1-2蛮族から小屋を奪取せよ!

<休憩中>

ユリカ:……あ、計算間違えてましたわ。弓の残り五本ね。

マサミ(GM):弓とかは結構残り数で混乱するから、ちゃんとメモってた方がええよー。

カルミン:うーん、大きいのは多分アレだとして……。まぁ数も三体くらいだろう……支援をガン飛ばすか、回復を待ってもらうか……やっぱバニッシュ捨てるべきだなこりゃ……。

サツキ:悩んでるねえ、カルミン。

カルミン:そりゃあ。メルがいるから仕方ないとは思ってるけど、1レベも結構いる面子にぶつける敵じゃないもん、考えるよ……。

サツキ:カルミン、こういうゲームよくやるの?

カルミン:ん? ああ、よくやるよ。ほら、ルルブあればあとはお金かからないじゃん。そのくせ遊び倒せるし、誰のものってする必要もないからさ、図書室にたくさんあったんだ、こういうの。色々やったよ。

サツキ:へぇー、他には、どんな?

カルミン:人狼ゲームとか、アリアンロッドとか、ダブルクロスとか、クトゥルフとか……。まぁ、わりと王道で子供向けの……いやクトゥルフとか全然子供向けじゃないけど……色々あったよ。

サツキ:へ、へー?

カルミン:俺はSWが一番好きだけど、でもパラノイアもしたことはあるよ。

マサミ(GM):お前パラノイアやれるんか?(笑)

カルミン:失礼な! パラノイアなんか死にゲーだろ!

マサミ(GM):言い切るな(笑)

カルミン:……お兄ちゃんは上手そうだよなぁ、パラノイア。

マサミ(GM):崇めろ、ヴァイオレット様やで。

カルミン:うへぇ……。……お兄ちゃん、もしかして結構TRPGやりこんでない?

サツキ:よくわかんないけど……二人ともこういうゲームに詳しいんだね……。

オーカ:ふあぁぁ……おはようございます……。

メル:おはよう。すっきりした?

オーカ:ええ。すみませんでした……。

マサミ(GM):おはようオーカ。それじゃ、再開していくか?

全員:はーい!

+++

☆Cー2

マサミ(GM):逃げた蛮族が踏んだ草の跡を追っていくも、すぐに生い茂った草花に隠されてしまう。獣道も多くあり、注意していかなければ再び追うことは難しいだろう。

というわけで、足跡追跡判定、もう一度目標値10で振ってみな。

サツキ:うわっ、ピンゾロだ。

ユリカ:14ですわ。どっちに進んだの?

マサミ(GM):道は東と北に見える。どうも、蛮族が進んだのは北のようや。

カルミン:……まっすぐ帰ってるといいけど……。

ユリカ/リリー:「奴は北へ向かったようだ。急ごう」

☆Cー3

マサミ(GM):奥へ行くほど森は暗くなる。振り向けばもはや来た道がどちらかさえも混乱してしまいそうになる。だが君らは行かねばならない。森に潜む蛮族を討つまで。

ユリカ:達成値は11よ。

マサミ(GM):調子いいな。なら、三つ叉に分かれた道を西へと向かった形跡が見える。

ユリカ:なら、そのまま――……。

マサミ(GM):進もうとしたリリーは、危機感値判定と行こうか?

カルミン:やっぱなんか仕掛けてるよなー!

ユリカ:え、え? あ、ピンゾロ……。

サツキ:ユリカ、多くない?

ユリカ:な、なんでかしら?

マサミ(GM):リリーが敵を追おうとした瞬間、その足下が大きく崩れ落ちる。草によって隠されていた、落とし穴だ。それに気付けなかったリリーは悲しいほど無力に落ちていく。

受け身判定してくれ。スカウトと敏捷や。

ユリカ:敏捷低いんだけど……っ。達成値は8!

マサミ(GM):じゃ、4mで受ける12ダメージから8引いて、4ダメージがリリーに入るで!

ユリカ/リリー:「きゃあああっ」って綺麗に落ちますわ。あ、ダメージは防護点で止めます。

マサミ(GM):……ちっ。

サツキ/アザレア:「リリーッ!」冒険者セットにロープありますよね。それで助けます!

カルミン:登坂判定する?

マサミ(GM):ええよええよ。それで上ってきて。

サツキ/アザレア:「これに捕まりな!」

ユリカ/リリー:「ありがとう……助かったよ」

メル/メル:「大事ではないようでなにより。あとは後ろに下がっているといい」

オーカ/フィー:「これは……蛮族の仕掛けた罠、でしょうか?」

カルミン/クロ:「だろうな。4mか……。まぁ、一時間も休憩してたらこれくらい掘れるかもな。これがここにあるってことは、多分小屋は近いぞ」

サツキ/アザレア:「回復はいるかい?」

ユリカ/リリー:「大丈夫だ。これでもあと一撃は耐えられるはず。前衛が持たなくなったら頼む」

カルミン/クロ:「よし。俺とメルに続け。敵は近いぞ!」Bー3に行く!

☆Bー3

マサミ(GM):西へと一同が進むと、ぽつんと建った小屋が見えてくる。しかし様子がおかしい。窓の中は暗くなにかで塞がれていて、扉も板で厳重に板が張り付けられていた。中から物音は聞こえない……しかし、この中に奴らがいるだろうことは容易に察することができた。

カルミン:籠城で来たか……。

メル/メル:「どうする、壊すか」

カルミン/クロ:「壊すかー?」正直これ罠だと思うんだけどなぁ。

オーカ:怖そうとしているときに、別の場所から出てくるってことですか。

ユリカ:この小屋、他に出入り口があるの?

マサミ(GM):いいや、ないで。この小屋には扉と窓が一カ所ずつだけや。そして、そのどちらも板が張り付けられて動かせない状態にある。扉を壊すなら、補強も含めてHP20や。

カルミン:壊せなくはない、けど……。

メル:……窓の方のHPはいくつだ?

マサミ(GM):……12。

メル:窓を壊そう。

サツキ:えっ。

メル:どうせ敵が窓の方から出てくるんだろうから窓から入ろう。

ユリカ:GMすごく嫌そうな顔してるものねぇ。

カルミン:そのつもりだったんだろうなぁ。

マサミ(GM):メタ読みするな! 壊すんなら、ピンゾロ以外で攻撃は当たる。防護点は2や。

メル/メル:「どうせ壊すなら脆い方から入った方がいいだろう。窓を壊した方が直すのも楽だからな」隊列組んだの確認してからメイスを振るうぞ。

カルミン/クロ:「思い切りいいなぁ、お前……」メルの1m斜め後ろにいるぞ。

ユリカ:わたしはそのさらに2m後ろにいましょう。

サツキ/アザレア:あ、じゃあ隊列組む前にフィールド・プロテクションしちゃうね。「窓で怪我するんじゃないよ。あたしは後ろいるからね」

オーカ:で、オフィーリアとアザレアはリリーから7m後退しますね。これで小屋から10mです。

メル:じゃあ壊すぞ。9ダメージだから、防護点引いて7だな。

マサミ(GM):(ダイスを振る)メルがメイスを振った瞬間、森をつんざく破裂音が響き、割られた窓は張り付けた木ごと粉々になってあたりに飛び散った。窓から2mの範囲にいるやつは防護点無視して3ダメージ負ってくれ。

カルミン:ぷっちぷち! え、なんで? 窓のHP12だよな!?

マサミ(GM):破片の雨が止んだ頃、木枠を挟んで向かい合っていたのは、同じように武器を持った、一時間前に交戦したあの蛮族だった。さぁ、戦闘開始や!

カルミン:両方から叩き割ったってことかー!

■1ラウンド

マサミ(GM):オフィーリアは、ここまでずっと魔物の正体について考えてたってことで魔物知識判定もう一回やってもええよ。

オーカ/フィー:弱点抜きました!「あれは、ボガードソーズマンです!」

カルミン:やっぱりなあ……。

マサミ(GM):ソーズマンは三体。Aはさっき逃げた偵察役。Bもヒラ。Cがこの中ではボスやで! さぁ、先制判定と行こうか。

カルミン/クロ:12出た、先制は取ったな? 「オフィーリア、メルにプロテクションを!」

オーカ/フィー:「おまかせあれっ!」メルさんにプロテクションです!

メル/メル:「助かる。さらにビートルスキンと風の翼を発動だ!」これで12点止める大要塞の完成だな。

マサミ(GM):いややーこいつ!

メル/メル:「私はメルクリウス。依頼あってこの小屋、返してもらいにきた!」目の前にいるAに攻撃。うん、風の翼入っても当たらないな!

カルミン:すがすがしいなぁ。よし、メルに並んでAに攻撃だ! ……ピンゾロー!?

サツキ/アザレア:「なにやってんだい、情けない!」……カルミンとユリカ、出目悪めだよね。

カルミン/クロ:「うるせー!!」ピンゾロは今初めて出したから! ユリカよりまし!

ユリカ:悪かったわねもう三回も出してて! 経験点150点よ、あっというまに3レベに届くわ!

サツキ:喧嘩しないの……(汗)

ユリカ:なによ、戦闘なら当ててやるわよ。対象はA! 命中は……12。

マサミ(GM):いちたりんな。

ユリカ:くう……。

サツキ:マサミ(GM)さん、戦闘前にプロテクションしたけど、ここでもう一度動くことってできますか?

マサミ(GM):ん、できるで。

サツキ:ならバニッシュ! 達成値は15!

カルミン:おおっ!

サツキ/アザレア:「まったくみんなしてだらしがないよ!」Aが恐怖でペナルティ、Bも恐怖でペナルティ、Cが1ラウンド恐怖で動けない!

マサミ(GM):うわ、痛いな……。まぁいい。こっちの反撃や!

メル:待って、クロに<かばう>!

マサミ(GM):はいはい。Aはまずメルに攻撃や。かばうしたら避けられへん、って前半注意し忘れたけど避けられへんからな。ダメージは8やけど……。

メル/メル:「効かんな」

マサミ(GM):こいつ攻撃すんのイヤや~~。

カルミン/クロ:「かっこいい……!」

マサミ(GM):連続攻撃は14ダメージだから2点だけやん。で、Bはクロに攻撃するけど全部メルに行くからな! ダメージは7! もういや!

メル:楽しい

マサミ(GM):のっけから! 1セッション目から! 10以上出さんとダメージすら与えられんのおかしいやろ! 連続攻撃は10ダメージだからやっぱ入らんしな!

カルミン:ソーズマンだったらボガードの方が攻撃力高いもんなー。

マサミ(GM):やっぱりボガードトルーパー出すんだった!

カルミン:そんなの出すつもりだったの!? 無理だよ!!

ボガードトルーパー……ボガード<ソーズマン<トルーパー。5レベ蛮族。回避はソーズマンより低く、攻撃力はボガード並。とはいえ、もろもろ使えば2D6+11(最大23ダメージ)の攻撃が二回も飛んでくるので、初心者パーティ向けではまったくない。

■2ラウンド

メル:回避下がってるし、命中あがってるし、当たらないかなー。Aに攻撃13。当たってダメージが……メイスだから回らないのか。弱点込みで13ダメージだな。クロに<かばう>で終わり。

カルミン:よし、それに続いてBに<必殺攻撃>! 12だと……避ける?

マサミ(GM):同値回避やなー。

カルミン:くっそぉぉ……。

ユリカ:Aに弓を撃つわ。命中は13! ダメージは12!

マサミ(GM):Aがそれで落ちたな。

オーカ:うーん……カルミンさん、プロテクション入ります?

カルミン:俺より安定的に当てるユリカにエンチャントがいいんじゃないかなぁ……。

サツキ:拗ね始めないの……。

オーカ:じゃあ、そうしますね。次のラウンド、ダークミスト入れましょうか?

カルミン:オーカ、攻撃したりしないの?

オーカ:それより支援してた方が効率いいので。ブラント・ウェポンいらないくらいメルさん固いですし。

カルミン:了解、頼んだ。というか、もっと支援入れてから動くべきだな、俺たち(笑)

サツキ:とりあえずメルだけ回復しちゃうねー。うーん無駄に行使判定で6ゾロ出した……8回復してー。

メル:29まで回復した。いい感じだな。

マサミ(GM):じゃ、こっちの反撃やんな……。Bはクロに攻撃。メルに直撃でダメージは14や!

カルミン:ダメージダイスでかっ。

メル/メル:「その程度で私をどうにかできると思うなよ」メルはよろけた様子もなく立っているぞ。

マサミ(GM):さらに連続攻撃や、食らえ! 命中判定は12やでー。

メル:避けるわけがないんだぞ。

マサミ(GM):だめや、弾かれた。Cもメルやな、命中は12や。

メル:避けないんだぞ。メルは怖じ気付かずに攻撃を受けきることがかっこいいと思っているからな! まぁ、怖いんだろうが。

サツキ:見栄っ張り設定……(笑)

マサミ(GM):ダメージは13や。

メル:最大ダメージでも3点ずつしか入らない。どんなに目がよくてもあと9回は回復もいらんな。

カルミン:俺主人公無理だわー……。

■3ラウンド

オーカ/フィー:「食らいなさい、ダークミスト!」あ、僕魔法収束取ってないので、がんばって抵抗してくださいねー。

カルミン:これ以上当てなくなるっ!?

メル:ははは、抵抗できるわけがないんだぞ。

オーカ:もう少しがんばってくださいよ……。あ、出目悪い。達成値は9です。敵には抵抗されましたね。

カルミン:ひぃー。10でギリギリ抵抗した!

メル:9だと抵抗か? なんとかなったな。

オーカ/フィー:「むむむ、このわたしの魔法に抵抗するなんて生意気ですよ!」

カルミン/クロ:「お前どっちの味方だよっ!?」

ユリカ/リリー:「なにをしているんだ全く……」Bに射撃するわ。命中13で当たったわね? ダメージは10に弱点と支援含めて13点!

カルミン/クロ:「いー加減当たれっつーの!」Cに<必殺攻撃>! 命中11無理!

メル:(ダイスを振る)当たらないぞ。

ユリカ:これ、わたしが石投げて全滅させる必要が出てくる?

サツキ:かも……(笑)あたしもなんかできればいいんだけどね。

マサミ(GM):んじゃ、反撃と行こうか。

メル:あ、クロに<かばう>。

マサミ(GM):だがBの対象はメルやで。かばう効果で避けられなくてダメージは弾かれたがもう一回。命中は11。

メル:12で避けた。

マサミ(GM):Cはクロにいくからこれもメルやな。ダメージは弾かれて、今度こそクロに連続攻撃で命中が16!

カルミン:避けられるかっ!?

マサミ(GM):ダメージは8や!

カルミン:ダメージは2だけど……俺HPないんだよなぁ。

サツキ:回復いる?

カルミン:まだいいよ。ありがと。

■4ラウンド

オーカ/フィー:「このままでは埒があきません……僕も攻撃に回ります。エネルギーボルト対象はC!」達成値は14で抵抗は抜いて、ダメージは7です! 小さいですが……あと二発、きっちり当てればかなり削れるはずですよ。

ユリカ/リリー:「わたしは弱っているのを片づけることにしよう」Bに……あっ、ピンゾロ。

メル:憑かれてるんじゃないの?

ユリカ:つ、憑かれてるのかしら?

サツキ:ユリカ、出目悪いねほんと……。

ユリカ:経験点が200入るわ……。

カルミン:俺も当てたいなぁっと。Bに<必殺攻撃>! できない!

メル:リリー以外命中良くないからなぁ。風の翼でギリギリ圏内だな。Bにダメージ11だぞ。

マサミ(GM):お、それで落ちたな。

メル:あと2ラウンドで飛べなくなるから……そうなると、一気に当てられなくなるな。

マサミ(GM):んじゃCはクロに命中15や!

カルミン:ちょっ、かばうは!?

メル:忘れてたー。

マサミ(GM):そのまま死ねっ! うーん小さい。ダメージ6。

カルミン:それはさすがに弾く。

マサミ(GM):くっそー。

オーカまで攻撃に回り、必死に当てようと奮闘する一同。しかし、リリーの弓矢が切れ、オフィーリアのMPも切れ、確実なダメージディーラーのいない一行は長く苦しく、不毛な戦いを繰り広げ続けていました(なんせ敵の攻撃もほとんど弾かれる)。

しかしそれも、永遠ではなく……。

■9ラウンド

カルミン:<必殺攻撃>! さっきから9ばっか!

ユリカ:いちたりない~~っ

メル:あ、6ゾロ。

サツキ:おおっ!?

メル/メル:また6ゾロ。えーと……17ダメージ! 「いい加減に仕舞としよう……食らえ!」

マサミ(GM):メルの振るったライトメイスが、ボガードソーズマンの頭をいともたやすく潰す。悲鳴をあげる暇もなく、あっけなく。その死体からは剣のかけらが、4つ浮かび上がり無力に地面へと転がり落ちた。

カルミン/クロ:「お……終わった……」

オーカ/オフィーリア:「や、やったんですね……!」

ユリカ/リリー:「ああ……なんてすごい」

サツキ/アザレア:「流石だ……」

メル/メル:メルは仲間からの賞賛にも答えず悠然と佇んでいた。ソーズマンからの返り血で気に入りのマントが汚れるのに少し眉間を寄せる。そして、ライトメイスを仕舞うと、おもむろにソーズマンたちの死体に手をかけるのだ。「仕事が終わったんだ。さっさとこいつらをなんとかするぞ」

マサミ(GM):訳すと、戦利品かっぱって帰ろう?(笑)

メル:そうなるな。8、7、6で鋭い武器が6本だな。大量だぞ。

カルミン/クロ:「ああ。剣のかけらも持ってかえらねーとな。メルはまったく、さすがだよ」

メル/メル:「攻撃は得意ではない。しかし、お前はもう少し当てたらどうなんだ」

カルミン/クロ:「うるさいなあ。これから強くなってガンガンに当てるっての!」

サツキ/アザレア:「はぁ……。まったく、見てるだけでも冷や冷やしたよ。早くこんな森出てっちまおう。もうウルフと戦う体力もありゃしない」

オーカ/オフィーリア:「そうですね、早く帰って休みたいです~……」

メル/メル:「体力ならまだ余裕があるが……」

ユリカ/リリー:「貴様だけだ。帰るぞ、日も暮れてしまうからな」

カルミン/クロ:「あ、待ってくれよ。せめて扉塞いでるの取っていきたいんだけど」

サツキ/アザレア:「なら、男二人でやっておくれよ。あたしは蛮族たちを弔っておくから……さ」

カルミン/クロ:「ん。わかった」

マサミ(GM):男二人は小屋を塞ぐ封印を壊し、中の安全を確かめたことだろう。幸いにして荒らされた形跡はなく、彼らがそんなに長期間いた様子も伺えない。ただ、一通の書簡を見つけることができるだろう。

カルミン/クロ:「なんだ? 手紙か?」それ何語?

マサミ(GM):妖魔語。

カルミン/クロ:「うーん、読めないなぁ。一応持ち帰っておくか。メル、そっちの様子は?」

メル/メル:「特に異常はないな」

マサミ(GM):二人が小屋を出た頃には、女子たちの弔いも終わった頃だろう。五人は帰りは迷うことなく帰ることができた。町に戻った頃には既に日が暮れ始めており、白鳩の卵亭にはおいしそうなにおいが充満していた――……。

<エンディング>

マサミ(GM)/アドミラン:五人が帰ると、アドミランが世話しなく料理を作っているところだった。戻ったのを見ると、手伝いのコボルドに後を任せ、厨房から出てくる。「帰ったか。怪我は少ないようだな」

カルミン/クロ:「体だけは頑丈でね。依頼通り、蛮族たちは倒してきたぞ。ボガードと、ボガードソーズマンが三体ずつあそこにいたみたいだ」

マサミ(GM)/アドミラン:「そうか。小屋になにか異常は?」

メル/メル:「特にない。ただ、籠城しようとして扉や窓に板を張り付けたりしてたから、それは取ってきた。悪いが窓は壊してしまったが」

カルミン/クロ:「それから、蛮族のらしき手紙を拾ってきた。俺には読めないんだが……」拾った手紙を渡すぞ。

マサミ(GM)/アドミラン:アドミランは一瞥したあと、小さく首を振る。「俺にも読めないな。知り合いにかけあってみるとしよう。今日はご苦労だった。腹が減っているなら、代金は多少まけてやろう」

サツキ/アザレア:「本当かい!?」

オーカ/オフィーリア:「やったぁ、ご飯! 食べたいです!」

ユリカ/リリー:「みんな疲れているだろうからな。食べるとするか」

メル/メル:「とりあえず、メニューの右から左へ……」

カルミン/クロ:「どんだけ食べる気だよ(笑) オーナー、俺とりあえず大盛りー!」

マサミ(GM):なんのや(笑) これで初仕事は無事に終えることができた。ひとまずは、おしまい。

+++

一同:おつかれさまでしたー!

サツキ:ああ、楽しかったー。

オーカ:こういう遊びもいいものですね! 成長させるのが楽しみです!

カルミン:なんか怪しい手紙とか出てきたもんな! 早くファイター2にしないとマジでだめだこりゃ。

マサミ(GM):(あ、これキャンペーンするつもりか? ……まぁいいか)

メル:これって、またやるの?

ユリカ:今日はそろそろ帰らないと……。

マサミ(GM):……。

オーカ:兄さん、次はいつ?

マサミ(GM):シナリオ考えたりするから、また連絡回してもらうわぁ~。

カルミン:やったぜ! 楽しみ!

サツキ:マサミさん、今日はありがとうございました。初めて遊んだけど、楽しかったです!

メル:戦闘だいぶぐだったけどねぇ。

ユリカ:なんでわたし、こんなにピンゾロ多いんですの?

メル:だから、憑かれてるって。

ユリカ:そうかもしれない……。

マサミ(GM):ほら、もう五時も近いから。お菓子食べ終わったら帰らんとな。

全員:はーい!

オーカ:あーっ、最後のポテチー!

カルミン:いっただきまーす!

サツキ:次からは自分でお菓子持ってきた方がいいかもね。

ユリカ:そうねぇ。お煎餅買ってこようかしら。

メル:はー、紅茶がおいしい。

初めての仕事は、やや波乱もありつつ?

無事に終わることができた一同。果たして次の仕事はどうなるのか……。謎の書簡の内容とは……?

気になりつつ。今日はこれでおしまいなのです。

報酬:4110G

経験点:1240+α点

剣のかけら:4個→名誉点15点