薬袋とインパルス式シーラー
今回は直接Accessとは関係ないです。
もちろんAccessで薬袋の印刷もしてますが、今回は薬袋本体、「袋」のほうです。
まあデザインは色々でしょうが、こんなもんですかね。
最近、後のデザインはかなり減ってきていると思いますが、昔はすべてこれでしたよね。
若い人は自動で印刷されるので手で書いたことなんてないといわれる方もおられるのではないでしょうか。
私の働く施設ではどこでも誰でも印刷できるようにはしていないので、時間外などのために手書きの薬袋もまだあります。
さて、最近ビニールの薬袋を使われている施設、ありますよね。製品化されているものやら、通常のチャック付きポリ袋だったり、片面フィルムだったり。
片面フィルム以外は印刷した紙を入れなければいけないという手間が発生しますし、(他にも書かれてる方おられますが、これが結構めんどくさい。)何よりコストのこともありますので、どこでもお奨めってわけにはならないと思いますが、中身が見えるというのはいいですよね。
私の施設でも昔は全て紙の薬袋でしたが、色々あって今はちょっと使い分けています。一目で中身が残っているかどうか分かるというのは何かと助かることもあるのです。
で、問題なのがサイズです。配薬カートとかの話はおいといて。
A5とかB6がほとんどかと思うのですが、あれ、手を突っ込んで底にある薬、取りにくくないです?
はじめは何でも試してみないことにはということで、ホームセンターで手に入るB6用紙がちょうど入るくらいのものを購入してみたのですが、紙だろうがビーニールだろうが、深すぎるんです。私だけかもしれませんけど。
だからといって特注サイズの袋なんか作れるわけ無いですから、何とかならないかなあと思っていたある日、とある深夜の通販番組で、「食べ残したポテトチップスを」とかなんとか・・・。
見たものがこれかどうかは定かでは無いのですが、今のご時世、ネットで検索すればすぐでてきます。
楽○で3000円前後でした。
とても使いやすいです。私の用途では、ほぼ失敗したことありません。
因みに100均のあれはダメです。使い物になりません。あれはあくまでお菓子の食べ残しに。
※100均のは、分包紙の再圧着にピッタリでした。
ちょっとやりにくいと感じることもありますが、セロテープで止めるより見た目がいいかな?と思ってみたり。
チャック付きポリ袋を「先に」お好みの長さにカットしておき、このシーラーで底を閉じればできあがりです。
紙もサイズを合わせてあげればいいだけなんですが、それを切るのも・・・だったりしますけど、裁断機とか持ってたりするんですよ・・・。何のためか?そりゃもちろん古くなった医療雑誌を背表紙落としてドキュメントスキャナで・・・。
まあ、袋と紙が準備できたので、これでで完成・・・ってわけではないんです。
何かというと「強度」がたりないんです。立ちにくいというか。まったくってわけではないのですが。
病棟で薬剤を管理するのって、薬袋を立てて保管してません?試してみれば分かりやすいのですが、通常のチャック付きポリ袋に紙を一枚入れただけだと「ふにゃ」ってなってしまい、紙の薬袋より薬が出しにくい場合もあるんです。
さて、ここまでやって、やっぱり紙の薬袋の方が仕事がしやすいとか言われるのもむかつきますから、どうにかならないかなあと周りに相談したら、「クリアファイルに挟んで入れたら?」と。
おお!コロンブスの卵だ!と思いつつ、今では貰えなくなった薬の宣伝の入ったクリアファイルがかなりあったので、それもサイズを合わせて、やっと使えるものになりました。
実際、紙だけ入れるより、クリアファイルにはさんだほうが用紙を入れやすいです。
なにより、紙の袋をビニールに変えただけなのでコストも増えてないですし。
因みに、袋を切ってシーラーで閉じる作業ですが、そんなに大変な作業でもないです。ある程度作ってしまえば後は汚れたりさけたりした分を追加する程度なので。
分包紙にはバーコードが2本印字してあります。
分包紙の長い方は患者番号で、もともと分包機に機能としてついていました。
患者の監査に使っています。
短い方は朝昼夕の投与時間の監査に使えないかなあと入れてみました。
まともには2本目無理なんですが、ちょっと裏技を。
ホントは1本のバーコードにしてしまえれば・・・なのですが、さすがにそんな設定はないもので。
当然、薬袋と中身の患者氏名があっているかにも使えます。
薬袋のバーコードはピッキング監査に使ってます。
※ただし、院内看護師管理だけです。自己管理されたり退院時は紙の薬袋です。
患者さんによっては手が滑って開けにくいと言われたことがあったので。
※※湯〇の分包機で、バーコード印刷の設定はあるのに印刷できないという機械があったのですが、CODE39のフォントをインストールしたら問題なく印刷できるようになったものがありました。最近のものは標準で印刷できるようですが、ちょっと古い年式で、分包紙の印刷デザインを自分でデザインできるタイプのものは試してみると面白いかもしれません。
ただ、その使い道があればですが・・・。