iPhoneと服薬指導

使うかどうかは別にして、病棟で情報提供をしたらその場で何か入力できる機能があるといいのかなと思い、

やりたいことは、iPhoneで入力したコメントを他のソフトで利用できないかな?と。

コメントの入力の仕組みに関してはそんなに難しいことではありません。コピペ機能なり、文例リストなり作って、足りなければ手入力するだけです。

問題はそのデータをどうやってPCにコピーするか?

iPhoneとPCで同期の仕組みを作ってあげるならどうにでもなりますが、そうもいかないこともありますよね。

今、職場で何かシステムを利用しているとしたら、そのデータベースを接続して・・・なんてできない場合の方がむしろ多いと思うのです。

そんな場合はどうしたらいいのかなあ?データはテキストに変換してPCと接続・・・とか考えてたんですが、よくよく考えたらまたもや

「QRコード使えばいんじゃね?」

ってことに気がつきまして。

そりゃ少し手間はかかりますけど、再度入力するとか、iOS端末PCにつないで・・・とかよりは早いのではないだろうかと。

さらに言えば、バーコードを使うってことは

相手がどんなシステムでも関係なく使える。

てことですよ。当然今あるシステムがテキスト入力するようなタイプならですが。

で、今度はPCの方のバーコードリーダーをどうするか?ってことになるのですが、ちゃんとあるんですね。携帯のカメラをバーコードリーダーにしてしまうソフトが。Android版なんですけど。

手元に使わなくなったAndroid転がってません?

ということで

保存したデータをコピーして、QRコードを作成してくれるアプリなんかを利用すれば

こんなのできますから、これをPCの所定の位置で読み取れば再入力するよりは楽なのではと。

QRコードをFileMakerGoで作る仕組みは今のところ保留。ネットに繋がっていない状態でもQRが作れるようにと考えた場合、私には無理だったので、おとなしく外部アプリを使うことにしました。

文字数の制限とか、少し気にしないといけないところもありますが、500文字もあれば・・・。収まらなければ分割保存すればいいですし。

※この文字数500ってのはフリーソフトを色々使うこと前提のお話です。使うソフトによっては当然上下します。

厳しいところはAndroid端末をバーコードリーダーの代わりにするソフトを・・・となった時点で「ダメ」といわれそぅですが、その場合は日本語QRコードに対応したバーコードリーダーを準備しましょう。バーコードリーダーが準備できるならそのほうが早いです。

今は日本語QR対応したのでも2~3万位であるみたいです。もっと安価なものもありますが、連結QRに非対応だったりしますのでよく確認して購入しましょう。

医薬品集からはじまりまして、服薬指導のコメント作成機能まできました。エラーを潰しながらなので時間はかかりましたが、内服に関してはiPhoneでなんとか間に合いそうかな?まだなんか必要な機能ってありますかね?

薬袋とか、指導箋のような印刷前提のものに関しては初めからFileMakerでは作ってません。それはすでに既存のシステムでやってることでしょうし。

stand-alone のアプリですが、QRを使うと、ある程度他のシステムとの併用みたいなことも考えられるかもしれませんね。

と、ここまできてまた問題になるのが、ボタンを押す回数です。

上のテキストをQRに変換する場合、フリーソフトだとボタンを最低7回おさないといけないんです。いくら再入力するよりは早いといってもですねえ・・・。あれこれ試したのですが結局減らすことができず、最終的に250円払うことにしました。

「QRdeCODE」っていうQRコード開発元の作ったオリジナルソフトです。

このソフト、アプリ起動時の画面を選択できるので、起動と同時にテキストを貼り付ける画面にすることができるんです。

これで当初の目的通り、インストールさえしてしまえば、ネットに繋がっていない環境下でもQRコードが作成できますし、起動時の設定でテキスト貼り付け画面が開くようにすることで、ボタンを押す回数も4回に減りました。

さらにURLスキームにも対応しているので、読み取りに関してはFileMakerから制御できます。

これまで利用していたフリーのバーコードアプリも、起動はFileMakerから行うことができたのですが、「QRdeCODE」の導入で、分割、分割されていない関係無く、1回読み取りボタンをクリックするだけで済むようになりました。

ボタン押す回数なんて1回でも少ない方がいいに決まってますし、なにより、FileMakerから起動した場合、読み取り履歴がアプリに残りまのせんので、個人情報的にも非常に助かります。

バーコードリーダーアプリとしては、割り切った仕様のようで、読み取れるバーコードの種類がかなり限られ、ほぼQRcodeのみにしか対応していないようですが、その他のバーコードを読み取りたければ、FileMakerのバーコードリーダー使えばいいだけです。

ただしあくまで有料アプリなので、インストールしてない人用に、使うアプリを切り替えれるようにしておいた方がいい気がします。

作ったソリューションを試してもらうのに、バーコードリーダーアプリを買ってもらわないといけないでは、使ってもらいにくいですし。

気に入った人はこのアプリを買うと、もう少し便利になるよ?位でいいかと。

こんなことを書いてたら、20200416やっとiPhoneSEが発表になりました。欲しいってわけではないです。新製品が出るってことは、型落ちの中古価格が落ちるってことで、開発端末とか業務用にちょうどよさげなiPhone 6sが導入しやすくなるんですよね。