iPhoneで食事箋8

やっと、本題の食事箋の作成に入れる。

ただこれに関しては、職場によって色々なはずですから、自分の職場に合わせたものを作成してください。

ではテーブルを作成していきます。

あ、初めに言っておきますが、当然入力画面と印刷画面は別に作成です。

たとえ職場によってデザインは違っても、おそらく最低限必要なフィールド3つです。

テーブルを作成する場合、何が必要で何が必要でないか、よーーーーく考えて作成しましょう。とはいえ、必要なら後から加えればいいのですが、それができるのは自作してる人だけです。

このテーブルに生年月日とか、患者番号とかの項目は必要ないというのだけは理解しておきましょう・・・といっても、初めて作るソフトがもしこれだったら、そんなの分からないと思いますけど。

身長、体重、医師、病棟、年齢ですね。

年齢は検索すれば計算式が出てきますので貼り付けちゃってます。Ifは「生年月日が空白だったら表示するな」の式が入力してあります。

先ほど忘れていたので処方日に作成日が自動入力されるようにしておきました。

あと、期間かな

ここから先は、〇付けな項目が多くなってます。

主病名だとか、一般食とか流動食とか。

こういうのをソフトで表現しようとしたとき、さてどうしたもんでしょう?患者データのところで使った「入院中」のボタンみたいにするのか、ポータルにして、選択肢を登録できる形にしてしまうのか・・・。

今回はボタンで行きます。

項目名をいちいち考えるのが面倒になってきたので・・・。後から自分で分かればなんでもいいんです。ついでに

よくある「その他」用のフィールドを。

まだまだ全然足りないのですが、この後は作りながら考えていこうと思います。

ではリレーションを設定しておきます。

開いたらこのようになってました。分かりやすいように少し移動させて

左「KD」テーブルの「KID]を選んで、右「SYOKUJISEN」の「KID」の上にドラッグ&ドロップ

赤丸部分をダブルクリック

ここの二つにチェックを入れて「OK」

これで下準備はできましたので入力画面を作成していきましょう。

まず、食事箋のIDはいいとしまして、次、患者IDは飛ばし、フィールドピッカーからテーブル「KD」を選択、その中から患者氏名のフィールドを選んで持ってきます。


今、食事箋テーブルではなく、患者データの氏名を選択してますが、なんでそうなっているかは追々わかると思います。

同様に、この中から表示させたいものも持ってきましょう。

生年月日と性別と、必要ならフリガナとか患者番号とか。

「印刷画面ではない」というのをお忘れなく。必要最低限でいいです。

元のテーブルに戻って必要なものを配置していきますが、

とりあえず年齢まで。残りはまた後で作っていきますので、ここまで配置してみます。どちらのテーブルのどのフィールドを表示させるのか、よく考えましょう。

サイズや色、この画面で修正しては困る部分の「フィールド入力」のチェックは外しておきましょう。

氏名の右端空いてますが、一応意味あります。

上部ナビゲーションにもボタンを配置しておきます。

患者データ画面からとってきただけなんですけど。

空いてるところには印刷ボタンでもいれときますかね。

表示、非表示の切り替えの仕組みは頑張って作りましょう。

この画面が患者データ登録画面と違うのは、患者氏名は手入力するのではなく、

「患者データ画面で登録した中から選択する。」

ということです。

ドロップダウンにしてしまえば一番簡単かもしれませんが、持参薬のところに少し書いたように、大量にあるデータの中から一つを選ぶ場合、ドロップダウンにしてしまうと選択ミスにつながるからやってはいけないと、どこかの講演でなんか言われていました。ドロップダウン使うのは性別くらいにしとけってことです。

で、モーダルウィンドを使うのですが、初めて作成したときはちょっと「なんだこれ?」でした。

「別ウインドウ開いて、検索、目的の患者IDを変数に入れ込んで、それを今入力中の画面に代入する。」という作業をするだけなんですが。

ではボタンを作ってみます。

このボタンを押したら患者一覧が開いて、検索して開くと・・・・って、どこかでそんな画面作りましたよね?あれコピーして使えばよさそうです。

必要ないボタンを削除して、ホームに戻るボタンを閉じるに変えて・・・・

最後に選択ボタンの処理を

「単一ステップ」「スクリプト再開」

にしておくのがミソだそうです。

この画面の閉じるボタンは、単純に閉じるではなく、スクリプトの中止も組み込むのを忘れないように。

そして、メインの処理はといいますと、

この一時停止と、先ほどのスクリプトの再開がセットになってるということです。いや、よく考えられてますよね。素晴らしい。

当然このボタンも編集ボタンを押さない限り表示しないようにしておきましょう。

患者が選択できるようになりました?

なんでここで区切ったかと言いますと、ここまでが患者データ画面で入力した値を代入できる部分だから。とりあえず入力だけしておいて、修正が必要なら続けて修正すればいいわけです。

と、こんなことを書いたら、ついにiPod Touch第7世代が発表されました。

賛否両論ありますが、FileMakerGoを業務に使っている人にはありがたいはなしだと。

まず、サイズもデザインもそのままということは、今まで使っていた周辺機器がそのまま使えるということです。はめ込み式のあのクソ高いバーコードリーダーとか使っていたところはホッとしたのではないでしょうか。趣味で使ってる人には面白くないかもしれませんが。

それからチップがバージョンアップされたことで、当然処理が早くなるでしょう。

私は日常第5、第6世代を使って開発していたのですが、作ったソフトを動かしていたら、第6世代でもまれにiPodが固まってしまい、再起動をということがありました。iPhone8+や、同じA10を積んだiPadではそのようなことが今のところないので、さらに動作が安定するのでは?と思います。

あくまで「まれに」です。A8でも十分動いてくれます。ただ、もう一つくらいSoCが上がってくれると処理速度もいい感じなんだけどなと思っていましたので、たとえクロックダウンされてSE程度の処理能力だとしても助かります。

ちなみに第5世代は、すでにFileMakerGoすらダウンロードできなくなってしまいまいましたが、画面の描写も少し追いつかないところもあり、業務端末としてはそろそろお休みさせてあげてもいいのではないかな?と思います。

で、届きました。iPod第7世代。写真は載せません。大きさも形もそのままなので。

当然ながら、FileMakerの処理も早くなりました。画面の大きさを言わなければ業務端末としては十分なものになったと思います。