iPhoneでステロイド比較

前のページの続きから。

これなんですが、ヒドロクロロチアジド配合製剤表示させたのはいいのですが、パッと見て何と配合されているかわからない・・・。比較しにくい。やはり成分も表示してほしい。

先発、採用の部分をポータルに変更したデザインを作成し、表示の切り替えボタンを作ればよさそうですが、実はこれ、ポータルだって前のページで書いた通りで、ポータルの中にポータルは配置できないそうです。


まあ、そうでしょうねえ。

となると、別のデザイン作る必要がでてきます。

別レイアウトの作成自体はすぐにできるのですが、問題はその新たに作成したレイアウトに、どうやって今表示しているデータをそのまま表示させるの?

元々Filemaker使ってる人には簡単なことなのかもしれませんが、メインがAccessの人には一苦労でした。

結果を言えば、たった1行で済んでしまったのですが、そこにたどり着くのに1日かかってしまいました。

関連レコードへ移動っていうコマンドがあるそうな。


ポータルに表示しているデータを、そのまま別のレイアウトに表示できるというコマンドがあるというのにたどりつくまで、変数に抜き出してみたり、新たにリレーション作ってみたり・・・。


あー疲れた。

出来上がりがこれ

文字はスペースの関係上とても小さいですが、ピンチイン使えばいいだけですので。

さらに採用薬は条件付き書式使って赤文字で表示されるようにしてみました。

これで配合剤できあがりました。いや、これいい感じです。まさに自画自賛。売れるんじゃね?このソフト。


まあそれはいいとして、何もないと空白になる間抜けな感じは変わりません。


何かほかに使い道ないかなあと思案していたところ、あれ?これってもしかして、色々使える仕組みなのでは?と。


極端なことをいいますと、先発の添付文書登録してしまうと後発品にも同じ添付文書を表示させるってこともできるのです。やりませんけど。

ということで、思いつくもの、とりあえず外用ステロイドのクラスでも表示させてみようかと。

どうでしょう?なんか間抜けな空白が、なくてはならない部分に見えてきません?

当然、手入力です。

データはこんな感じ。

あと思いつくのは・・・眠剤とかですかねえ。週一回とか月一回とかのあれは表示まではできるのですが、このままでは週一だけ絞り込みというのは無理です。

入力してから絞り込めていなかったので気が付きました。そりゃそうよって。でもせっかくデータを入力したので

当たり前ですけど紙の医薬品集ではこれは無理です。

さらにおまけで写真もカメラを使って取り込めますが、

フリーでダウンロードできる、製剤写真も見られる添付文書集がいくらでもありますので、そちらを見た方が断然いいです。私も利用しています。

今回作った医薬品集は添付文書集とは用途が違います。見れば分かりますよね。


当然添付文書情報を入れこんだりもしてますけど、これだけで全てが済むというわけではありません。ただ、

「あれ、なんだったっけ?」

を確認するにはちょうどよさげです。

※粉砕、懸濁、採用、写真部分に関してはFilemakerGoでも編集できるけど・・・

この部分に関してはログインユーザーを切り替えて編集できるようにしているのですが、次に引き継ぐには、通常、FileMakerProが必要になります。


こういったものなので、データの更新が必要になるのですが、FileMakerGoにせっかく粉砕とか懸濁の情報を入力しても次に持っていけないとなると・・・。

FileMaker Pro買えってことなんですよ。よく考えられてます。


まあ、このソフトの場合はネットワークで使うものではないのでRuntime使ってしまえばいけそうですが。

ただ、簡単な情報ならGoだけで引き継げますが、それはまた後のページに書きます。

この医薬品集ソフトに関しては、PCで編集、FileMakerGOはあくまで閲覧という使い方がいいように思います。

配合剤やステロイド部分は薬剤データとは独立した仕組みなので薬剤データを更新してもそのまま使えます。