FAQ

よくある質問 1

Q)1台のスイッチングハブに複数のGigEカメラを接続できますか？

A)可能。

ただし、転送されるデータ量の合計が、帯域幅を超えないよう注意してください。

※推奨する接続はEthernetポート1つにつき1台のカメラです。

HUBに複数台のカメラを接続しても、1台ずつ取込を⾏うのであれば問題ありません。

複数台のカメラから同時に取込むときは、データの転送量を考慮する必要があります。

下図の例で考えてみる。

IPCのEthernetポートのネットワーク帯域は、1Gbps = 125MByte/s

しかし、実際の画像データの実効帯域は、100MByte/s 程度と⾒込んでおいたほうが良い。

この100MByte/s を、カメラのデータ容量が超えないようにする。

30fpsのVGAカラーカメラの転送レートは、

640pix. * 480pix. * 3Byte * 30fps ≒ 27.6 MByte/s

よって、3台(= 100 ➗ 27.6) までであれば同時にストリーミング取込が可能。

では次に、先ほどのVGAカラーカメラを10台、HUBを介して同時取込した場合、カメラのフレームレートはいくらに設定すべきか︖

100MByte/s ➗(640pix. * 480pix. * 3Byte * 10台) ≒10.8 fps/camera

よって、各カメラのフレームレートを10 fps に設定すると、10台のカメラの同時取込が可能になる。

Q)TwinCATVisionの代わりに他の画像処理ソフトウェアを使用することは可能ですか？

A)可能。

画像の取込はTwinCAT3 のGigE Vision Connector を使用し、その後、様々な方法で画像処理を行うことができます。

例）・自作のTwinCATC++プログラム

・自作のWindowsで動作する画像処理プログラム

・他社製画像処理ライブラリ

Q)TwinCATVisionはGPU上で実行できますか？

A)いいえ。

GPU上では実行できませんが、TwinCATのマルチコア機能を使用し、Job Taskを用いて自動的に並列実行させることが可能です。

Q)サンプルプログラムはありますか？

A)はい。

下記オンラインマニュアルのサイトにTwinCATVision のサンプルコードが記載されています。

また、実際のプログラムをGitHubからダウンロードすることも可能です。