iPhoenで医薬品集

(自作編その3)

お借りしたiPodから始まり、iPhone8+、メーカー再生品のiPod第6世代、iPadと勢いに任せて端末をそろえてしまいましたが、何かソフトを作りたいなら動かす実機があるに越したことは無く、iPod用に作成した画面ではiPadでは使いにくいのがよく分かります。

ゲームではないので縮小率を変えるだけというわけにはいかないです。

最低この大きさというのが必要になります。

特に文字サイズ。

実のところWindows+Accessで業務にそこまで困ることはありませんでした。

こいつで困るのは無線LANの再接続がよく失敗するということぐらいかな。

サスペンドからの復帰時とか、一回りしてきてデータを更新しようとするとネットワークにつながらないとか。

こうなるとWindows自体の設定をする必要があるので、タブレットだと少しやりにくいですが、業務に使うソフトに関しては、ボタン類を大きくしてしまえば、多少のデザインの違いはあっても、AccessでもFileMakerでも使い勝手はそんなに変わるものではないです。

ただ、Windows端末はポケットに入るサイズが無かった・・・。

ということでFileMakerなんですが、先にも書いたように画面サイズによってデザインを変えてあげないと使いにくいのはAccessと同じです。

共通で済む部分も多いとは思いますが、PC用、iPad用、iPod用と、場合によっては同じデータを表示するのに、レイアウトを3つ作る必要があります。

画面の大きさから考えると、PC用とiPad用は結構兼用できる気がしますが、また他の問題もあったり。

ただ、画面の回転に関しては想定していません。

画面サイズ同様、縦前提で作成したものを横向きに使うと、これまた使いにくいだけなことが多いので。

携帯の画面をクルクル回しながら使ってる人なんてあまり見ませんよね。

使うソフトによって縦横どちらかに固定した方が使いやすい気がします。

それから、できるだけユーザーにメニューバーからコマンドを選択させることの無いように作っています。

使わせる方から言えばメニューバーとツールバーはかなり邪魔です。

さらにPCで使うことを想定すると、カスタムメニューの設定が必要になることもあり、面倒なので、PCからは管理者以外使えないようにするのもありかと思います。

FileMakerGoでcsvインポートについて

粉砕データの引き継ぎに使った

この方法なんですが、OSや機器によっては色々上限があるみたいで・・・。(できるけど時間がってことです。)

採用薬品集を作るにあたり、やはり「あそこ」からダウンロードしたデータを利用するのが一番早いわけで、この仕組みを使ってiPhoneだけでデータをインポートできないものかと・・・。

これね。

そこで、頑張って作りましたとも。1日がかりで。

ということで、試しに実行したところ・・・遅!(後々、なんだか我慢出来る範囲で終わるようにできました。)

PCのFileMakerでテキストのインポートをすれば1分もかかりませんが、FileMakerGoにはそんな機能はありませんのでこの方法なんですが、時間がかかりすぎる。

当然PCの性能にもよりますが、私の4770では・・・80分・・・。

1薬剤(1行)220~250文字前後になるみたいですのでそれが2万件ですから文字数はそれなりになります。

※実は文字数のせいではないってのに気が付いたのは・・・。

さらにホントにiOSで動くのか?ということで、iPadにぶち込んで・・・あれ?コピペが・・・。

そもそもダウンロードしたCSVが開けない。

もしかしてと、PCのメモ帳でCSVの文字コードをUTF-8に変換し、Pagesに投げ込んで開くと開けたのですが、コピーしようと「すべてを選択」した時点で固まるし・・・。

別のソフトでは?とWordで開くと何とかいけましたが・・・。

ちなみに8+でコピペしようとしたら、Wordで長押しから「すべてを選択」した時点で固まってしまいました。

8+の方が高性能なはずなのですが、同じiOS機器でもスペック通りいかないこともあるみたいです。

※最終的にはさらに別のソフトをダウンロードして試したところ素直にコピペできました。まさかFileMakerGoに行き着くまでにこんなに時間がかかるとは・・・。

やっと処理開始。

かかった時間はちょうど1時間。PCより早いし・・・。OSも違うので何とも言えないですが、すげーなiPad。

それでも時間かかりすぎですよね。

なんでだ?と思いつつ、毎回これではたまったものではありません。

なんとかならないかと、実験用にデータ分割し、5000件のデータを8+で取り込んだところ、2分30秒程度で終わってしまいました。


あれ?先程のiPadもA10 Fusion なのでそこまで遅いCPUではないと思いますが、8+だとそんなに早く終わるのか?

再度5000件の同じデータをiPadでも試したところ、2分50秒弱。

??さっき2万件1時間かかったのに?

ついでにPCでも試したら5000件が4分かかりました。さっき80分だったけど・・・。

単純計算で4倍16分で終わる・・・。


一度に貼り付けるテキストを分割してしまう方が、たとえ4回繰り返したとしても、トータルで早く終わるようです。

(テキストの分割は、ツール使った方が早いです。検索すればすぐに見つかります。分割すると同時に文字コードも変換してくれます。昔は当たり前にあったんですよ。こういったツール。)


さらにラップタイムを調べてみたところ、私の使った方法だと時間がたつにつれ、同じ時間で取り込む行数が減っているのが分かりました。効率がどんどん落ちていくみたい。

手順としては

①データをダウンロードしたCSVを4~8分割(2万件を10分割、1ファイル2000件にしたら、1分弱で吸い込みました。繰り返しが増えますが。)

②iTunes等でiPhoneに投げ込む

③コピーしてFileMakerGoの編集ボックスに貼り付けて処理

今回は4分割したので③を4回(~分割しただけ)繰り返せば、無事FileMakerGo(とPC)だけでも、なんとか薬剤の基本情報を取り込むことができました。

めんどくさいですし、だれがこんなことするんだ?と思いますが、なんでこんなことをといいますと、ソフトだけ作って

「データ更新は自分でやってね。」

ができるかなと。

あくまで基本情報の取り込みのみで、添付文書の更新に関してはこの方法はちょっと不向きだとおもいますが、このソフトの目的はあくまで

「採用薬一覧」

であり、これで十分なのです。