iPhoneで使用期限監査・・・

Accessで作ったものをFileMakerでも作っておこうかと思ったのですが、まだ医薬品の使用期限の合成シンボルを読み取れて、その値を自由に使えるアプリがないみたいで・・・。

読み取れても他のことには使わせてくれなかったり(SDKの宣伝)、そもそもURLスキームに対応していないのでFileMakerから使えない。組み込みなんてそんな知識ありませんし。

FileMakerから制御できないアプリを利用したとすると、

1、使用期限のバーコードに対応したアプリで読み取ってコピー、

2、FileMakerGoに切り替えて、

3、所定の位置に貼り付ける。

これを手作業でやらないといけないことになります。

めんどくさすぎます。

まあそこは言っても仕方ないんで、対応したバーコードリーダー準備しないといけないのですが、買うときちょっと気を付けないといけないのが

対応って書いてあるけど、白黒反転したような色付きバーコードだと、読めないのが結構ある。

ってここにも書いていますが、特にあそこで売ってる安目のやつ・・・・

と、ここで考えるのです。

「わざわざバーコードリーダー準備しないといけないんだったら、iPhoneである必要なんてあるの?」

と・・・。Excelでよくね?

iPhoneのカメラで読み取れたら便利そうなのですが、バーコードリーダーをわざわざ別に準備するなら、PCで音ならした方が早いです。

作り方はAccessのところで少し書いてますから参考に。Excelで作った時は2、3日考えながら作った気がします。

ということで、この続きはFileMakerGoが合成シンボルに対応するまで延期・・・と思ってたのですが、Excelで使用期限一覧作るついでに作ってみました。

合成シンボル読み取ると使用期限が入力され、残日数を自動計算、一覧表が出来上がります。とはいえ合成シンボルに対応したBluetoothバーコードリーダーを持っていないので今のところ・・・。対応バーコードリーダーを持っていれば、とても便利だと思うのですが、40000円越えるとさすがにですよね。USBなら13000円であるのに。

ということで、私の持ってるUSB→Bluetooth変換器を利用して、L-46X でもXenon1900GでもiOSでUSBバーコードを利用することができました。


ただ手持ちの変換機を利用した場合コマ落ちがひどく、iOSで使う場合はPCで使うときよりさらに転送速度を落とさないといけませんでした。

はじめからBluetooth対応のバーコードリーダーを使った場合はコマ落ちの発生はほぼないです。

あとはLightning-USB変換機を使って、USBバーコードリーダーつないでみるしかないのですが、電圧大丈夫かな・・・。補助電源いるのか?

純正高いし、またあそこで買うしかないのですが、あの怪しいレビューなんとかなりませんかね。当たり外れがかなりありそうなのは仕方がないですけど。一応試してみますかね。

写真は6s。バーコードリーダーはXenon1900G、OCR機能付き。

ということで、買ってきました。あそこで1500円前後。結果から言うと使えました。ただし機種によっては予想通り補助電源が必要です。

私の試せたもので、iPadと11proMax、iPhone12mini、XRはL-46X が補助電源無しで使えましたが、6sとiPod Touch、SE2は補助電源が必要でした。当然ですが、使うバーコードリーダーや変換機によっても違いはあると思われます。

直接つないでいるので、コマ落ちはBluetoothに変換した場合に比べて断然少ないです。

補助電源が必要な機種でも、持ち歩く使い方をしないのであれば使えると思います。

ただ、コマ落ちがないと調子に乗って、連続でピコピコ読み取っていたら、読み取ったら処理が始まるところが、読み取ったバーコードの値が続けて入力されてしまいました・・・。作り方にもよりますが、一つの処理が終わったのを確認してから、次のバーコードを読み取る必要があるかもしれません。

Micropdf417_Kigen.m4v

動画は12miniとL-46XをUSB変換ケーブルでつないで読み取り。

こんなの面倒だ!と思う人は、素直にBluetoothの対応バーコードリーダー購入しましょう。

※※Bluetoothで合成シンボルに対応したバーコードリーダー、購入しました。便利でした・・・。

色々試して私なりの結果を言うならば、使用頻度も考えると、必要時にLightning-USB変換ケーブルでiPhoneにつなげば十分かと。

入庫時に使用期限も毎回読み取るようにしているならPCでいいと思いますし、そもそも日常業務で使用期限を調べるなんて、あっても月1回程度ですよね。

なんで私はBluetoothにこだわってたの?

※まあ、端子部分が壊れないかが気になるからなんですが。


実務もその時だけiPhoneに変換ケーブルでUSBのバーコードリーダーをつないでやってます。

※※上にも書いたように、Bluetoothタイプのものも購入してしまいました。価格と見合うものと思えれば、ケーブルがない分使い勝手はいいです。合成シンボルを読み取る業務が増えたわけではないのですが、バーコードの読み取り性能もよく、いい買い物だったと思っています。

ノートPCとExcelでもそんなに使い勝手は変わらない気もしますが、iPhoneのようなポケットの端末で確認できるというのはやはり「あり」だと。

このネタ、AccessでもExcelでもFileMakerでも書いてるのですが、なぜかといいますと、単純で作りやすいからです。その上たいしたことしてないのに、なんかすごいプログラムが動いてる感があるといいますか・・・。

仕組みは棚卸ソフトと全く同じです。といいますか、ほぼそのまま流用しています。

ピコピコ読むだけで、使用期限の一覧表ができあがるってかなり便利ですよ?

下のサンプル、毎度の捨てアドレスでOKです。

棚卸のソフトではないので合成シンボル対応のバーコードリーダー持っていないと役に立ちません

データ入れていませんので、あそこのデータを自分で準備してください。

実際業務に使ってみて結構よかったのですが、わざわざ使用期限を調べるために再度バーコードを読み取る手間を考えると、棚卸や入庫管理ソフトと一緒にしてしまったほうがいいかと思います。用途によって使い分ければいいだけですし。

ということで、最終的に使っているソフトが上図。

使用期限に関してはFileMakerだけではダメですので、対応したバーコードリーダーと外箱が必要ですが、棚卸のついでに使用期限が勝手に入力されるので非常にたすかります。

卸の発注システムで、お金を払うと在庫管理機能が追加されるみたいなのがあるようですが、私にはこれで十分かな。

入庫の時に使ってもいいかもしれませんね。

2023/08改