(1) 次に、出⼒変数 EStopOut を割り付けます。
出⼒側の設定は、この1 つの出⼒変数が2 つの別々のデジタル出⼒に割り付けされ、2 つのリレー、またはコンタクタをシリーズに駆動する点において⼊⼒側と異なります。
次に1 つの変数を2 つの出⼒ターミナルに割り付けします。まず1 つ⽬の出⼒チャネル(Channel 1)を選択し、続いてCTRL キーを押しながら2 つ⽬の出⼒チャネル(Channel 2)を選択します。選択できましたら、OK ボタンを押します。
GroupPort のErrorAcknowledgement.sds スタンダード信号のリンクを設定します。
以下のボタンを押します。
この例では、Term 8(EL1904)のChannel3、Reset の信号を汎⽤信号として
ErrorAcknowledgement.sds に割り付けます。
以下が表⽰されますが、空⽩が表⽰されるので、以下の☑を外します。
Target System 内のConnection Info Data に割り付けます。
GroupPort のRun.sds スタンダード信号のリンクを設定します。以下のボタンを押します。
この例では、Term 6(EL1088)のChannel3、オルタネートスイッチ(緑)の信号を汎⽤⼊⼒信号としてRun.sds に割り付けます。
(2) TwinCAT をリスタートし、マッピングした情報を更新します。
そして、(Free Run)モードを選択します。
TwinSAFE 通信は、EtherCAT の「フレーム到達」を内部で監視しています(WDT:Watchdog Timer)。同期精度が多少劣っても、FSoE 側で安全性を担保する仕組みがあるため、EtherCAT の通信が成立していれば、FreeRUN でもFSoE の安全通信パケットはやり取り可能です。
これが、FreeRUN でTwinSAFE が使える背景となっています。
FreeRUN モードでの使用は、このような簡易的な安全アプリケーションやIO チェックなどの試験環境でも動作させることが可能です。
よって、「4.TwinSAFE プロジェクトのMaster へのダウンロード」へ進むことで、簡易的な安全アプリケーションの確認へ進むことができます。
もし、定周期によるTwinSAFE の確認や、PLC との連携を確認したい場合には、「3.PLC プログラムの設定」を行ってから、「4.TwinSAFE プロジェクトのMaster へのダウンロード」へお進み下さい。
また、PLC プログラムにて、TwinSAFE Group の状態に基づいた連携動作を確認したい場合には、
「付録 PLC プログラムによる、Run・ErrorAcknowledgement 信号の制御サンプルプログラム」を参考に、Group 信号のリンクを変更の上、確認を行ってください。