iPhoneで医薬品集

(自作編その4)

次の問題は採用薬にどうやってチェックを入れるかです。

インポートする前のデータに入れておけばいいと思いますが、今回はFileMakerを使って。

とは言っても、自分の施設の採用薬のレセプト電算コードがなければ無理なのですが・・・。おそらくレセコンから出せると・・・。

YJコードでもいいですが、今回は準備した表がYJではなく薬価基準コードなので。

どうしてもYJでやりたい!という場合は薬価基準コードをYJに変換後に同じことをすればできると思います。

まずは採用薬の一覧を張り付けるテーブルを準備します。

テーブル名、名前は自分で分かりやすいものにしてください。

では今作成したテーブルに1つフィールドを作成します。

作成したフィールドのオプションを選択し、

グローバル格納にチェックを入れておきます。

できたらOKを押して続けてリレーションシップを選択

こんな感じになっていると思いますので、医薬品集テーブルのレセプト電算コードをドラッグして、新しく作成したテーブルの上に持ってきます。

次に新しく作成したテーブル(オカレンス)をもとに、レイアウトを作成します。

今から作るレイアウトは作業に使うだけなので適当でかまいません。

フィールドが一つだけありますのでとりあえず配置してみますか。

次はポータルを配置します。

Accessでいうサブフォームですかね。

関連レコード部分は薬剤データテーブルを指定します。

どのフィールドを表示するか聞いてきますので「採用」のフィールドを追加しておきます。

なんだかよくわからないデザインですがこれで準備完了です。

ブラウズモードに切り替えてみましょう。

この上の部分に採用薬のコードを改行区切りで張り付けてみます。

図は、分かりやすいように薬剤名を表示させてみましたが、上に貼り付けたコードに対応する薬剤が下に表示されます。

この下に表示された薬剤に採用のフラグを立ててあげればいいわけです。

レイアウトに戻ってまずはボタンを作ります。

ではこのボタンを押したときの処理を作りましょう。

メニューからスクリプトワークスペースを選んで

ここに処理を書いていきます。

新規スクリプトボタンを押して

スクリプトに名前を付けます。

では処理を書いてみます。

OKボタンを押したらまずポータルに移動したいので

次に採用フィールドに「1」を入れてあげたいので

このボタンを押して

ターゲットフィールドは採用なので

フィールド指定で薬剤データテーブルから「採用」フィールドを選びます。

続けて「置換」を押して

「計算結果で置き換える」から

「1」を入力してあげると

これで出来上がりです。

このスクリプトを保存してOKボタンに割り当てると

ブラウズモードから「新規レコード追加後」

この新規レコードをしないと処理が進みません。

何もしなくても採用薬の一覧が貼れて対象データが表示してしまうのですが、採用のフラグが入りません。

グローバルフィールドのみのテーブルを作成して作業に使う場合、この「1件レコードを作成しておく」ってのを忘れがちで、「あれ?動かない」ということが結構ありまして。

OK押すと

採用に1が入り

採用薬が赤く表示されるようになります。