複数台カメラの接続
スイッチングハブを用いてGigE Visionカメラを複数台接続する
- 概要
スイッチングハブを用いて複数台カメラを接続した時のTwinCATプロジェクトである「TCVision Multi-Camera」について説明します。
※事前確認事項として、下記URLをご参照ください。
https://sites.google.com/site/twincathowto/vision/faq?authuser=0
※複数台のカメラをIPCの複数のEthernetポートに1台ずつ接続した場合のプログラムも基本的には同じです。
- GigE Visionカメラの追加
TwinCATプロジェクトの「VISION」ノードに、GigE Visionカメラを追加します。
以下、TwinCATプロジェクト「TCVision Multi-Camera」の説明です。
- FB_CameraControl (FB)
カメラを取込可能状態にし、以下の画像取込が可能なFunction Blockです。
連続取込 (※カメラを連続取込モードに設定)
ハードウェアトリガー取込 (※カメラをハードウェアトリガー取込モードに設定)
ソフトウェアトリガー取込 (※カメラをソフトウェアトリガー取込モードに設定)
サイクリックに呼び出すことで、カメラを取込可能な状態にします。
- メソッド:SoftwareTriggerON
カメラがソフトウェアトリガー取込モードの時、本メソッドを呼び出して取込を行います。
戻り値がTRUEになるまで呼び続ける必要があります。
- メソッド:GetCurrentImage
カメラが取込可能状態にある時、現在の最新画像を取得します。
プロパティ:GetCurrentImage
FB_VN_SimpleCameraControlのオブジェクトインスタンスを取得します。
プロパティ:CameraState
CameraオブジェクトもしくはFileSourceオブジェクトの状態を取得します。
プロパティ:ImageCounter
取得した画像の総数を取得します。
- Vision (PRG)
FB_CameraControl を呼び出し、複数台のカメラから画像を取得するプログラムです。
カメラの台数分のパラメータを配列で用意しています。
ソフトウェアトリガー取込モードの時に画像を取込むには、変数 bSoftwareTrigger[n] を TRUE にします。