バーコードと医薬品使用期限

最近、薬剤の外箱に2次元バーコードが印刷されている薬剤が増えてきました。ということは、使用期限まで読み取れるってことで、特定生物製剤の使用期限監査ソフトが、そのまま使用期限の管理ソフトとして使えるということなのです。

まあ、普通薬に2次元バーコードは必須では無いので、可変部分が義務化されたとかなんとか見た気がしますが、今のところ2次元では無いものの方が断然多いのですが、無ければ日付だけ手打ちでもいいですし・・・。

正直手打ちなんてやってられないですが。

もともと病棟配置薬の使用期限管理ソフトみたいなものを作っていたのですが、当時はまだ通常の内服薬に2次元バーコードが印刷されているものは「ほぼ無い」状態だったので、いつか使おうかな?程度に思っていたソフトですが、2次元バーコードが印刷(外箱)された製品が増えてきたので、ちょっとだけ手を入れてみることに。

これですね。色々ボタンはありますけど、

こんな感じ。

薬剤の入力はバーコードのみです。

外箱が2次元バーコードの場合、使用期限とLotまで自動で入りますが、調剤単位GS1の場合は使用期限まで入っていませんので、通常は手入力だと思います。私の場合は無駄に高価なバーコードリーダー持ってるので・・・。

因みに左上病棟部分を選択すると

絞り込みがかかり、次に入力するデータの病棟にも選択したものが既定値として入ります。

あとは残日数が60を切るとオレンジ、30を切ると赤で表示され、残日数が少ない順に表示されます。

データが自動的に削除されるわけでは無いので、回転の速い薬剤を登録するとかえって面倒かもしれませんが、そこは職場に合わせて。

作るだけ作って1年くらいほったらかしのソフトだったのですが、使い出したら思ったより便利でした。病棟配置薬の残日数も薬局で見れるので。

おそらく大きな施設はこんなことしてるのです。

入庫の時についでに入力するようにしてしまうのもありかもしれませんね。