バーコードで薬剤使用履歴管理と投与間隔監査

最近、週1回だとか月1回だとかって薬、増えてきました。

患者さんにっとっては投与回数が減るのでいいことなのですが、

「この患者に何時どの薬を投与した。」

という管理が結構大変みたいで・・・。もちろんカルテ見ればいいんですけどね。

電子カルテだとそんなのボタンひとつですぐ分かりますけど、どこでも電カルだと思うなよ!w

そこでなんとかならんかと。

Excelとかで投与記録の一覧表作るのは簡単ですけど、正直入力の手間が増えるだけな気がしますよね。

入力も極力簡単に済ませたいし、目的の患者さんが前回何時、何を注射したか一目で分かり、ついでに間隔が短すぎたら警告音を鳴らしてくれたらなおさらいい・・・みたいなことを。

そう、音です。

因みに外来です。

ここで準備すするものは

①テプラ

②バーコードリーダー

合計1万円ちょっと。

テプラは患者データ検索用にカルテに貼るバーコードを作成するのに利用します。通常のプリンターで代用してもいいのですが、場所をとるというのもありますし、個人情報の事考えて、どこでもプリンター置くのはどうかというのもありますのでむしろこの方が。

ほんとのとこ言えば、カルテ作るときにカルテ番号もついでにバーコードにして印刷てくれよと思いますが、レセコンにそんな機能ないので。

プログラムの方は個人データ管理のところで作成したものがありますし、薬剤データに投与間隔の項目を追加すれば良さそうです。

動きはというと

①カルテに貼ったバーコードで患者データを検索する。

②その画面で続けて薬剤のバーコードを読み取ると投与した薬剤と日付が追加される。

という単純なもので、仕組みも棚卸しとか入庫とかの仕組みを流用すれば済みます。

現場がキーボードをさわるのは、新規で開始する患者データを打ち込む時だけです。

※ここで買ったバーコードリーダーですが、外箱のバーコードを読み取りたいだけだったので、一番安そうなバーコードリーダーで十分かと思いまして、先のページでも書いているSD120にしたのですが、大失敗でした。

月1回の注射の外箱って使用期限も記載された2次元バーコードが結構多いのですが、その場合、なぜか白黒反転のバーコードが多いようで、この安物ではほぼ読み取れませんでした。

その上なんか不安定です。まあこの価格で文句言うななのかもしれませんが。

包装開けて注射本体に印字してある調剤単位GS1は読み取れるので、全く使えないって訳でも無かったのですが・・・。手入力するよりは良いだろうという事で我慢してもらいましたが、やっぱり使ってみないと分からないってとこです。

反転バーコードを読みとれる設定があるくせに読み取れないってどういうことよ?いくら安物って言ってもねえ・・・。

ちなみにBC-CP700VUも反転読み取れませんでした。(2017/12現在)

最近、一応タブレット想定してボタンは大きくしてます。タブレットで使ってないけど。

薬剤データ画面に投与間隔日数のフィールドを作成して、

患者の画面で薬剤のバーコードを読み取ると、その薬剤と入力時刻が保存される仕組みです。

次に同じ患者で同じ薬剤を読み取った場合、指定した日数を経過していなければ

Call PlaySound

を使って警告音が出るようにしてあります。

その音ですが、指定フォルダにwavファイルを配置するのもいいのですが、PCによってはドライブ名が違っていたりすることもあり得ますので、Accessファイルと同一フォルダーにwavファイルも置いておけば音が出るようにしています。

Call PlaySoundで検索すると上を宣言しとけって引っ掛かると思います。

あとは

Path = CurrentProject.Path

Call PlaySound(Path & "\" & "〇〇.wav", 0, SND_ASYNC)

みたいにしてしまえば音が鳴らせます。