RUNモードへの移行
CONFIGモードとRUNモード
TwinCAT 3には2つの動作モードがあります。
CONFIGモード
このモードは、ネットワーク、I/Oターミナルやモーションの設定、プログラム開発と設定を行うときに使用します。
Free Runを有効にすると、ネットワーク通信を非リアルタイムで実行でき、I/Oターミナルの動作確認を行えます。
RUNモード
PLCやC/C++のタスクをリアルタイム動作させるためのモードです。
TwinCAT起動時にRUNモードが自動的に有効になるように設定できます。
PCおよびWindowsでリアルタイム機能を実行するための準備
TwinCATのXARがリアルタイム動作をするために以下の設定が必要です。ご使用のPCの説明書を参照し正しく設定を行ってください。この手順はTwinCATをインストール後に1回だけ実行する必要があります。
BIOSまたはUEFIでVT-xを有効にする
Hyper-Vをアンインストールする
- (日本語)コントロールパネル→ Windowsの機能の有効化または無効化
- (英語) Control Panel → Turn Windows features on or off
- Hyper-Vのチェックを外し、OKをクリック
C:\TwinCAT\3.1\System\win8settick.batを管理者権限で実行
メニューとアイコン
モード移行に関係するメニュー項目とアイコンについて説明します。
① Activate Configuration: 設定の有効化とRUNモードへの移行
② Restart TwinCAT System: TwinCAT 3 XARをRUNモードで再起動
③ Restart TwinCAT (Config Mode): TwinCAT 3 XARをCONFIGモードで再起動
④ Reload Devices: I/Oデバイスの再読み込み
⑤ Scan: フィールドバスネットワークのスキャン (ツリーメニューのI/O→Devicesをクリックするとメニュー項目が有効になる)
⑥ Toggle Free Run State: Free Runのオン・オフ切替
⑦ Show Online Data:
⑧ Show Sub Items:
⑨ Choose Target System: TwinCAT 3 XARの動作するシステム(ローカル・リモートの切り替え)