バーコードの次はやはりカレンダーでしょうか。
FM19でアドオンからカレンダーも作れるようになりました。となると処方歴をカレンダー様式に表示できないか?と思うのは当然のことでして。
レイアウトの新規作成からアドオンを選択、左下の「+」ボタンを押すとアドオンを追加できますので「カレンダー」を追加
追加されたカレンダーをレイアウトに配置するとカレンダーが出来上がります。というのは検索で出てきますし、それと同時にテーブルが2つ作成されているはずというのも書いてあります。
そこで出来上がったカレンダーに適当にデータを入れてみると
「FCCalendarSampleEvents」
というテーブルにデータが保存されていることが分かります。
ここらあたりは詳しく解説してあるページや動画がたくさんありますので調べてみましょう。
データの保存先を自分で作成したテーブルに変更もできるのですが、そのままこのテーブルにデータを流し込めばカレンダーに表示されるということなので
こんな感じで入力すると、
カレンダーに表示することができました。
正直こんなに簡単にできてしまうとは・・・。Accessで作った時は無茶苦茶苦労したのに・・・。
せっかくなので、注射やハイリスク薬、頓用に色を付けてみたり。
※ハイリスク薬の加算、変わったみたいですがとりあえず。
注射薬だけ表示とかフィルターかけたりもできますが、それは必要なら作ればいいかと。
ただこのままだと落とし穴があるようでして・・・。まあ興味ある方は作ってみましょう。
因みに次の処方が早めに出た場合なんかは赤枠で囲ったように重なって表示してくれます。
さらにポップアップみたいなこともできるので、用法なんかも表示したければ
こんなこともできますが、これをiPhoneで見るにはちょっとサイズが・・・。
ここは処方見た方がいいかもしれません。
202405
上で薬歴カレンダーは出せるようになりました`が、他にも何か使えないかなあということで、外来患者さんの来院予定をカレンダー様式にできたら便利かなと。
データがローカルにあるのかそうでないのかによって、処理速度に大きな違いがでてしまうのですが、仕組みは処方歴を表示させるものをそのまま使えます。
一つレイアウトを作るだけでカレンダーの内容を変更できるって便利なもんです。
ただし、表示させたカレンダーをそのまま印刷となると、PCでしかできない?
PCだとカレンダー部分を右クリックすれば「印刷」という選択肢が出てきますが、iPhoneにそんなものないですからね。
プレビューに切り替えればいいだけと私も考えていたのですが、まあやってみてください。
カレンダーアドオンのiPhoneからの印刷は、何かしらの処理とかテクニックがいるのかな。
※処理時間ですが、ローカルだと15秒程度で終わる処理が、ネットワーク上に配置して共有し、iPhoneから処理させると1分30秒かかりました。さらにODBCだと5分近くかかるので、実際の環境で試してみる必要はあると思います。