ASD基本情報
ADSとは
ADS (Automation Device Specification)
ADSは、ベッコフ独自のインタフェイス仕様です
特徴:
・デバイスやフィールドバスに非依存
・対応デバイス毎に接続を管理
・サーバ - クライアント型通信
・独自のADSデバイスの実装も可能
Windowsユーザアプリケーション開発用に
ライブラリを無償提供 (.NET, C++)
ADSデバイス
ADSインタフェイスを持つ個々のソフトウェアモジュールは、
独立した「デバイス」として扱われます
ADSを利用した.NETアプリケーション
無償ライブラリを利用し、リアルタイム層と接続する
Windowsアプリケーションを開発できます
(用途例:簡易モニタ、データ収集ツール、簡易操作パネルなど)
ADSのリモートアクセス
異なるCPUで動作するデバイス間でも、ADS通信は可能です
リモート接続にはファイヤウォールの設定(許可)が必要です
ADSによるデバイスの識別
個々のデバイス識別のため、下記2種類の番号が使われます
・AMS NetId
TCP/IPアドレスの拡張、TwinCATメッセージルータの識別に使用
例. '169.254.25.42.1.1', '169.254.25.42.5.1'など
・ADSポート番号
同一TwinCATメッセージルータ内の異なるデバイス識別に使用
例. '851', '350'など
※多くの場合、これらの番号はTwinCATにより自動的に付加されます
※複数デバイス間で重複はできません
ADS Net IDとポート番号
AMS Net Idは、メッセージルータの識別に使われます
ポート番号は、個々のデバイスの識別に使われます
ADSのポート番号とデバイス
デバイスの種類により、一部の
ポート番号が固定されています
ADS AMS Net ID
ターゲットのAMS Net IDは、以下で確認・変更できます:
ADSルートの追加
ADS通信には、事前のルート追加(接続先のAMS Net ID登録)
が必要です(具体的方法は後述)
例. 外部PCの.NETアプリケーションからリモートターゲットにADS接続する場合