Accessとファイル共有

Accessは破損します。

おそらくAccessと共有で検索するとこのような恐ろしい文書がよくかかれていると思います。そりゃファイルですから。

最近はあまりないかもしれませんが、昔からPCを使われている方はExcelが壊れた!なんて経験されたことのある方もたくさんいると思います。

とはいえ、そんなのどのようなシステム使ったとしても起こりうることです。ならば壊れる前提でちゃんとバックアップを取っておけばいいだけです。

ただ幸か不幸か、数十年使っていますが、私はまだバックアップから復元させたということが無いです。だからと言ってバックアップを取るのをやめたことはないですし、最適化も頻繁に行っています。

そのバックアップですが、履歴で取っています。ファイルが壊れることが前提なら、自動で上書きしてしまう方法だと、壊れたファイルを正常なファイルに上書きしてしまう可能性があるからです。RAIDではありません。RAIDもしてあげるといいのかもしれませんが、壊れること前提なので必要なのはバックアップだと思います。

ということで、Accessは一応ファイルの共有ができます。Windowsの共有フォルダにデータファイルを置いてあげることで、複数の端末から同時に利用できるので、良い、悪いは別として、非常に簡単に共有を始めることができます。サーバー機を準備する必要すらありません。

Accessの最大のメリットはこれだと思います。SQLサーバーとか他の知識が必要ないので、専門の管理者がいなくても始めやすいわけです。

ただしちょっと注意しておくといいこともありまして、Windowsのファイル共有にはOSによってクライアント数に制限があります。

その制限回避のため、私の場合はFREENASを利用していました。XPはバージョンによって、5とか10だったので。

Windows10は20までいけるんでしたっけ?

最近はルーターにUSBでハードディスクを付けるだけで簡易サーバーにできる機械なんかもありますしね。

それからAccessの性質上、処理速度は端末側の処理速度に依存します。

とはいえ、OfficeごときにハイエンドPCなんて必要ないです。今どきのPCならミドルクラスのもので(用途によってはローエンドで)十分間に合います。

また経験上、できれば有線LANの方がいいと思います・・・。

理論上は無線LANも非常に高速になり、監査や棚卸等に使う場合は私も無線LANで利用していますが、有線でつないでいる端末に比べるとネットワーク環境の影響をうけやすく、私のいる環境では、データの読み込みに時間がかかったり、接続が切れましたの表示が出たりというのがどうしてもあります。薬局内に無線端末が多すぎて、ルーター1台ではさばききれてないのも原因の一つだとは思います。

そこでアクセスポイント用にもう一台無線ルーターを増やして接続を分散させたところ、微妙に早くなりました。まあ、新しいルーターの処理が色々早くなっただけなのかもしれませんが。