薬剤師とAccessと個人データ管理

さて、初めにも言いましたが、今作成しているソフトはいったい誰が使うのでしょうか?

自分しか使わないならば、テーブルに直接データを入力して間違えても、消しても自分のことですが、複数人で使うならそうはいきませんよね?まあ個人で使う場合でも間違ってデータを消したい人なんていないですが。

そういったときに利用するのがフォームになります。データの入力、閲覧画面ですね。

テーブルと違って、データを消せないように制限したり、表示はできても修正できないようにしたりできます。

実はこのフォームが一番作成に時間がかかります。そしてこのフォームのデザイン次第で使い勝手も変わってきます。

何事も見た目が大切なのです。

いいソフトっていうのは使い方の説明がいらないものだと思うんです。機能が増えれば説明は必要になりますが、個人データを入力するだけのソフトに使い方も何もないですよねえ。見ればわかるようにしとかないといけません。

今回はウィザードを利用していきます。

フォームウィザードを選択して

今、テーブルが一つしかありませんので選択できるデーブル/クエリはその「KD」が選択された状態です。

そのテーブル「KD」からフォームに何を表示させたいか聞いていますので全てを選択します。


画面スタイルですが、初めて作るときって色々変わったデザインの背景を選択しそうですが、本当に作ったソフトを利用するならば背景は単色がベストだと思います。長時間みると目が疲れます。  

このままでもかまいませんが、標題等修正したいのでデザインビューに切り替えて、並びや背景色なんかも調整して

とりあえずこんな形にしてみました。

フォントや背景色はお好みで。

使い勝手を考えて、タブオーダーも修正しておきましょう。

プロパティからタブ移動順を変更してもかまいません。

さて、このままではただテーブルの表示方法を変えただけです。誰にでもデータの修正もできれば削除もできます。

たとえ自分しか利用しない場合でも、意図せずキーボードに手があたっただけでとか、そういったことを防ぐためにも修正したいときは「修正ボタン」を、削除したいときは「削除ボタン」を押したらみたいな形になる方がいいと思いません?

そこでフォーム全体のプロパティから「更新、削除、追加」の許可をそれぞれ「いいえ」に設定します。

これで削除も追加も修正もできなくなりました。

では続けてフォームヘッダー部分を広げてボタンを作ってみましょう。

コマンドボタンウィザードが起動したら、今回はキャンセルします 

ボタンが1つ出来上がりました。