品:冒険者セット、保存食(7日分)
所持金:52G
ついに韋駄天ブーツを手に入れ乱戦エリアに入りやすくなった我らが要塞。
魔法が回ろうが彼のHPの前には関係がない。それがGMの悩みの種であり、安心要素でもある。
マサミ(GM):さて、新メンバーのご紹介やな。カケルさん、どうぞ。
カケル:うす。名前はラン。男のルーンフォーク? で技能はファイターとライダー。
メル:取ると思った。
カケル:戦闘技能は武器習熟/スピアと全力攻撃。騎芸は攻撃指令だな。
カルミン:おお、ルンフォ騎士かぁ! ライダーだとスピアでダメージ補正かかることもあるし……いやー、攻撃特化だな、盾持ってないじゃん(笑)
カケル:命中と防御なら防御を捨てる。攻撃あるのみだろ。経歴表は「身体に傷跡がある」、「田舎で育った」、「濡れ衣を着せられたことがある」だった。ルーンフォークの例に漏れず(?)主付きだぞ。
ユリカ:そこから先はわたしが話しましょう。ランはリリーの従者なのですわ。身体の傷はリリーをかばったときにできたもの。リリーの出身は広いけれど田舎のほうで、ランは生まれてすぐメイデン家に仕えたのでそうなるのですわ。
カケル:濡れ衣はまだ小さかった頃のお嬢さんにかけられたものってことだな。家出したお嬢さんを探し出すべく旅に出ていたってところだ。
サツキ:さっきユリカを呼び出してたのはこの擦り合わせのため?
マサミ(GM):せやな。一番上手いこと合流できるのがこんな感じかと思うて。
オーカ:はー、なんだか異色の組み合わせですね。
メル:……。でも、こういうのがTRPGの醍醐味ね。
カケル:正直なにやるのかわかんないが、やるだけやるよ。よろしくな。
ラン 8歳(外見年齢:22歳)♂ PL/カケル
ルーンフォーク/戦士 身長177cm
能力値ダイス:技9 体12 心5 A11 B2 C8 D6 E4 F3
最終能力値:器用度20 敏捷度11 筋力21 生命力19 知力9 精神力8
生命抵抗力6 精神抵抗力4 HP28 MP8
保有経験点:450
所持名誉点:29
合計名誉点:29
冒険者技能:ファイター3 ライダー1
戦闘特技:武器習熟/スピア、全力攻撃
修得騎芸:攻撃指令
装備:アールシェピース、プレートアーマー
騎獣:リベアル(ホース/残り21回)
所持品:冒険者セット、栄養カプセル×2、騎乗証、騎獣縮小の札I、リペアパッチ
所持金:482G
流れ参戦となったリリーの従者。
みるからに攻撃特化の構成だが、実力は如何に。
※ルーンフォーク……人造人間。古代ではお手伝い用ロボットだったため、種として確立されたあとも主に付いていることが多い。妖精が見えず、神様という概念がわからない種族。
マサミ(GM):(前衛4人、うち一名は超重要塞、もう一名は中距離から攻めてきて討ちにくいうえに攻撃力が高い。一番機動力があって爆発力があるだろうクロは命中が低く、盾捨ててる分ランは攻めやすいがどうなるかわからない……。うーん、どう調整したらいい具合になるんやろうか……)
カルミン:よーし、始めていこうぜ!
一同:よろしくおねがいしまーす!
<導入>
マサミ(GM):さて、前回の騒動から三日が経った。生活費を減らしてくれ。
一同:ぎゃあー!
カルミン:うわーうわーギリギリ! 45G減らす!
サツキ:カルミンお金貸してー!
ユリカ:どうしよう、わたしも足りないわ!
オーカ:いくらか貸しましょうか。
ユリカ:ぐ、ぬぬ……背に腹は代えられませんわ。90Gおねがい!
メル:30G減らした。大丈夫よ。
カケル:阿鼻叫喚だな……? これ、俺も払うの?
マサミ(GM):いや、今回からのカケルさんは考えんで大丈夫ですわ。さて、話を進めよか。
サツキ/アザレア:「う、う……このままじゃ干からびる……」
カルミン/クロ:「教会の食事じゃ足りないけど文句も言えないしな……」
ユリカ/リリー:「ええい、この際なんでもいい! 仕事は、仕事はなにかないのか!」
オーカ/フィー:「まったくもう、生活費も考えずに好きなだけ買うからですよ」
メル/メル:「仕方がない。腹に入れるより武器や防具の調達の方が重要だ」
オーカ/フィー:「ええ……」
カケル:(なんか寸劇始まった……なるほどおままごとか?)
マサミ(GM):(困惑してる。まぁええわがんばってくれー)そうやってな、非常にひもじい思いをしているところで扉が開く。二十代くらいに見えるルーンフォークが店へと入ってくると、少しきょろきょろしたあと、リリーに目を止めてまっすぐに歩いてくる。さて、ここでカケルさん一言。
カケル/ラン:はっ!? あ、そういうことか! 「探しましたぜ、お嬢!!」
一同:(ヤクザか!!??)
ユリカ/リリー:「な、ラン!? 何故ここに、追っ手は巻いたはず!」
カケル/ラン:「ここまでどれだけかかったことか! お嬢、何故一人で行ったのですか、俺にも一声かけてくれればよかったものを!」
ユリカ/リリー:「……私を連れ戻しに来たのではないのか?」
カケル/ラン:「連れ戻す? 俺はあなたのルーンフォーク、あなたを守るためならどこへでも着いていきます」
サツキ:……かっこいい。
カルミン/クロ:「え、えーっと、リリー、そいつ誰だ?」
ユリカ/リリー:「す、すまない。私に仕えていたルーンフォークのランだ。追いかけてきたらしい」
カケル/ラン:「……お嬢は、今は冒険者を?」
ユリカ/リリー:「まぁ、そういうことになる」
カケル/ラン:「なら、俺もここに入ることになるな。よろしく頼む」
サツキ/アザレア:「お、おおう……? よろしく?」
カルミン:(すげー強引に入ってきたこの人)
メル:(意外とノリがいい)
オーカ/フィー:「わー、わー、わたしルーンフォークなんて初めて見ましたー! え、あの、触ってもいいですか? あ、わたしオフィーリアって言います!」
カケル/ラン:「? どうぞ。よろしくオフィーリア」
マサミ(GM):まあ、そんな感じで自己紹介してくれ(笑)
カケル:なるほどな、こういう遊びか。
マサミ(GM):そういうことです。じゃ、打ち合わせ通り、話してくれますか?
カケル/ラン:うっす。「そうだお嬢、ここに来る道すがら、おかしなものを見ました」と、オフィーリアに遊ばれながら話し始めるぞ。
ユリカ/リリー:「おかしなもの?」
カケル/ラン:「ええ。蛮族たちが出入りしている倉庫のようなものです。ここからそう遠くはありません」
ユリカ/リリー:「蛮族が……そんな、町の近くで活動を?」
カケル/ラン:「ええ。見つかるわけにも行かないので、中までは見なかったんですが……」
マサミ(GM)/アドミラン:そこで、話を聞いていたアドミランが入るぞ。「……おい、お前ら。ちょっといいか」
カルミン/クロ:「ん……何?」
マサミ(GM)/アドミラン:「この間、蛮族たちが持っていた書簡の解読が終わった。……そこのルーンフォークの話と結びつきそうだ」
ユリカ/リリー:「……どういうことだ?」
マサミ(GM):アドミランは話し始める。言葉は違ったが、内容は同じや。どちらも発注書だった。
サツキ:……発注書?
マサミ(GM)/アドミラン:「人族の発注書だ。照らしあわせた結果、発注書と被害に遭った人族の特徴は合致していた」
一同:「――――!?」
カケル:(……やっぱり子供には話が重いんじゃ?)
マサミ(GM):(子供向けって意外と話重いから大丈夫)
ユリカ/リリー:「どういうことだっ!?」
マサミ(GM)/アドミラン:「これまでの神隠し。蛮族側が発注書に沿って浚っていた結果の可能性がある。ルーンフォークが見たのは、浚ってきた人族を一時的に保管する物流倉庫でないか?」
サツキ/アザレア:「そんな……そんなことって……!」
カルミン/クロ:「だったら今すぐ助けに行かないと! 遠くないんだろ、案内してくれ!」
マサミ(GM)/アドミラン:「待て。蛮族がうようよといるところに突っ込んで、お前たち程度が勝てると思うのか?」
メル/メル:「勝てるとも。私の鎧があれば」
オーカ/オフィーリア:「わたしの魔法で蛮族などけちらしてしまいます!」
ユリカ/リリー:「もし、物流倉庫だとすれば。……そこで働いているのは、あまり強くない種族の可能性の方が高い。勝算はある」
マサミ(GM):(賢い子は察しがよくて助かる)
ユリカ/リリー:「それに、そこから突き詰めれば彼が見つかるかもしれない。蛮族に浚われたとすれば、貴重な糸口だ。わたしは行くぞ」
マサミ(GM)/アドミラン:「……他はどうする?」
カケル/ラン:「俺は、お嬢の行くところへどこへでも着いていきます」
サツキ/アザレア:「……行ってやろうじゃないか」
カルミン/クロ:「決まりだ。俺たちは行くぜ」
マサミ(GM)/アドミラン:「……よし。これは、俺からの依頼とする。場所を突き止め、内情を把握すれば一人500G。人族の解放をすれば一人1500G。蛮族からさらに情報を手に入れることができれば一人2000Gだ。ただし、これらの情報を国に上げ、報奨金を得るのは白鳩の卵亭とする。前金は全体で2000G。命の保証はない。いいな」
一同:「おう!」
カケル:(……子供の順応性ってすげーな)
マサミ(GM):(ほら、言ったとおり)
<蛮族の倉庫>
カルミン:前金で魔香草を4つ買って、リリーに持たせていいか?
ユリカ:ならついでに、矢を12本買い足していいかしら?
サツキ:おっけー。残りはラストに振り分けで大丈夫?
ユリカ:いえ、ついでに救命草も3つ買い足しましょう。きっと今回もえげつないんでしょ。
マサミ(GM):さあな。
オーカ:悪い顔してる。では、1500Gは貯金ですね。
マサミ(GM):では。ランが問題の場所まで案内してくれる。フレデリアから歩いて3時間といったところに、ぽつり、不自然に建っているものだ。それは金属製で、現在には存在しない技術で作られている。魔動機文明に建てられた遺跡だと言うことがわかるだろう。入り口には蛮族の見張りが二体立っている。
オーカ:6ゾロです。コボルドですね。
マサミ(GM):コボルド二体は二本足出歩く犬のような蛮族だ。パッと見入り口はそこしかなく、入るにはコボルドたちを倒す必要がある。そして、そうすれば最後進むしかなくなるだろう。
カルミン/クロ:「あそこが倉庫か……」
オーカ/フィー:「コボルドですね。ただの雑魚ですが」
ユリカ/リリー:「だが、中にはあれがごまんといるだろうな。雑魚とはいえ、油断はするなよ」
サツキ/アザレア:「よし、行こう!」
カルミン/クロ:6ゾロで先制は取ったぞ。一番はじめに飛び出していく!
■1ラウンド
マサミ(GM):6ゾロ多いなー。距離は10mやで。
サツキ/アザレア:「この程度に補助はいらないだろ? ちゃちゃっとやっておくれよ!」陣系は前衛・リリー・後衛でいいよね?
カルミン/クロ:「任せとけ!」おっけーおっけー。10m移動してコボルドAに必殺攻撃! お、回った。うーん、2回目がピンゾロだ。13ダメージ!
マサミ(GM):う、1しか残らん。
カケル/ラン:じゃあ、そこで俺が突撃していいか? まず馬に攻撃指令。「とどめだリベアル!」5ダメージどーん。
マサミ(GM):そんなん死体蹴りにしかならんわい。
カケル/ラン:で、俺の攻撃。14ダメージどかーん!
マサミ(GM):コボルド、お陀仏。
サツキ/アザレア:「ランさんつっよ……」
ユリカ/リリー:「私の従者だ、これくらいやれなければ」
オーカ/フィー:「……あれ、じゃあなんで置いて行ったんですか?」
ユリカ/リリー:「……うるさいからね」
カケル/ラン:「お嬢!」(笑)
マサミ(GM):さて、入るか?
カルミン:もちろん。
マサミ(GM):踏み込めばそこは縦長の倉庫だ。多くの柱が建てられており、そこに壁はほとんどない。高い天井は大抵の生物を納めることが出来るだろう。そんな吹き抜けの倉庫では、一歩踏み出しただけでも働いている蛮族の姿を見ることが出来る。そして、彼らもまた侵入者に気付いて攻撃をしかけてくる。
(ゴロゴロ)手始めに…………人間に似た外見だが、手足がずんぐりとした異形が二体襲いかかってくる。オフィーリアにはわかるな、あれはオークだ。
オーカ/フィー:「あ、あれはオーク!」弱点は抜けませんでした。
カルミン/クロ:「さっそくか! 行くぞ!」先攻は取った!
マサミ(GM):ちなみに3ラウンド(30秒)経つごとに追加出るからがんばってなー
サツキ:無限湧き…………!
■(対オーク)1ラウンド
サツキ:プロテクションいる?
カルミン:いや、オークはそんな強くない。多分目的は消耗させることだ。魔法や弓はできるだけ避けよう。行くぞ! オークAに接敵して必殺攻撃! 命中は13、ダメージは10!
マサミ(GM):8点もらうわ。
カケル:えーと、まずは馬の攻撃だな。9だと避けるかな? 俺の攻撃は命中16。ダメージは11だ!
マサミ(GM):攻撃の出目低いなー。9点もらう。Aはまだ立てるぞ。
メル:じゃあメルがAに接敵しよう。当たるかなー…………12、当たった。攻撃は11。
マサミ(GM):それでAは倒れた。メルクリウスのヘビーメイスは樫の木で出来たオークをぐしゃりと木っ端微塵にするだろう。他はどうする?
サツキ:回復の時間をくれなさそうだから温存します。
ユリカ:…………いや、弓はもったいないから石を投げるわ! 命中は16、ダメージは10!
マサミ(GM):石でよかったのかこれは? 8点もらうわ。オークBの攻撃。対象はランの馬。11を目標にどうぞ。
カケル:避けない!
マサミ(GM):5点どうぞ。さ、2ラウンド目やな。
■(対オーク)2ラウンド
カルミン:どのみちこのターンで終わりだろ? 命中は13、ダメージは6ゾロだ! 19!
マサミ(GM):うわ、死んだ。クロムウェルの剣がオークを真っ二つに裁断する。ただの樫の木に戻ってしまったオークは、なんの感情も見せないだろう。
マサミ(GM):というわけで、次々に敵は現れるから移動以外のことはできない。もちろん戦利品も回収できない。具体的に言うとボスを倒すまではな。ここからは前か左に行くことが出来る。
メル:じゃあ前。
マサミ(GM):一区画先に進むと、そこにはどこから捕らえられてきたのかエルフたちが大人数檻に閉じ込められていた。助けようとしても檻の前には見張りがいる。(ゴロゴロ)コボルドが5匹だな。
カルミン:先攻取った!
■(対コボルド)1ラウンド
カルミン:コボルドAに接敵、命中は11、ダメージも11!
マサミ(GM):Aはもう瀕死やな。
カケル:馬でAにとどめを8点。俺はBに攻撃するぜ、9で当たってダメージは11!
メル:そこにとどめを刺そう。14で当たって15ダメージだ。…………別のやつ片付けた方がよかったかな?
ユリカ:Cに石を投げますわ。13で当たって10ダメージ!
サツキ/アザレア:「どうするオフィーリア、あと二匹」
オーカ/フィー:「放っておいても次で終わるでしょう。コボルドにはなにもできませんよ」
マサミ(GM):その通りなんだよなぁ。コボルドDはクロムウェルに行くぞ! Eはメルクリウスや! あ、C生きとんな、Cはランの馬に攻撃や!
カルミン:避けた
メル:避けた
マサミ(GM):せやろなぁ。
カケル:当たったわ
マサミ(GM):ありがとう。7点どうぞ。
カケル:地味にでけぇな。
■(対コボルド)2ラウンド
カルミン:コボルドDに必殺攻撃、命中は15。ダメージは11!
カケル:馬の攻撃は命中12、ダメージ8で死んだな? Eに命中15、ダメージは11!
メル:Eを狩ろう。命中16、ダメージ…………あ、ピンゾロ。
ユリカ:そんなこともありますわ。Cに命中6ゾロ、ダメージは9。
オーカ:じゃあ、討ちのこしは片付けますね。エネルギーボルト、8は…………うわ、抵抗された!
サツキ:意外と精神抵抗高いんだねコボルド…………。フォース! あ、あたしも抵抗された!
マサミ(GM):コボルドEはランの馬に必死に攻撃してくるぞ。
カケル:避けない、ダメージくれ(笑)
マサミ(GM):4点どうぞ。馬ばっか疲弊していくなぁ。
■:(対コボルド)3ラウンド
マサミ(GM):次のラウンドで一体追加あるからな。
カルミン:さすがにもう残さないよ。…………俺は命中8だけど。
カケル:(ゴロゴロ)馬のは避けられたな。俺は当たった。ダメージは…………21!
マサミ(GM):オーバーキルすぎる…………!
マサミ(GM):捕らわれたエルフたちは冒険者ではない、一般市民に見える。老若男女問わず捕らわれていて、お前たちをじっと見ている。助けようとしても、すぐ先に追ってが見えていてそんな余裕はないだろう。
サツキ/アザレア:「すまない、すぐには助けられないけど、あいつら全部片付けたらかならず助けに来るからね!」
カルミン/クロ:「ああ、俺たちが来たからには大丈夫だ。もう少しだけ待っててくれよ!」というわけで、どこに進める?
マサミ(GM):前か左。
カルミン:前に行こう。
マサミ(GM):さらに一区画先に進むが、風景はほとんど変わらない。無骨な灰色の建物の中、働き様子を見ている蛮族たちを無視しながら進んでいく。
オーカ:全員が全員、襲ってくるわけじゃないんですね…………。
ユリカ:戦闘が得意なタイプじゃないのかもしれないですわ。わたしたちが相手しているのは、管理職や警備員タイプということかしら。
メル:人間とあまり変わらないな。
マサミ(GM):やがて、再び檻が見えてきた。そこに入れられているのは、人間とルーンフォークたちだ。その前にはコボルドが6体。
カルミン:めんどくっさ! 先制は取った!
■(対コボルド)1ラウンド
カルミン:コボルドよりも経験点貰えるやつとやりたいぜ
マサミ(GM):ダイスに言え(笑)
カルミン:Aに必殺攻撃、命中14、ダメージは2回回って23!
マサミ(GM):コボルド相手にそれはえぐいわ
カケル:Bに攻撃で馬の攻撃は9で当たって9ダメージ。で、……あれ、俺全力攻撃持ってんじゃん。全力攻撃、15で当ててダメージは19!
メル:すごい、一気に吹き飛んでいったぞ(笑) Cに攻撃、命中は10でダメージは13! うーん、1残した
オーカ:じゃあ僕がどうにかできませんかね、平目だけど。えい、あ、9出た(笑) メイジスタッフでCを殴る! 3ダメージもあれば死にますね!
サツキ:一番前に出ちゃ行けない人が(笑)
ユリカ:ではDに石を投げましょう。命中14で9点ですわ。
マサミ(GM):さっきよりテンポが早すぎる……。DとEはメル、Fはオフィーリアに攻撃や!
メル:12と11、避けた。
オーカ:うわっ、こっちに来た! 8は避けません!
マサミ(GM):5ダメージ食らうんやで
オーカ:3点で済んでも残り10なんですよ僕……
■(対コボルド)2ラウンド
カルミン:Dは馬に任せてEに行くか。命中は9ならいけるな。ダメージは19、逝ったな。
カケル:5も出せるかなー。馬の攻撃は9で当てて5ダメージ。耐えられたな。
メル:ではわたしはFをやろう。10で当てて13ダメージ、討ち漏らしたな。
ユリカ:とりあえずDを仕留めましょう。12で当てて8ダメージ。
オーカ:もう一度やってみましょう。うーん、5は無理ですね。
サツキ:じゃあフォースいきまーす。11なら抵抗抜けたね。8ダメージで、落としたよ!
サツキ/アザレア:「大丈夫かい。ここのボス倒したらすぐに出してあげるからね!」
オーカ/フィー:「うう、コボルドに殴られたところが痛いですぅ~」
メル/メル:「すまない、私が庇えばよかったな」
オーカ/フィー:「いえ。やっぱり後ろで大人しくしていますね」
カルミン/クロ:「ああ、フィーは無理をしないでくれ。先に進むぞ!」このまま前に行く!
マサミ(GM):では、まっすぐ進むとそこは休憩室や管理室のある空間だった。そこに足を踏み込んだ瞬間、進行方向を三匹の蛮族と二体のオークが道を阻む。ボガードソーズマンは前にも見てるからわかってええぞ。小さいの一匹と、大きいの一匹判定してくれ。
オーカ:うっ、小さい方はピンゾロしました。大きい方はわかります。ボガードトルーパーです。
カルミン:うげっ。レベル5モンスター! しかもオークがいるってことは……小さい方はコンジャラーだな?
カケル:なんだかわからないが……ボスってことか?
メル:ようやく雑魚狩りから解放されるのか
マサミ(GM):そうや。そのうちの小さい方の蛮族が、お前たちに警告する。「侵入者よ、ここで引き返せば見逃してやるぞ!」
カルミン/クロ:「そんなわけにいくか! 捕まった人たちは返してもらうぜ!」
サツキ:名前だけでもわからないかなぁ。
メル:あ、9出た。ディープグレムリンだって。
オーカ:それ僕よりコンジャラー技能高いじゃないですか!?
カルミン:達成値は8だけど?
マサミ(GM):悪いが先制はもらったで!
■1ラウンド
マサミ(GM):距離は10m。一番前にトルーパーとオークが並んで、その後ろにソーズマン、さらに後ろにディープグレムリンがおる。
ユリカ:トルーパーを倒さないと、グレムリンまで届かないわね。コンジャラーで延々支援飛ばされたら厄介ですわ。
マサミ(GM):まずグレムリンはトルーパーにエンチャントウェポンをかける。ダメージを1増やす。そしてトルーパーはメルに吶喊する! 命中は14!
メル/メル:9、避けない。「来い、お前のような者を待っていた!」
マサミ(GM):10ダメージ!
メル:1点だけもらうぞ。
マサミ(GM):はーこいつは。オークAはクロムウェルへ。6ゾロやが?
カルミン:避けるわけないんだよなぁ。
マサミ(GM):10点食らえ
カルミン:5点ならまぁまだ。
マサミ(GM):最後にオークBはランに攻撃する。ソーズマンは休みや。命中は10。
カケル:12、それなら避けた。
サツキ:まずはフィールドプロテクション!
オーカ:さらに4倍エンチャントウェポン! 攻撃に1追加です!
カルミン:俺はキャッツアイを使用してトルーパーに攻撃だ! 達成値は11!
マサミ(GM):15、避ける。
メル:ビートルスキンを使用して防護点は13。そしてトルーパーに攻撃だ。達成値は17。
マサミ(GM):う、避けん。
メル:12ダメージを食らうがいい
マサミ(GM):5点もらう。まだまだ。
カケル:馬はオークを片してもらおう。Bに攻撃、達成値は13。
マサミ(GM):避けん、ダメージくれ。
カケル:9点だ。俺はトルーパーを攻撃する。達成値は15。
マサミ(GM):こっちは14、あかんな。
カケル:22ダメージ! なかなかいいんじゃないか?
マサミ(GM):欠片分全部持って行きやがった……!
ユリカ:最後にわたしよ。トルーパーに弓を撃ちますわ! 達成値は16!
マサミ(GM):こちらも16。まだトルーパーには頑張ってもらうからな。
メル:あ、クロにかばう。
■2ラウンド
マサミ(GM):グレムリンはトルーパーにプロテクションを張る。トルーパーはマッスルベアーを使って、メルに攻撃や。達成値は11。
メル:はは、8ではなにも避けられないぞ。
マサミ(GM):14ダメージや!
メル:わたしを傷つけたければ20点を出すといい。
マサミ(GM):もう嫌やこいつ。オークAはクロに攻撃。6ゾロ、ダメージは10点!
カルミン:マサミお兄ちゃん俺にばっか出目高いのやめない!? また死ぬんだけど!
メル:わたしが受けるし弾くんだが、さっきからよく狙われるな。
マサミ(GM):知らん、死ね。Bはランに攻撃する、達成値は……出目3は無理やわ。ソーズマン動かすか。クロに行こう。移動して乱戦に入り、達成値は10。
カルミン:11、避けたぞ!! 死なねぇからな!!
サツキ/アザレア:クロにキュア・ウーンズ! 無駄に6ゾロした……10点回復して。「クロ、もうちょっとしっかり戦いなよ!」
カルミン/クロ:「うるせー! ありがとよ!」
オーカ:ここまで攻撃力が高めだと、ファナティシズムも辛いですし……いや、早めに片付けるために使いましょう。トルーパーにファナティシズムです! 当てれば勝つ! 達成値は10です。
マサミ(GM):13、抵抗するで。
メル:では行こう。盾を捨ててヘビーメイスを両手で持つ。そしてトルーパーに攻撃だ。達成値は12。
マサミ(GM):6ゾロで避ける。残念だったな。
カルミン:次は俺だ。トルーパーに必殺攻撃、達成値は13!
マサミ(GM):11、当たった。
カルミン:9、10、7……24ダメージだ!
カケル:それに続くか。オークBに馬で攻撃、達成値は9。
マサミ(GM):それは避ける。
カケル:俺はトルーパーに攻撃をしよう。達成値は14だ。
マサミ(GM):13、避けないな。
カケル:そろそろ終わりなんじゃないか? ダメージは17!
マサミ(GM):くそー、なんもできずに沈んだ……。
ユリカ:では、オークにもそろそろ斜線を開けていただきましょう。達成値16。Bは避ける?
マサミ(GM):無理!
ユリカ:16ダメージ、どうぞ!
メル:クロにかばう。
■3ラウンド
サツキ:そういえば、この戦闘でも追加は入るの?
マサミ(GM):入れて欲しいか? トルーパー倒すような相手、多分誰も戦いたくないで。というわけで、グレムリンは全力移動で逃げていく。追いつくのは、多分そこからじゃ無理やな。グレムリンは乱戦エリアにはいないし。それと一緒に周囲で働いてた蛮族たちも、ぞくぞくと逃げていくことだろう。
カルミン:あいつ……!
マサミ(GM):追おうとしても、オークとソーズマンが邪魔をする。オークAはランに攻撃や。達成値は11。
カケル:出目が11だ、避けたな。
マサミ(GM):オークBとソーズマンはクロに攻撃。達成値はそれぞれ11と13。
カルミン:14と12! ソーズマンは避けれない!
マサミ(GM):11じゃメルに阻まれてどうにもならんな……。
サツキ/アザレア:「ねぇ、あいつ逃げちゃうよ!」
カルミン/クロ:「追う余裕はない! こいつらだけでも片付けるぞ!」
オーカ/フィー:「他の蛮族たちも逃げています。みなさんを助けるためにも、深追いは避けましょう」どうせこれで終わりなら、全力で行きましょう。3倍エネルギーボルト! 達成値は15!
マサミ(GM):たっか! オークAは失敗、Bは抵抗。ソーズマンは失敗した。
オーカ/フィー:「くらえ、エネルギーボルト!」オークAに6、ソーズマンに7点です!
カルミン:ソーズマンに攻撃、達成値は、うわっ8しかねぇ!
メル:わたしもソーズマンに攻撃する。達成値は15。
マサミ(GM):11、避けない。
メル:3しか出なかった……11点だ。
マサミ(GM):十分痛いんだが?
カケル:そろそろオークBも倒れる頃だと思うんだけどなあ。馬で攻撃、達成値は10。俺は1だ。
マサミ(GM):馬は避けるぞ。ランの攻撃は当たった。
カケル:16ダメージだ! これでオークBは沈んだな。
ユリカ:Aはほとんど攻撃してなかったわね。Aに攻撃するわ。……ピンゾロ!?
サツキ:じゃあ最後にあたしね。2倍フォース! 達成値は15!
マサミ(GM):オークA、ソーズマン共に抵抗失敗!
サツキ:うーしょっぱい。オークAに7、ソーズマンに9ダメージ!
マサミ(GM):ソーズマン落ちた。オークはもうすぐにやられるだろうから、勝ったことにしてええで。
一同:よっしゃー!
マサミ(GM):もっと強い敵にしたらよかったなぁ……。
マサミ(GM):オークを倒した頃には、蛮族たちは退散しようとしていた。逃げようとする者たちをわざわざ捕まえて倒す必要はないだろう。この後は管理室を調べるか、檻を壊すことが出来るで。
カルミン/クロ:「これで一通り終わり、かな? どうする、先に捕まった人たちを助けるか?」
ユリカ/リリー:「いや、管理室に行こう。他の蛮族が証拠を隠滅しないとは限らない。情報は可能な限り獲得しておきたい」
カケル/ラン:「お嬢がそう言うなら、そっちにしましょう。檻の鍵も置いてあるかもしれませんぜ」
サツキ/アザレア:「この状況で蛮族たちが手出しをするとは思えないし、あたしはそれでいいよ。先に内容把握しておこうか」
マサミ(GM):管理室に入ると、事務所のようだ。いくつかの紙の束が五つ。鍵は壁にかけてある。それから地図やな。見つかるものはそれくらいや。
オーカ:何語で書いてあるの?
マサミ(GM):全部妖魔語やな。内容はわからないが、なんらかのリストであるように窺えるだろう。それは以前も見つけた紙――人族の発注書に形式がよく似ている。
オーカ/フィー:「これは……以前にも見つけた、発注書と同じではないですか?」
カルミン/クロ:「本当だ。五つあるってことは、人種によって分けてるのかな」
サツキ/アザレア:「そうか。あたしたちが見つけた人以外もいるだろうからね」
カケル/クロ:「お嬢、鍵がありますぜ。これで檻を開けましょう」
ユリカ/リリー:「ああ。ここで見つけられるのはこれくらいだろう。早く開けてやろう」
マサミ(GM):ここは八区画に分かれていて、五カ所に人族が捕らわれている。リルドラケンは数が少なく、エルフと人間はとても多いな。それぞれを回って鍵を開けてやれば、各々元の家の方へ戻っていく。どの人もフェンディル近くで暮らしてた人や。
サツキ:待って。何人かに分かれて送っていくことはできませんか? 捕らわれてたってことは、冒険者ではない人たちなんでしょう? 弱ってる人もいるかもしれないし、黙って帰すのはちょっと…。
マサミ(GM):ん、ええで。描写してみて。
サツキ/アザレア:救出した人たちを入り口に集めて、大まかな地域によって分かれてもらいます。三つくらいに? フェンディルってひとくくりに言っても広いだろうし。国につけば安全だろうから。「クロ、いいよね?」
カルミン/クロ:「もちろん。俺とアザレア、メルとフィー、リリーとランで手分けして送ろう。道中また蛮族が出ないとも限らない」
オーカ/フィー:「お任せください! エルフの人たちの住居は大体決まってますしね。帰り道です!」
ユリカ/リリー:「そこまでするのが仕事だろうな」
カケル/ラン:「俺はお嬢に着いていくだけでさ」
メル/メル:「うむ。私にかかれば何人だって守ることが出来るだろう」
<エンディング>
マサミ(GM):そうして、捕らわれていた人々を送ってから数日後。白鳩の卵亭に何通か手紙が届く。お前たちの身につけていたバッジから、ここの冒険者だと気付いた人が送ってくれたらしい。「ありがとうございました。あのままあそこにいたらなにがあったかわかりません」と。なにかあったら頼ってくれと名刺をつけてくれているのも何通かある。
サツキ/アザレア:「よかった、帰してあげられて。でも……あそこから別の場所に移された人もいるんだろうね」
カルミン/クロ:「ああ。結局、あれはなんだったんだろうな……」
マサミ(GM)/アドミラン:「それについてだが」と手紙を届けに来たアドミランは答える。「あそこは人族を捕らえて出荷するための物流倉庫だったようだ。持って帰ってきた資料を解読して見たところ、地図も合わせて”ミゲルグ”という蛮族国家であることはほぼ間違いないだろう」
オーカ/フィー:「蛮族も国が存在するんですね」
メル/メル:「一体何のために……? 食用か?」
マサミ(GM)/アドミラン:「それから資料に気になるものもあった。あれは、捕らえた人族の特徴などを書いた商品リストのようなものだったんだが……赤髪の、メイスを持ち、片耳にピアスをつけた男ドワーフは……」
ユリカ/リリー:「!!」
マサミ(GM)/アドミラン:「お前の探し主によく似ていないか?」
……と、いうことで今日のセッションはこれで仕舞いや。
一同:おつかれさまでしたー!
リリーの探し人はどこへ連れ去られてしまったのか。助ける希望が見えてきたところで、今回はこれにて終了。
次回はもう少し、強い敵を出そうと決心した作者でした。
報酬:6000+1500=7500G
経験点:1300+α
名誉点:5個→16点