Hot Connect

EtherCAT Hot Connect

この機能を利用すると、動作中にHot Connectグループとして定義したEtherCATスレーブの一群を任意の空きポートに接続・切り離しができるようになります。

例えば、モジュール型の装置や装置のツール交換などで一部のユニットの接続や切り離しが行われるような場合に有効です。また、オプションユニットを全てHot Connectグループとして定義することで、EtherCATマスタはフルオプションで構成しておけば任意のユニット構成で運転できる柔軟なシステム設計が可能となります。

Fast Hot Connect

Fast Hot Connectは言葉どおりの高速接続に対応したHot Connectであり、TwinCAT 2.11 R3 Build 2221以降およびTwinCAT 3と対応したEtherCATデバイス間で1秒以内で再接続可能なFast Hot Connectを実現できます。

要件

Hot Connectには空きポートとIDセレクタによるデバイス識別に対応したHot Connectの先頭スレーブを使用します。

空きポートは、EK1122 EtherCATジャンクション(2ポート), CU1128 EtherCATジャンクション(1+7ポート)だけでなく、EK1100 EtherCATカプラ, EK1110 EtherCATエクステンションのポートでも可能です。

先頭スレーブにはIDセレクタによるデバイス識別に対応したデバイスを使用します。一般的に全てのスレーブはConfigured Station Aliasに対応しており、使用可能ですが、EK1101 IDスイッチ付きEtherCATカプラの使用をお奨めします。