セーフティ機能

ベッコフオートメーションの機能安全システムはTwinSAFEとよばれ、TwinCAT 3により設定やプログラミング機能を行い、ターミナル型のセーフティPLCやセーフティI/Oで構成されます。 ※はじめて弊社のTwinSAFE製品をご使用、またはご検討される方は、ファーストステップガイドをご参照ください。


TwinSAFE – 機能横断的なソリューション :

ベッコフの標準製品は、次の4つのカテゴリーに分類されます。

IPC (中央制御)、I/O (入出力)、モーション(モータ、ドライブ) とオートメーション (ソフトウェア)です。

これらの製品ラインナップは、さまざまなオートメーションタスクに対応することができる幅広い仕様をそなえています。

アプリケーション要件や制御機能に対する要求が複雑化の一途を辿るに伴い、安全機能に対する要求も高度になってきています。

さらには、アプリケーションの多様化に伴い、安全制御の分野で要求されるタスクも多様に変化しています。

この点において、高い柔軟性をもつTwinSAFEは、まさに最適なソリューションであるといえます。

4つのカテゴリー:

■ TwinCAT3 設計/開発ツール

TwinCATセーフティエディタおよび追加ツールによって、お客様に最適な安全制御プログラムを直観的かつ柔軟に作成することができます。

TwinSAFEコントローラ

(安全PLC)

幅広いラインナップを取り揃えた高性能TwinSAFEコントローラから、お客様のアプリケーションにマッチした仕様をお選びいただけます。

安全入出力機器

ベッコフの標準I/Oと同様に、安全入出力機器は、お客様の要件に合わせてさまざまな粒度で利用できます。

TwinSAFEサーボドライブ

高性能なTwinSAFEサーボドライブによって安全機能を搭載したモーション制御を実現できます。

オープンな通信規格:

Safety over EtherCAT

Safety over EtherCAT (FSoE)プロトコルは、オープンで安全なデータ伝送技術として定義されています。TÜVによって認証されたこの技術は、 IEC61784-3に則って国際的に標準化されており、IEC61508によって指定された SIL3までの安全要件を満たしています。

「ブラックチャンネル」と呼ばれる伝送媒体 :

FSoEプロトコルは、EtherCATやイーサネットだけでなくCANなどの標準フィールドバスシステムやワイヤレスなど、いかなる通信技術を経由しても通信できるプロトコルです。FSoEは1つの通信システムで標準制御および安全制御の両方の高性能なデータ伝送を実現します。オープンなEtherCATのテクノロジを理想的に補完する技術であるといえます。