Accessと服薬指導3

久しぶりにAccessの記事を書く気がします。

1人薬剤師なので、現在服薬指導すらしていない状況なのですが、他の施設で服薬指導記録部分を使い始めたいので多少修正してもらえないか?と。

修正といっても記録部分はほぼそのままで、文例選択部分に関しての機能追加です。アドヒアランスがどうのこうの。

カチカチダブルクリックしていくだけで色々入力されていくようにしてくれと。SOAPだけでは足りないってことですね。

文例の登録が大変なので薬剤の分類別に選択肢を登録できるように作ってくれと言われ、(採用薬1剤ずつに登録しないとダメだと思うよ?と言ったのですがとりあえず。結局はその通り修正することになるのですが。)今までのものとは別に文章を選択する画面を作ることになりました。

ここで活躍したのが重大副作用と初期症状の表です。10年以上も前に作成して誰も使わなくなった状態だったものがここにきて役に立つとは・・・。

少し画面が小さいので分かりにくいですが、

前のページで作成した重大副作用を選択すると、初期症状が文例に追加されていくようになっています。これで文例を作る作業がかなり短縮されました。いや、ホントにあれだけ苦労して作ったものが使える日が来るとは・・・。

右側に分類が書いてあります。ここを選択するとコメントも切り替わるようになってますが、最終的には薬剤名になるのかな?

採用薬全てのデータとなると、それなりに大変だったりしますが、それを一人でコツコツやったんです。添付文書をそのまま突っ込むこともできますが、それをすると無駄に文章が長くなってしまうので今のところはやっていません。

最終的にはこのような形になりました。

服薬指導内容入力中の患者の薬歴が表示され、その中の薬剤を選択すると指導文例も切り替わるようになっています。

ソフト作りに慣れてくると、この画面見るだけで大体どんな処理してるか想像できるようになってくるんですよ。さらに言えばネット上に公開してある画面見たら「ああ、これいいねえ」みたいな感じで作れる人も。私が思うくらいなのですからプロの方はもっと思うでしょう。だからあんまり細かな画像は公開されてないのでは?と思うのです。

作る方から言うと、すごい苦労して考えたアイデアが、画面見ただけで作られてしまったら悲しいですもんね。でもやることおなじだから、どこのベンダーが作ったソフトも最終的には似たようなものになってくるのは当たり前なんですよ。

因みに、副作用入力したら初期症状の部分は私のオリジナルです。一応はるか昔、どこかにポスター発表したんです。

これがなかったら1薬剤ごとに副作用や指導文例を登録する仕組みを作ろうなんて思わなかったかな。